過酷を好む日本人
人手不在社会と未来への処方箋・・エビデンスデーターは嘘を言わない!確実な未来が予見可能。
気づけば「人手不足」なんて言葉も生ぬるく、「人手不在」社会が現実のものとなりつつある日本。2024年、就業者数は6781万人と過去最高を記録したが、手放しで喜んでいる場合じゃない。労働力を支えてきたのは、すでにG7トップクラスの生活苦の為に働かざるを得ない女性や70代、80代でも働く高齢の労働者が増加したからですよ。
もう、死ぬまで働かざるを得ない日本では、これ以上の労働力の伸び代は限られているのだ。2030年には働き手は減少し、2040年には6375万人にまで落ち込むと予測されている。まるで満員電車が徐々に空いていくようなものだが、この場合、快適になるどころか経済がガラガラに冷え込む恐れがある。
その労働力激減を緩和するのが、AIロボットだが、日本はこの分野では世界最遅の状態です。外国に依存するしか無く、デジタル赤字や経常赤字の原因を作る事に成ります。
◆日本の古い非効率な経済構造、社会構造の抜本的な改革が無ければ先が無い。
大企業と中小企業の搾取型の多重ピラミッド構造が日本を衰退に導いている。以下は日本で働く労働者等のデータです。2025.12.01・日本経済新聞一面左参照
大企業 中小企業
企業数 1万社 336万社
従業員数 1438万人 3309万人
賃上げ率 5.39% 4.65% ・・・ティア3以下はほぼゼロ?
労働生産性 1666万円 606万円・・・実に大企業と中小企業の差は2.74倍もある。
営業利益率 7.8% 3.1%
日本の歴史的に継続している選ばれた上級国民が下級国民を支配し搾取する日本独特のビジネスモデルを破壊しない限り日本の成長は無いのだろう。とにかく、”新芽を踏み潰す”村社会の社会構造に日本は、なって居る。特に日本の銀行システムは致命的に時代遅れである。
◆生産性向上は救いの手か
こうなると期待されるのは、生産性の向上。労働力が減るなら、少ない人数でたくさん生み出すしかない。新潟県湯沢町の老舗ホテル「ryugon」を運営する「株式会社いせん」では、多能工化で売上高を20年で8倍に伸ばした。「1人3役」どころか「1人6役」もこなすというから驚きだ。もはや人間というより変身ヒーローのような働きっぷりである。
従業員の賃金も県内全産業平均以上に引き上げ、定着を図っているのもお見事だ。まさに“働きアリの法則”を超越する日本版スーパーワーカーの誕生だ。さぞ、その過酷すぎるストレス度を創造しただけで身の毛がよだつ
上記の例外的な事例など、日本全体としては全く役に立たない!全体に及ぶシステムとして中小零細企業が力を付ける機会の平等社会のチャレンジ者の応援システムが必要である。そして失敗に寛容となり、何度も何度もチャレンジできる事が重要ですね!・・日本は真逆、”溺れた犬を上から棒で叩きまくる”人間ばかりの社会である。
日本企業の52.1%が後継者不在という状況の中、救世主として期待されるのが外国人労働者。2024年には230万人に達し、2040年代には日本の人口の10%を占めると言われている。しかし、ここで一つ問題が。優秀な外国人はわざわざ賃金の安い日本を選ばないのだ。国際競争力は低下の一途をたどり、都市部では外国人比率が2〜3割になりそうだが、肝心な人材は海外へ流出。
JICAの試算では、2040年に外国人労働者が688万人必要だというが、フィリピンの技能実習生が日本で技術を学んだ後、カナダへ旅立つ現実を見ると、日本はまるで“踏み台”のような存在だ。悲しいかな、日本の魅力は安く「学ぶ場」であって儲ける為に「働き続ける場」ではないのだ。当然だ!日本以外で働けば賃金は2倍以上なんてもらえる訳であるから・・
◆AIとの共生?それとも侵略?
そしてやってきたのがAIという救世主(あるいは侵略者)。オックスフォード大学のマイケル・オズボーン教授は、「手先の器用さ」や「創造性」、「コミュニケーション力を伴う仕事」は代替されにくいと語る。看護師や美容師がAI化される日はまだ遠いようだが、オプティマスなどは急送に指の感覚が向上をしている様だ。繊細な指の感覚をヒューマノイドが手に入れるのも時間の問題ですよ。
気づけばオフィスの中で静かにAIが仕事を片付け、人間は「確認ボタンを押すだけ」の仕事に追いやられるかもしれない。未来のビジネスマンのスキルセットが「ボタンを押す能力」なんてことにならなければいいのだが。当然の事だが・・ボタン押すだけは高賃金で有ろうはずがない!そしてボタンすらもヒューマノイドが押す様になる事も間違いない。
◆成長の鍵は「人財の幸福」⇒日本は真逆の政策でドンドン不幸せな国民が爆増している。
皮肉なことに、労働環境の厳しさが増す一方で、海外では「社員の幸福」が企業成長のカギとされている。米国の調査では、幸福度の高い従業員は創造性が3倍、生産性が31%も高いという結果が出ている。米国の求人検索サイト「インディード」では、ウェルビーイングスコアが10ポイント上昇すると、応募が12%増えるというから驚きだ。
一方で日本はどうか。パーソルホールディングスの調査では、仕事に喜びを感じる割合は世界138カ国中104位。G7の中では堂々の最下位だ。働きアリどころか“働きロボット”のような現状で、幸せを感じろと言われても無理がある。
ストレス大国、人間不信大国の日本は・・働く世代を中心に精神を病む日本人の割合は急速に増加している。さらに12歳の少年、少女期にSNS多用者の16歳時点でのメンタル不調は、1.6倍以上である。その傾向は年を重ねてさらにSNSを多用すれば、もっと深刻な状態になるのだろう。
メンタルに”問題有り”の日本国民が2002年には約68万人、2023には156.6万人と21年間で2.3倍にも増えている。その経済的損失は、年間▼7.3兆円(日本の年間税収の約1割にも及ぶ)にも及び、ガンの損失約▼3兆円や、たばこの損失約▼2兆円、水害の損失▼7100億円を遥かに上回って居る状態が今の日本ですね!
◆日本の今後は?:未来は暗い?それとも光明?
こうして見ていくと、日本は現在は「人手不在」という荒波の中、もがき苦しんでいるように見える。しかし、生産性の向上、外国人との共生、そしてAIとの協業がうまく回れば、新しい働き方が生まれる可能性もある。
とはいえ、それがうまくいかない場合は?その時は、私たちも「踏み台」になった日本を横目に、次のステージを探さなければならないのかもしれない。未来が暗いなら、せめて、最低でも日々空腹に耐えなくても良い食料自給率の高い日本社会にしてほしいものである。
AI力最低、人間関係力最低、利他心最低、幸せ度最低、教育力時代遅れ、エネルギー自給率最低、食料自給率最低・正義感最低・環境意識最低・何もかも最低でも平気な民族!・・・”悪”の許容力最高の日本の未来は、どうやら暗そうですね!。暗くす政策をする右翼おばさんを日本人の75%が支持をしてる訳ですから、日本で暮らす限りもうどうしようも有りませんよね!
さぁ〜暗くても、それなりに生き延びる準備を今から始めましょう。