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その場のハッタリにより2度も上乗せされ、余分に1500億ドル(23.3兆円)もぶんどられる!

「悪に慣れた国の静かな自壊」・・トランプは中国とのディールに負けた様だ!レアアースを握る中国は圧倒的に強い!権威主義国、中国は国内がド不景気で若者の失業率が17.5%なんて事になっていても国民の不満を抑え込む、強権的支配力で国民を支配し続けて居る。

この中国国民の不満のガス抜きに、右翼おばさんの・・存立危機発言は・・不満を抑え込む為に外部に敵を作る作戦に利用された。中国政府の”日本は危険”のプロパガンダを仕掛け中国インバウンド激減で中国インバウンドに依存する日本の観光業者は大打撃です。

右翼おばさんの不用な(低知能が故の)一言で、日本の国益は大棄損をした、それでも日本人の75%は右翼おばさんを熱烈に支持をし続けて居る。

すでに1年前のブログでも記した事であるが、世界はG2と宣言をしたアメリカ!損得が全てという国は、ほんとうに不思議な”金が全て”と云う品格の低い国です。自由と民主主義の旗を掲げながら、その裏で経済力、軍事力を武器に「俺様ルール」で世界を揺さぶる。そして今また、トランプ氏という“アメリカ流の王様”が、やりたい放題の政治ショーを再演しようとしています。

彼は、最も強い味方で有ったカナダにまで高額関税を突きつけ、「お前の国を51番目の州にしてやろうか」と脅しをかける。それを聞いてカナダの人々は、静かに怒り、「カナダ製品を買おう」という札を掲げました。まるで冷戦時代のボイコット運動のように、庶民の台所から小さな抵抗が始まったのです。

アメリカのウイスキー蒸留所の社長は言いました。「3倍に拡大するはずの事業が、ゼロになった。まるでウイスキーの味が急に悪くなったみたいだ」と。しかし、悪くなったのはウイスキーではなく、人間の理性のほうだったのでしょう。

カナダの観光客も、アメリカ行きをやめました。「歓迎されない国に、誰が金を落とすか」と。ニューヨーク州のゴルフリゾートでは、客の7割を占めていたカナダ人が激減。掃除スタッフを減らし、営業時間を短縮し、それでも「私たちは何も悪いことをしていない」と嘆く経営者。ほんとうに傷つけたのは経済ではなく、信頼という名の空気だったのです。

それでも、トランプ氏は自分の支持者に向けて「俺はアメリカを守っている」と胸を張る。反知性主義が拍手を浴び、怒鳴る政治が喝采される。もはや“理性”より“感情”が票を集める時代。アメリカは民主主義のふりをした感情国家になりつつあるのかもしれません。

けれど、もっと不思議なのは、そんな“やりたい放題の帝王”に、唯々諾々と従う隣国・日本の姿です。

・防衛装備を買えと言われれば「はい」。
・自動車関税を上げられても「はい」。

・その場のトランプ氏のハッタリディールで米国企業へ5500億ドル(85.6兆円)の莫大な規模の投資を求められても「はい」。これは当初官僚同士の下打合せでは4000億ドル(打ち合わせ用レジメに記載)で有ったのがトランプの、その場のハッタリにより2度も上乗せされ、1500億ドル(23.3兆円)も増加させられた。この言われるママを交渉と言うのだろうか?

・気がつけば、日本はアメリカの下僕的「世界一高い授業料を払う貧困劣等生」になっていました。

怒るでもなく、抵抗するでもなく、「まぁ仕方ない」とつぶやいて飲み込む。これが日本流の“外交術”だとしたら、もはや奴隷化芸術の域です。悪に慣れ、理不尽を受け入れ、そして自分でも気づかないうちに心が麻痺していく、この“悪慣れ”こそが、日本の静かな病です。

昔から日本人は「波風を立てない」ことを美徳としてきました。しかし、今やその穏やかさが、悪を許す沈黙へと変わってしまった。理不尽な政治も、税金の無駄遣いも、トランプ氏の横暴も、「まぁ、日本じゃないし」「どうせ変わらないし」で片づけてしまう。

気づけば私たちは、他人の痛みを平気で無視できる冷徹な感性や、自己に被害が及ぼうとも真剣に怒る力を失った国民になっていました。怒ることより、あきらめるほうが楽だから。声を上げるより、見ないふりのほうが平和だから。自滅民党は権力維持の為に・・不満だらけの日本人に”施し”を与えて支持を取り付ける。

まるで・・乞食(こじき)・・国民である。

でも――その「平和」は、誰かの犠牲の上に成り立っています。そして「従順」は、いつか「服従」に変わります。

カナダはボイコットで意思を示しました。一方、日本は今日も会議室で「トランプ氏のご意向は?」と尋ねている。まるで自国の未来より他国の顔色を気にする国のように。

アメリカが衰退するのは、反知性主義が広がるから。そして日本が衰退するのは、9割の下級国民に反知性主義が広がり、10%の上級国民は、俺様は困らないと、日本のド衰退現状の原因を知っていても沈黙するから。

私たちは、悪を理解出来る思考力を手に入れなければなりません、その上でもう、“悪に慣れる”のをやめなければなりません。慣れるというのは、死ぬことです。怒らない(公憤の無い)社会は、すでに心が死んだ社会です。

トランプ氏の強権よりも怖いのは、それを「仕方ない」と受け入れる私たち自身なのです。