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真なる学びの価値は⇒健康になり未来リスクが事前に理解可能

弊社では住宅ローンを組んでいただくお客様の多くは、「全固定金利+ガン特約」の商品をお勧めして来ました。そして多くのお客様は当初ご自分が変動金利との思いを変更して頂いていました。

昨今の金利高騰を、私はすでに数年前より見込んで居ました。そして日本人のローンを組む主役の男性の3人に2人はガンを罹患しますし、働き盛りの若年性のガン罹患率は増加中です、米ハーバード大学の研究者たちが2023年9月、過去30年間で14歳から49歳までの新規がん患者が8割増えたとする報告を、イギリスの医学雑誌に掲載した。この様に日本でも若年性のガンの増加は顕著です。

ローン期間中にガンになると・・それは、それは、人生過酷ですよ!そしてガンリテラシーを高める事もとても重要です。日本の医療の特殊性も理解する必要がありますね!

日本の厚生労働省の定めたガイドラインという名の安心毛布にくるまれて。自分のがんと向き合う事をしない日本人の危うさがとても心配です。

例えば同じ「乳がん」という名前でも、実際のがん細胞は驚くほど多様です。概ね14種類のガン細胞の種類があり、ガンステージも種類別に21ものステージに分類される。

乳がんはホルモンに反応するかどうか、HER2というスイッチを持つかどうか、増殖スピードは速いのか遅いのか。ER、PgR、HER2、Ki67──これらは単なる検査項目ではなく、がんの性格表です。穏やかな性格のがんもいれば、短気で暴走しやすいがんもいる。

腎臓がんも乳がんと同様に約20種類のガン細胞が存在している。多くのガンは本当に色々のガン細胞の特性を持つのです。

さらに罹患した患者の耐力や免疫力や薬剤耐性や治療耐性は、精神力は全部違います。最適治療の解は患者と医者のディープな相互理解が不可欠なのに、その一番大事な部分は時間が無いでカットされる事が殆どです。それなのに、私たちはしばしば「同じ部位だから同じ治療で大丈夫」と思い込みたくなります。

同じ部位の同じ種類のがん細胞でも・同じ薬が効果が有るがん細胞も有れば、全く効かないガン幹細胞と云う、薬の攻撃から隠れて逃げ切るがん細胞も存在しているのです。再発の多くはこの、1個(極少の)の生き残ったガン幹細胞が免疫低下を好機と捉えて、再度増殖する事で起きます。

ガン治療が完璧で無い理由は単純です。日本の医療は、厚労省が定めた「標準治療」という安心毛布にくるまれているからです。ガイドラインは本来、”最低限の安全”を守るためのものですが、医者に取っては仮に医療裁判に成ろうとも確実に勝てる医療選択なのです。

ガイドラインには患者別、ガンの性格別の治療方法は細分化は十分に患者個人個人の特性に最適化はされては居ません。しかし、ガイドライン優先が、保身でいつの間にか「考えなくていい理由」になってはいないでしょうか。

医師にとって患者は、年間何百人のうちの一人。一方で患者にとっては、その医師が人生で唯一の主治医です。この非対称性は、医療経済学や医療倫理のQ1論文でも繰り返し指摘されています。それでも日本では、この溝を埋める努力が制度的にほとんど用意されていません。

なぜなら、患者が深く考え始めると、「診療時間が足りない」「説明責任が増える」「責任の所在が曖昧になる」からです。

結果として、患者のQOL・・「どれだけ長く生きるか」ではなく「どう生きるか」は、いつも治療成績の後ろに並ばされます。副作用で日常が壊れても、「数字は良いですから」と言われる。まるで人生が、エクセルの1セルに収納されたかのようです。

そんな中で、2025年にNatureに掲載された研究は、この構図に静かな疑問を投げかけました。断食(ファスティング)が、ホルモン受容体陽性乳がんの治療効果を高める可能性がある──この話は「断食が万能だ」という単純な物語ではありません。

しかし、既に40年前にも間欠的な断食のガン効果は民間療法等で効果が認められている事例も有るのですが、現代医療は40年余もこの事実を研究もせずに無視し続けて来たのです。

すでに間欠ファスティング(16時間断食)はオートファジー効果を高める多くの研究結果も証明されています。

そして40年後の今、この研究では、治療中に48時間の断食を取り入れると、腫瘍の成長がより強く抑えられたという結果が出ています。

断食によって、インスリンや血糖が下がり、ストレスホルモン(グルココルチコイド)が働き、細胞は「修復モード」に入る。その結果、正常細胞は守られ、がん細胞だけが不利になる。これはがん代謝研究や老化研究のQ1論文群とも整合的です。

興味深いのは、ここに「生き方」が介入している点です。薬だけでなく、食事のリズム、代謝、体の使い方。つまり、治療と生活が地続きであるという、ごく当たり前の事実です。

しかし日本では、この手の話が出るとすぐにこう言われます。「エビデンスがまだ十分ではない」「ガイドラインに書いていない」「患者が誤解すると危険だ」

確かにその通りです。けれど同時に、私たちは別の危険を見落としています。考えないことに慣れすぎた社会の危険です。

がん問題を「専門家にお任せ」し、制度の不備を「仕方ない」で流し、QOLの低下を「みんな同じ」で正当化する。この“悪慣れ”こそが、日本のがん医療の最大のリスクかもしれません。

患者ががんリテラシーを持つことは、医師を疑うことではありません。自分の人生を、医療と対等に並べることです。「標準治療を受けながら、どう生きたいか」「数字が良くても、失いたくないものは何か」その問いを持つこと自体が、すでに立派な治療の一部なのです。

ガイドラインは最低限、治療ミスからは守ってくれます。しかし、患者個人に取って最適な医療で有る可能性は十分では有りません。患者個人、個人、全部違う価値観の人生までは守ってくれません。その最後の一線だけは、患者自身が引くしかないのです。静かに、しかし確実に。