平気で真逆のダメ政策に戻る自滅民党政権が大人気
「円信仰」で日本人が貧しくなる──この言葉を聞いても、多くの人はどこか他人事のように感じているのではないでしょうか。私たち日本人は、円という紙切れに異様なほどの信頼を寄せ、「円こそ安全」「円こそ正義」と信じ続けてきました。しかし、その信仰がいまや“貧しさ”の宗教になりつつあることに、気づく人は少ないのです。
長らく続いた「円は強い」という幻想は、まるで昭和の栄光にしがみつくお守りのようです。確かに、かつての日本は輸出で栄え、円高が「国力の証」でもありました。けれども今や、製造も研究も海外へ、エネルギーも食料も輸入頼み。もはや円安は“国全体の値下げセール”を意味します。
海外から見れば、「安くてお得な日本」──つまりは、世界最大の常時半額以下のディスカウントストアのような国に成り果てたのです。今でも世界の100均ショップに成りかけつつ有り、どん底迄落ちぶれる事も時間の問題です。
そして、そのセール品の中には「人」や「土地」、そして「未来」までも日本のあらゆるモノが含まれています。観光客が殺到する京都では、町屋が次々と外国資本に買われ、地元の人が住めなくなっている。東京ではオフィスもホテルも、タワーマンションの多くも、もはや“日本人のもの”ではありません。円信仰が生んだのは、信仰の対象を外資に献上するという皮肉な現実でした。
それでも日本人は「政府が何とかしてくれる」と信じています。いわば「アベノミクス信仰」から「増税&積極財政信仰」へと宗旨替えしただけ。金利が上がれば「企業が困る」、下げれば「円が安い」「物価高」と騒ぎ、結局どちらに転んでも政治に拍手喝采。
金融リテラシーは先進国最下位、水準でいえばOECD加盟国の中でも下位層に沈む。けれどもニュース番組では「1ドル=200円なんてあり得ません」と微笑む専門家が登場し、視聴者は安心する。──こうして、“思考停止”という名の通貨が日本中で流通しているのです。
現実を直視すれば、もはや国全体が「未来へのツケ払いシステム」で動いています。社会保障費は膨張し、少子化で税収は細る。公債残高は1415兆円を超え、GDPの2.6倍。つまり、稼ぎより借金が2倍以上多い。にもかかわらず、政治家は「財政の健全化より景気対策」と胸を張る。要するに、“今の快楽”を未来の子どもたちのクレジットカードに請求しているだけなのです。
現在の日本人の決定権を持つ大人が、自分の我欲しか考えずに自分の子や孫や未来の子供たちをネグレクトしている状態の今の日本人の恐ろしい現実が有ります。
注;ネグレクトとは、幼児・児童・高齢者・障害者などに対し、保護や世話、養育、介護などを怠り、放任する行為を指します。特に子どもへのネグレクトは「育児放棄」とも呼ばれ、身体的・医療的・情緒的・教育的な基本的ニーズを満たさない児童虐待の一種です。
さらに政府みずから南海トラフ4連動地震や首都直下地震や富士山噴火まで、まもなく起きると宣言をして被害想定(合計3000兆円以上)を出している、しかし、その大被害を減らす事も起きた時の準備も全く放置の状態ですね!
さらに上下水道や橋は堤防、道路等のインフラの老朽化も放置で、まもなく過半以上が耐用年数を超えていくことも、莫大な修繕費も計算されている。しかしその崩落の大被害を減らす事も起きた時の準備も全く放置の状態ですね!
そして、国民もそれに慣れました。悪に慣れ、不正に慣れ、借金に慣れ、沈下に慣れる──この国では「悪慣れ」こそが最大の安定資産。増税も円安も、ニュースで流れれば翌日には忘れられます。「だってしょうがないじゃない」と言いながら、今日もATMの前で安心する。そう、日本は“問題先送りの天才国家”なのです。
気づけば、日本円は「紙くず」ではなく「思考停止の象徴」となりました。為替がどう動こうが、自ら考え、動く人はわずか。円高を恐れ、円安を喜び、しかし本当はそのどちらでもない「購買力の喪失」に気づかない。1ドル=200円にならずとも、心の価値はすでにデフレです。
世界が莫大な投資をしてAIとデータ資本主義へ突き進むなか、日本だけが、全く未来への投資をする事無く“昭和式の預金信仰”にとどまっている。投資をギャンブルと思い、貯蓄を徳と思い、税金を「払わされている」と恨む。けれども、老後のために“円建ての未来”を積み立てるという滑稽さに、誰も気づかないのです。
この国の通貨の価値は、信頼の総量で決まります。けれども、政治も教育も、社会全体が“自分で考えないこと”を奨励してきた。つまり、円信仰とは「思考放棄の宗教」であり、その信者こそが私たち自身なのです。
悪慣れ国家ニッポン。円という鏡に映るのは、通貨ではなく私たちの姿そのもの。もし未来に希望を残したいのなら、必要なのは金融政策ではなく「意識のデフォルト解消」──つまり、“自分の頭で考える力”の再生です。沈む円よりも怖いのは、沈む思考です。その両方が30年前から起きています。もう限界で、物価はドンドン上がり、金利もドンドン上がる事が止る事無く加速度を付け始めます。
さぁ〜3年後・・自滅民党は本当に日本を自滅に追い込む事になる現実を見てみよう。