BEVは、その寿命の9割以上を、ICE車と比して明らか過ぎる「環境優位な状態」で走り続ける。
「現実から目を逸らす才能」だけが進化した国で――EV論争に映る、日本人の危険な“悪慣れ”
「地球は沸騰している」これは扇情的な比喩ではない。IPCC第6次評価報告書でも、主要Q1論文群でも、平均気温上昇はすでに「不可逆な段階」に入りつつあると冷静に書かれている。2023年には地球沸騰化の後戻りが出来ないティピングポイントを確実に超えた!多くのエビデンスデーターが証明している。
それでも私たちは、どこか他人事の顔でこう言う。「まあ、様子見でいいんじゃないですか」この“様子見”という言葉ほど、日本人に愛され、そして未来を破壊してきた魔法の呪文はない。
BEV(電気自動車)を巡る議論も、その縮図だ。「EVは環境に悪い」「製造時のCO2が多い」「電池が重い」
「充電に時間がかかる」「不便で使えない」――どれも10年前の論文なら通用した話である。
だが現在、BMWを含む複数メーカーと、Q1ジャーナルに掲載されたLCA(ライフサイクルアセスメント)研究は、ほぼ同じ結論に達している。BEVは約2万km走行時点でICE(内燃機関)車より累積CO2排出量が逆転する。
そして、世界の平均的な自動車の廃車時走行距離は約20万km。つまりBEVは、その寿命の9割以上を、明らか過ぎる「環境優位な状態」で走り続ける。
この事実を無視して「EV一辺倒は失敗だった」と語ることは、喫煙者が肺のレントゲン写真を見ないように、血糖値の結果を封筒ごと捨てるような行為、ガンのステージUと宣告されてもまだ痛くないと平気で無視する行為や肺ガン患者の前でタバコを吸う行為に等しい。
さらに厄介なのは、ロボタクシーという“次の現実”だ。Q1論文では、自家用車の平均稼働率は5%以下。一方、ロボタクシーは40〜60%に達する可能性が示されている。つまり、1台で10台分以上の仕事をする車が生まれる。車両生産が1/10になれば製造時のCo2排出量も1/10になる。
そして、その主役は例外なく現在でもICE車の3倍の高効率のBEVだ!さらにBEVの伸びしろは広大である。もう成長する事は無い枯れた技術のICEは、ここで完全に詰む。燃費以前に、構造的に「稼働率社会」に耐えられない。それでもなお、日本ではこうした前提を丸ごと無視し、「EUが揺らいだ」「HVが伸びている」「トヨトミは正しかった」という“安心できる物語”だけが山ほど宣伝され、書き込まれ消費される。
ここに、日本社会特有の病理がある。
明らか過ぎるデーターを無視する!問題を解決しない。先送りする。先送りを正当化する。そして、その状態に慣れる。いつの間にか「悪を許容する社会」が完成する。
HVが売れているのは事実だ。しかしそれは、補助金とインフラ整備の遅れが生んだ“過渡期の歪み”であて、最終解ではない。多くのQ1論文が指摘する通り、HVは「排出を減らすが、ゼロにはならない」という中途半端な延命装置に過ぎない。
トヨトミの全固体電池も、魔法ではない。10年以上「もうすぐ実用化」と言われ続けている技術ほど、日本人が安心して思考停止できる材料はない。仮に実用化出来たとしても、コスト高で産業競争力は無さそうである。全個体電池の実現は“未来の予定表”ではなく、明らかな現在の技術劣後の責任回避の言い訳になっている。
EUの規制修正も同様だ。「現実に戻った」のではない。政治が産業と有権者の悲鳴に、一時的に、なおかつほんのちょっとダケ、折れただけで、ICE車温存派に実利は皆無である。気候物理学が方針転換したわけではない。
それでも日本では、内容を全く理解しないまま表面の言葉だけ都合よく解釈して「ほら見ろ、急がなくてよかった」という声が広がる。この瞬間こそが、最も危険だ。事実よりも安心。科学よりも空気。未来よりも今の不快感回避。
こうして日本は、“失敗しないために何もしない”という最悪の戦略を、また一つ完成させていく。
そうこうしている停滞の間に中国は掃除機メーカーさえBEVの最高出力1903馬力のハイパーカーを開発してしまう。以下その詳細
https://news.yahoo.co.jp/articles/2c23236aea64989a7112e9a830d93a8eb4c4bbf4
https://youtu.be/N5-v5fGWn9M
方や時代遅れの地球沸騰を加速させる大排気量ガソリンエンジンでの悲しきクルマ屋のクルマの低性能と低レベルデザイン、以下詳細
https://carview.yahoo.co.jp/news/detail/4e71c032d89d8532052a167cb176e4bea578d735/
BEVの是非を巡る議論は、単なる自動車論争ではない。それは、不都合な現実を直視できる社会かどうかという、日本人自身への問いだ。
問題を先送りすることに慣れ、悪を悪と呼ばなくなり、「そのうち誰かが何とかする」と思い込む社会は、気づいたときには、選択肢そのものを失っている。
危険なのはEVではない。地球沸騰化を無視するリーダーの存在だ!危険なのは、現実から目を逸らす才能だけが進化した、この国の“悪慣れ”である。そして残念ながら、それはもう、かなり重症だ。――ここまで来てもなお、「まあ様子見で」と言える私たちは、本当に、賢いのだろうか。
もう、日本人以外は正解を知って居る!3倍以上の効率差が同じに見える不思議な生き物!日本人!