理解不能な民族!
「世界4位の経済大国、幸福度55位」という不思議な国で
日本は不思議な国です。世界第4位の経済規模を誇り、健康寿命は世界トップクラス。それなのに、世界幸福度ランキング2025では147カ国中55位⇒昨年の51位から4ランク下落。その他の世界的幸福度調査でも日本は調査国最低レベルの低順位です。
フィンランドやデンマークが上位に並ぶ表を眺めながら、日本は少し居心地の悪い沈黙を選びます。「まあ、順位なんて…」と。けれど、この沈黙こそが、日本社会の核心なのかもしれません。
世界幸福度報告書は、幸福を「気分」ではなく、人生満足度、1人当たりGDP、社会的支援、健康寿命、人生の自由度、寛容さ、汚職の少なさ、肯定的感情、否定的感情といった要素に分解して測ります。
この分解は、Q1・Q2論文でも繰り返し確認されてきた方法で、「幸福は構造で決まる」ことを示しています。
世界幸福度報告書2025では次のような主要な幸福度構成要素(調査に使われる説明変数)が示されています:
📊 幸福度評価の構成項目(World Happiness Report 2025)
人生の満足度(Life Ladder) – 自己評価(0〜10)による生活満足度
1人当たりの国内総生産(GDP per capita) – 経済的豊かさの客観値
社会的支援(Social support) – 困ったときに助けてくれる人の存在
健康寿命(Healthy life expectancy) – 健康で生活できる年の長さ
人生の自由度(Freedom to make life choices) – 自分の人生を選択できる自由
寛容さ(Generosity) – 他者への寛容さ/寄付行動
汚職の有無(Perceptions of corruption) – 腐敗の少なさに対する認識
ディストピア + 残余値(Dystopia + residual) – モデルで説明できない幸福の補正値(分析上の統計要素)(+加えてPositive affect/Negative affectなど感情指標も補足されるが、主要な説明変数は上記)
日本の2025年版幸福度指標と各項目の世界ランキング
以下は、世界幸福度報告書2025(147カ国対象)における日本の各評価項目について、報告書で示された順位を整理したものです:
指標 日本の世界順位 (147地域中)
総合幸福度スコア 55位
@ 1人当たりGDP 28位
A 社会的支援 48位
B 健康寿命 3位
C 人生選択の自由度79位
D 寛容さ 130位
E 汚職の少なさ 41位
📌 各指標が意味するもの(簡単な説明)
✔ @ 1人当たりGDP — 経済力の指標
国民1人あたりの経済的豊かさを表します。
日本は28位と比較的高い順位ですが、上位国(北欧や欧米)の伸びが速く、相対的には「もう一歩」という評価になっています。
✔ A 社会的支援 — 困ったときの支え合い
家族や友人、近所の人など、困ったときに助けてくれる人がいると感じられるかどうかの指標です。
日本は48位。世界の幸福上位国と比べ、「支え合い」を感じる割合が低いことが順位を押し下げています。
✔ B 健康寿命 — 寿命と健康の両立
病気や介護に苦しむことなく暮らせる年数です。日本は3位という高評価。高齢化社会でありながら健康に暮らせる期間が長いことが反映されています。
✔ C 人生の自由度 — 選択の自由を実感できるか
「自由に人生を選択している」と感じられるかが評価されます。日本は79位と中位以下。制度上は自由でも、社会的規範・圧力で実感が伴わない可能性が示唆されています。
✔ D 寛容さ — 他者への優しさや寄付行動
寄付や他者への寛容な行動がどれだけあるかと見る指標です。日本は130位と大きく低評価。国際調査において寄付の文化や「他者への寛容さ」が低く出る傾向があります。
✔ E 汚職の有無 — 腐敗感の少なさ
政府・行政・公的機関の腐敗が少ないと感じられるかの尺度。日本は41位。上位国と比べれば改善余地があります。
これらのランキングを見ると、日本の幸福度が「経済力」や「健康寿命」で高評価される一方で、
✔ 自由を感じにくい
✔ 支え合いや寛容さを感じづらい
✔ 社会的つながりが相対的に弱い
…という点が総合順位(55位)を押し下げています。
日本は健康寿命が世界2位、GDPも28位と、ハード面では申し分ありません。にもかかわらず、「人生の自由度」は79位、「寛容さ」は130位。まるで最新のキッチンを備えた家なのに、冷蔵庫の前に立つと「勝手に開けるな」と怒られるような国です。
賃金は伸びず、物価だけが元気に育ち、共働きが当たり前になっても家事と感情労働は主に女性の担当。Q1研究が示す「時間貧困は幸福度を直接押し下げる」という事実を、日本はほぼ教科書通りに再現しています。
睡眠時間は削られ、趣味は「老後に」と先送りされ、気づけば老後が先に来る。これを効率的社会と呼ぶのは、少しブラックなジョークでしょう。
一方で、「日本人は本当は幸せだが気づいていない」という見方もあります。感謝で分泌されるセロトニンの話は科学的にも正しい。ただ、ここにも落とし穴があります。Q2論文では、「幸福を“当たり前”として処理する社会ほど、主観的幸福度は低く出る」ことが示されています。
つまり日本は、幸せを感じる能力が低いのではなく、幸せを“無言で消費する能力”が高すぎるのです。
さらに深刻なのは孤独です。日本の若年成人の30%以上が「親しい人がいない」と回答し、誰かと食事をする頻度は142カ国中133位。世界的には「一緒に食べる」ことが社会的支援と幸福感を強く高める行為だと分かっています。日本では、それが「気を遣うイベント」になってしまいました。
孤独は個人の問題として処理されがちですが、Q1研究が示す通り、孤独は社会設計の結果です。個人主義だけを輸入し、支え合う制度や文化は据え置き。結果、「自由だが孤独」という、コスパの悪い状態が量産されました。
地方移住やシェアハウス、世代混合のコミュニティーで幸福度が高まるという事例は、世界中の研究と一致します。それでも日本は、制度化や横展開に慎重です。成功事例は「美談」として消費され、社会全体は今日も静かに問題を先送りします。
日本は「悪い国」ではありません。ただ、「改善しなくても回ってしまう国」です。この“回ってしまう”ことに慣れ、違和感を飲み込み、悪を許容することが大人の態度だと教え合ってきました。
けれど、幸福度55位は警告です。このままでは、静かに、丁寧に、不幸が常態化していく。
順位に一喜一憂する必要はありません。ただ、「なぜ私たちは幸せを後回しにしてきたのか」を問い直すことは、もう先送りできない段階に来ています。幸せは贅沢ではなく、生きる目的その物だからです。社会の基礎インフラなのですから。
まさに、上記の統計が示す事は、日本人、日本国は目的と手段を取り違えている愚かすぎる民族の国と云えそうですね!不幸になる為に日々汗水たらして我慢に我慢を延々と繰り返し、さらにド不幸になる為に先送りを延々と続けている民族なのですから・・・
ほんと・・昔の人は良く本質を見抜いている。
”バカは死ななきゃ治らない”・・・大きな、大きなため息が出る・・ふぅ〜〜〜〜