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人類の火の仕様と同じくらいの大激変が始まる2026年〜

全固体電池という「未来の電池」が「今の電池」になる現実と、日本という「先送り国家」

全固体電池――。それは長らく「夢の電池」と呼ばれてきた。高いエネルギー密度、燃えにくい安全性、超急速充電、そして長寿命。Q1〜Q2クラスの材料科学・電気化学論文を眺めると、「理論的には可能」「実験室では達成」「条件付きなら成立」という文言が、ここ10年で驚くほど増えている。

つまり、夢はもう夢のままではいられなくなった、という段階に来ている。
(時間軸で見る全固体電池商用化レース)

2025年:パイロットラインと初期量産準備
2026〜2028年:初期搭載・量産開始のトライアル
2029〜2032年:歩留まり改善・コスト競争確立
2033〜2035年:規模の経済で勝ち組が浮上
2036〜2045年:標準化と幅広い用途への普及

世界ではすでに、全固体電池の研究・開発に明確に関与する企業が20〜30社以上、スタートアップや準参入を含めれば約100社規模、大学・研究機関まで含めると数百の組織が走っている。

しかもこれは「研究テーマとして面白いから」ではない。次の10年で、産業構造そのものを塗り替える可能性があるからだ。

トヨタは 2006年から全固体電池の要素技術の研究・開発に取り組んできた、早、19年の歳月が経過した、2020年代初頭とした実現時期予測を5年も繰り下げたが、全固体電池の特許数もブッチギリ世界一で、長年世界で一番の”全個体電池実現最有力企業”と思われて来た!特に日本人は、そう信じ込んで来た様だ!

しかし、5年程前より全世界の全固体電池の開発レースは、もう「苛烈なレース」となっている!トヨタ自動車の開発スピードの5倍速で進んで居る様だ!

全固体電池の開発有望企業の、トヨタ、QuantumScape、Samsung SDI、LG Energy Solution――名だたる企業が並ぶトップ20社を見ると、日本勢も確かに名を連ねている。だが、よく見るとそこには決定的な違いがある。

海外勢は、「失敗する前提で量産ラインを作り、走りながら直す」。日本は、「完璧な仕様が固まるまで、会議で慎重に検討する」。ブラックジョークを一つ言うなら、日本は“失敗しない方法”の研究では世界一だが、“先に成功する方法”の研究では最下位争いだ。

この差は、論文の引用数では測れない。だが、工場の稼働音では一瞬でわかる。

◆ 中国GACの全固体電池が突きつける「現実」中国・広州汽車(GAC)の発表は、その現実を容赦なく突きつけてきた。エネルギー密度400Wh/kg超、釘刺し試験・200度耐熱試験クリア、60Ah超の車載グレード電池をパイロットラインで量産可能、2026年車載化予定。(コスト面は不明)

注;広州汽車(GAC)2025年年間自動車生産172万台・中国・広東省広州市を本拠地とする大手自動車メーカーです。1997年設立の国有系企業で、上海と香港の両方の株式市場に上場・どちらかと云うと中国では成長性の低い旧来型のメーカー!(トヨタとも合弁企業あり)

ここで重要なのは、性能そのもの以上に、「もう車に載せる前提で語っている」という事実だ。

しかもGACは、すでに130万台に搭載された交換式のマガジンバッテリーで累計走行距離500億km・自然発火ゼロという“統計で殴ってくるタイプの実績”を持っている。

Q1論文が示してきた「硫化物系固体電解質の界面安定化」「高温下でのデンドライト抑制」といった課題を、研究室ではなく、実車と量産で潰しに来ている。これはもう「技術展示」ではない。産業戦争の前線報告だ。

◆ フィンランド発「リチウム・希土類不要」という全個体電池と云う、もう一つ驚愕する異質なニュースが割り込んできた。フィンランドのスタートアップ企業の「ドーナツラボ」。リチウムもレアアースも使わない全固体電池。400Wh/kg、5分充電、10万回耐久⇒1回充電で400q走行と仮定すると寿命は4000万qなんて事になる、−30℃〜100℃超。価格は現在最も安いと言われるリン酸鉄リチウム(LFP)電池と同水準

注;「ドーナツラボ」フィンランドのスタートアップ企業で公式発表としては本物の発表であり、実際の搭載計画も存在する。しかし、科学的・第三者の検証データや詳細材料情報はまだ公開されておらず、業界内では慎重な評価や疑問もあるという段階です。

正直に言えば、研究者なら誰でも一度は眉をひそめる数字だ。5分充電を100kWの充電環境では約10分を要すると発言したり、10万回も充電とあるが1回充電10分・放電20分としても300万分(5.7年)かかる!そんな検証は出来ない可能性が高い。

第一財経が指摘する通り、第三者検証が不十分なのは事実だ。だが、ここで重要なのは「本当か嘘か」だけではない。本当なら劇変不可避!!もし半分でも本当なら、既存の特許地図が一気に無効化されるという点だ。

Q1論文の世界では、全固体電池は「硫化物か、酸化物か、ポリマーか」という材料戦争だった。

そこへ「そもそも「リチウム不要」「レアース不要」材料、使いません」と言われた瞬間、これまで積み上げた特許の山が、ただの思い出帳になる。

◆ 現在、自動車用の蓄電池では世界最先端を行くCATLもBYDもただ、手をこまねいているとは考えずらい!猛烈な勢いで全個体電池開発を加速させるだろう。そもそも、中国では「実現=即発売」の強い慣習があるので・・多くの企業が発表する「○○年には実現」なんて発表はしないので本当の実力はつかみきれていない。

特許で守り、特許で縛られる日本!日本は特許大国だ。だが同時に、特許に縛られる国でもある。

失敗すると責任を問われ、挑戦すると空気を乱し、先送りすると「大人の判断」と評価される。気づけば、“何も起きないこと”が最大の成功指標になってはいないだろうか。

Q1論文が示すのは、技術進歩は「直線」ではなく「段差」で起きるという事実だ。段差は、準備不足の者を容赦なく振り落とす。悪に慣れ、危機に鈍くなった社会へ

信用度が高い可能性ある、中国GACの全固体電池2026年商用化は事実だろう。全固体電池のレースは、もう「未来の話」ではない。2026〜2028年という、家電の買い替え周期より短い時間軸に入っている。従来の予定表は大きく前倒しで書き換えられる可能性が出て来た。

2025年:パイロットラインと初期量産準備
2026〜2028年:初期搭載・量産開始のトライアル⇒2026年

2029〜2032年:⇒2026〜2027年:歩留まり改善・コスト競争確立
2033〜2035年:⇒2028〜2029年:規模の経済で勝ち組が浮上
2036〜2045年:⇒2030〜2032年:標準化と幅広い用途への普及

それでも日本は、「まだ様子を見よう」「他社の動向を注視しよう」「議論を深めよう」と言い続けるだろう。

問題は、その間にも世界は容赦なく前に進むという事実だ。悪に慣れ、遅れに慣れ、「日本は日本なりにやればいい」と自分を慰める社会は、技術革新の時代では、あまりにも危険だ。

全固体電池は、電池の話ではない。それは、この国が“決断できる社会”であり続けられるかどうかのリトマス試験紙なのだ。そしてその試験は、もう始まっている。

さぁ〜激動の2026年・・その後の3年は途轍もない劇変に次ぐ劇変の時代となりそうですね!貴方の準備は大丈夫ですか!