昨今は日銀の金利上げで円が145〜141円当たりを行ったり来たりしている様である。昨日は143.81円、現在の円の本当の価値は約50年前の価値以下となっている。
2024年度の財務省の借金に対する金利想定は1.9%と2023年の1.1%から大幅に上げて利払い費を増額して予算編成をするとの事!通貨の価値=国家の価値・・と収斂される事は当然の事であるので日本の通貨は上下を繰り返しながら下がり続ける事が今の想定である。
日本人は「超円安」の恐怖の過去の歴史を振り返えると通貨が暴落する「通貨危機」が日本を襲う可能性もゼロとは言えない。
■超円安はどこまで行くのか?
「外貨準備高」(約190兆円、2023年9月末)殆ど米国債⇒困窮時自由に使えない「絵に書いた餅」と揶揄。額面では中国に次いで第2位の準備高を持つ日本。
世界はいま「想定外」のことが連続。異常気象をはじめ不透明な世界情勢の中では、何が起こるかわからないのが常識。国際決済銀行(BIS)が発表した2023年8月の円の実質実効為替レート(2020年=100)は73.19と過去最低となり、1ドル=360円の固定相場だった1970年8月よりも円の価値が相対的に安くなっていると日経新聞は報道している(2023年9月21日)。
インバウンド爆増の原因⇒日本に来ると自国の1/2〜1/3倍安い・・買い物が3倍出来る。
■19世紀に基軸通貨だった英国ポンドは、1992年の「ポンド危機」などを経て通貨の価値を大きく下げた歴史を持つ。「ポンド円」相場の推移を見ると、1971年3月には「1ポンド=864円」だったのが、2011年12月には「1ポンド=119円」にまで下落。ざっと7分の1にまで下落。
7分の1と言えば、円の最高値は1ドル=75円32銭(2011年10月31日)だから、英国ポンドが対円で下落した幅を当てはめると、1ドル=500円を超えることになる。為替相場は、それだけ大きく動く可能性がある。
■通貨危機とは「急激な価格変動」
通貨の大きな変動は、歴史上しばしば起こる。最近ではトルコの「リラ」やアルゼンチンの「ペソ」が急激な下落を続けている。たとえば、ここ3年弱の相場変動を対ドルベースで見てみると、次のようになる。
<トルコリラ>
・1ドル=5.88リラ(2020年1月10日)
・1ドル=28.67(2023年11月15日)・・・リラは1/4.8の価値へ下落、物価142.7%上昇
・1ドル=29.09(2023年12月19日)・・・リラは1/4.9の価値へ下落、現在のトルコの政策金利は40%
<アルゼンチンペソ>
・1ドル=59.52ペソ(2020年1月10日)
・1ドル=350.06ペソ(2023年11月15日)・ペソは1/5.88の価値へ下落
・1ドル=803.08ペソ(2023年12月19日)・ペソは1/13.5の価値へ下落、現在の政策金利は133%
◆急激なリラ安の影響で1年前に比べて36%(2021年12月)のインフレ、急激なリラ安はインフレを招き、年金だけでは暮らしていけない状況。
◆現在進行形で進んでいるアルゼンチンペソ危機も、この1年間で食料品価格などは2倍以上。大統領選挙でもハビエル・ミレイ下院議員が「中央銀行と通貨のペソを廃止し、米ドルを法定通貨にする」という政策(ポピュリズム・自国通貨ペソを国民が信用していない)を掲げて大統領選に勝利した。通貨に対する信任がいかに重要かを物語っている。
■アジア、ロシア……、歴史から学ぶ通貨危機
直近の通貨危機以外にも経済の歴史を見ると、意外とその歴史は古く、かつ数十年おきに起きている⇒格付けの低い国では普通に多発するのが通貨危機である。
〈アジア通貨危機〉
●タイ……90年代前半に1ドル=25バーツ台だったのが、1997年には1ドル=55バーツ近辺まで下落。1997年7月以降、バーツの価値は対ドルで2分の1まで下落。通貨危機直後の消費者物価指数は9.2%に上昇、1998年の実質経済成長率もマイナス10.5%に落ち込む
●マレーシア……1997年7月以降、通貨「リンギット」は1ドル=2.5リンギット程度から1997年の末には3.89リンギット、1998年には4.5リンギット近くまで下落。ドルに対して50%程度の減価となり、1998年のインフレ率は8.5%に上昇。GDPはマイナス7.4%に下落する。
●インドネシア……通貨「ルピア」は、1ドル=2300ルピア台だったレートは1998年1月は1ドル=9662.50ルピアまで下落。IMF(国際通貨基金)の金融支援を受け入れたものの1ドル=1万4000ルピア台まで大暴落。対ドルに対して5分の1となり、当時のスハルト大統領が辞職する政権交代が起きている。1998年の実質経済成長率はマイナス13.1%、インフレ率も75.3%と凄まじい物価上昇に襲われる。
●韓国……アジア通貨危機の中で最も大きな影響を受けたのが韓国の「ウォン」だ。1997年6月まで1ドル=850ウォン程度だったのが1997年12月末は1ドル=1695ウォンまで下落。IMFによって経常収支の改善や財政収支の黒字化など様々な面で要求された。韓国ではIMF危機と呼ばれており、朝鮮戦争以来、最大の国難と評価されている。1998年の実質経済成長率はマイナス6.7%、インフレ率も5.1%の上昇を記録している。韓国の失業率はアジア通貨危機前年の1996年には2.0%であったが、アジア通貨危機発生直後の1998年には7.0%まで悪化(若者の失業率は12%を超えた⇒アメリカに出稼ぎ多)以下詳細
https://www.meti.go.jp/report/tsuhaku2014/2014honbun/i2220000.html
<ロシア・ルーブルショック>
◆アジア通貨危機はアジアにとどまらなかった。当時、原油安の影響などで財政危機に陥りロシア国債の債務不履行(デフォルト)を起こしている。この影響で、アジア通貨危機が起きた97年当時1ドル=5ルーブル台だったのが、1998年9月には1ドル=14ルーブル台に下落。1999年10月には1ドル=28ルーブル台にまで下落している。
ロシア国内ではハイパーインフレが起こり、99年には消費者物価指数が前年同月比で120%に達している。このルーブルの下落によって、アメリカのヘッジファンド「LTCM」が経営破綻。アメリカを金融不安に陥れ、FRBが救済することになった。
■通貨危機が国民生活にもたらす影響とは?
第2次世界大戦直後や70年代の中南米など、通貨危機に見舞われた国は意外と多い。日本もそのひとつだが、どんな影響を受けるのか。簡単に整理すると次のようになると考えていい。
@ すさまじいインフレに見舞われる
A 政治が不安定となり政権交代がしばしば起こる
B 国内企業が外国資本に買収され、既存の海外資本の企業が相次いで撤退する
C 不動産などの国内資産が外国資本に買われる
D 政府機関等のコストカットが要求され、行政サービスが質量共に低下する
E 国内の優秀な人材が流出し、海外からの出稼ぎ労働者等がいなくなる
■超円安で生活はどう変わる?
円安がさらに進んだ場合、われわれの生活はどうなるのか。すさまじいインフレを体験した国の人々の経験的事実から、大きく4つのポイントに絞られる。
●国全体が貧しくなる
激しいインフレが起こり、企業業績が急激に悪化。賃金の上昇をはるかに上回るインフレが生活を襲い、ほとんどの国民は生活苦に陥る。資産を自国通貨(=円)だけで運用してきた人は一気に財産が半分に減少、生活も苦しくなる。
●政府や地方自治体の財政が急激に悪化する
財政赤字はさらに拡大し、地方自治体の中には職員に賃金が払えなくなるなど、公共サービスが一時的に停止になる事態がやってくる。政府の補助金に頼る年金給付や健康保険、介護保険、雇用保険といった社会福祉事業や公共サービスが危機を迎える。年金だけでは暮らせないレベルまでインフレが進み、生活が困窮する事態が起こる。
●金利が急激に上昇していく
円安を止めるため金利を上昇させることになるため、住宅ローンなど融資を受けている人や企業が危機に直面する。住宅ローンは一気には上がらないものの、利息だけを返し続ける羽目になる場合もある。不動産市場や株式市場は低迷する。
●企業の業績が急激に悪化、国民預金暴落する
海外での収益が円安で急増する反面、日本国内での業績は急激に悪化する。これまで企業がため込んできた内部留保も、円だけで運用してきた企業は資産が半減することになる。銀行は、円預金を引き出して外貨に換えようとする客で混乱し、最悪取り付け騒ぎに発展する可能性もある。経営基盤の弱い銀行の破綻も相次ぐ可能性がある⇒日本の過去事例では預金が封鎖(生活資金しか下ろせない)された。時を経過する度に円の実質価値は1/85程度迄下がり続けた⇒その後デノミの新円発行となった。以下詳細サイト
https://www.smtam.jp/report_column/detail/cat_11/01257/
上記の次のサイトも読み進めるとお金のリテラシーは増す。しかし、「金融機関=借金は善」、と云う組織のサイトである事を十分理解して読むべし(過去の実例データー等は価値有り)。
★今の所、それなりに安定に見える日本でも食糧やエネルギーを自給できていないというリスクが存在する。円安による食糧不足や原油価格高騰といった事態になれば、国民は困窮する。海外の投資家も、日本から資金を引き上げるために、円を売って外貨を買うことになる。激速の超円安のシナリオも完全無視するわけにはいかない。それがリスクリテラシーの本質である。
日本もデタラメ政治が続きティピングポイント(転換点)を超えてしまうと負の循環に陥りトルコやアルゼンチンの様に負の循環の加速度が付く事は当たり前に起きる事である。
★デタラメの、行き着く先は、地獄なり・・当然の事、馬鹿のみ知らず バカの国日本悲し