時代の進化を軽視する事で起きる未来の貧困
今後がド心配なニッポン、ハンドル無用の時代にハンドルが錆びつき動かない車を運転し続ける国の未来とは?
環境悪化を気にしないオールドエコノミー企業や国が未だに圧倒的に多い地球!特に日本はCOP30で化石賞を連続受賞中!!沸騰化は加速度を付けて進む大災害時代へと向かう事に成りそうですね!
正しい認識が不可欠・「地球沸騰化時代とは=大災害時代=ムダ金が莫大になる時代=大困窮時代」
オールドエコノミー企業の中でも環境意識の高いBMWによれば、欧州のエネルギーミックスで充電した場合、『iX3 50 xドライブ』の製造開始からのCO2換算排出量はわずか1万3360マイル(約2万1500km)の走行で同等の内燃機関車を下回るという。再生可能エネルギー由来の電力のみを使用した場合、その距離は1万875マイル(約1万7500km)になると発表をしてます。
途轍もなくBEVの方がHV等のICE車と比較して環境負荷が少ない事は、もう多くの研究等で証明されている事です。AI-BEVロボタクシー等で、部品数が半減され、製造工程が半減され、1台当たりの稼働率が上がれば、今後も、もっと排出Co2は減り、環境負荷は少なくなり続ける事は確実な事です。方や構造が複雑で枯れた技術のHV等のICE車では不可能です。
AI-BEV化に消極的なオールドエコノミーの権化の自動車業界はいま、大変革のカーブに差しかかっています。2025年9月19日、「第25回 グローバル自動車業界調査」の結果を発表した。世界の自動車業界は、根本的な変化の時期に入ったことが明らかになったと発表しています。
KPMG(KPMGは、監査、税務、アドバイザリーサービスを提供する、独立したプロフェッショナルファームによるグローバルな組織体)の調査によれば、世界の自動車会社の経営者の36%(たった36%)が「抜本的な変革期に突入する」と認めています。
ところが、AIやソフトウェアに備えていると答えたのはわずか20%(上記36%より、さらに少ない20%⇒80%倒産かなぁ〜)。つまり、エンジン全開で未来に突っ込むふりをしながら、実はサイドブレーキを引いたまま走っている人16%(ラガード)、全く動こうともしない人64%(A&Rマジョリティー)のようなものです。
その中で、テスラはもちろん、ファーウェイ傘下の自動車企業(HIMA)の5つのブランド、シャオミ、そしてBYDといった中国勢は、AIへの莫大な投資にフルスロットル。2025年、中国・アメリカの先進AI企業の年間総投資額は約60兆円/年、今後4年間の総投資額は600兆円/4年間、になるだろうとアリババのCEOは予測しています。
悲しいかな日本では日本AI企業最先端のE2Eの自動運転開発企業チューリングが日本企業や銀行の30社から2025.11月にたったの”153億円”の資金調達出来たと大騒ぎです。投資額の桁が2桁以上少ない悲しき現実ですね!それでも現状、推定1000倍以上強いテスラと勝負するとビッグマウスです。
さらに右翼おばさんの大型補正予算18.3兆円の内、AI・半導体投資額はたったの2525億円(1.37%)しか無い。2525億円の内、AI投資は極少であり、先行きが良く解らない北海道の経産省肝入りのラピダスに、その多くは投資されるのでしょう。ふぅ〜!時代感まるで無し!
金無し、人無し、知能無し、の全部無しでは日本企業がAIでテスラに勝つ事など原理原則的にも第一原理思考で考えても明らか過ぎる無理筋ですね!
今までの日本企業の感覚の様に”無いモノは金で買う”はAIには通用しません、「その企業のAIを買う=そのAI企業に支配される=生殺与奪権を与える」事を意味します。だからAIの効用と恐ろしさを熟知する最先端AI企業は生存をかけて、莫大なAI投資(年間利益総額の数倍〜数十倍)をしているのです。
ニューエコノミー企業の彼らにとって「車」とはもはや鉄の塊ではなく、自ら考える「フィジカルAI」をもれなく搭載した走るスマホ、移動するスーパーコンピューター、ガシェット、人を乗せて運ぶAIロボットです。
AIロボタクシー、AIロボビークルは、基本AIヒューマノイド開発とソフト的には同じ開発です。テスラジャパンのマッチョな社長によれば、テスラ本社ではヒューマノイドオプティマスが普通に本社の工場内で多数働き始めているとの事です。
一方で我らが日本メーカー。ソフトウェア定義車両(SDV)? AIによるサプライチェーン最適化? 顧客体験の一貫性? そんなものより「新型ハイブリッドの燃費向上1%」「新型ICE開発」に夢中です。まるでスマホ時代に「折り畳み式ガラケーの待受け画面をさらに綺麗にしました!」「ガラケーの新型開発中」と胸を張るような感覚でしょう。
実際、調査では87%の経営者が「2030年までに自動運転は全車標準」と答えています。現在の自動運転レベル2+でも人間が運転する現在のICE車より事故率は1/7〜1/10以下となっていて、レベル3、レベル4、レベル5と進めば進む程にさらに事故率は下がって行く事は間違いない事です。
数年前には日本の経営者は「自動運転レベル5は実現不可能」と公言した経営者もいます。「BEVなんて永遠に3割以上にはならない」と言った経営者も居ます。現在でも日本の経営層の頭の中は「慎重に検討中」と出来ない理由ばかり探し回って居ます。
自社の顧客様が多く死んでも良い、多く傷ついても良いと経営判断する企業哲学って!貴方はどう感じますか?私はそんな経営者”人”として腹立たしく思いますけどね!
その我欲第一で変化を嫌う慎重さは、もはや安全運転ではなく、救急車が青信号を見て「青信号でも信用出来ん、左見て右見て、左見て、右見て、左見て・・と延々と繰り返し」安全第一!と言いながら次の赤信号迄停車し続ける頑固者の姿です。止まったまま同じ事を延々と繰り返し1oも進まない!患者は手遅れになりました!と云う話です。
さらに恐ろしいのは「顧客満足」を最重要指標にする企業が16%しかいないという事実。つまり、多くのメーカーにとって顧客は「お客様」ではなく「都合の良い搾取先」「在庫処分先」。一方で業績上位企業は48%が顧客体験を軸に戦略を練っています。結果、欧州のメーカーはAIで部品調達を15%短縮し、北米企業はBEV顧客のリピート率を20%向上。数字を武器に未来を切り開いています。
対して日本は? サプライチェーン再構築が叫ばれても「取引先に迷惑がかかるから」と先送り。多重下請け構造を温存して「ガソリン車は不滅ですの決起集会迄開催する」まるで雨漏りする天井を見て「来年の梅雨が来るまでに修理を考えよう」と言う家庭のようです。しかも、その梅雨は毎年必ず来るのに。
地政学リスクへの対応でも、世界では68%の企業が「生産移転」や「現地拡大」に動いています。しかし日本は「友好国ってつまりアメリカだろ? じゃあ様子見で」。気づけば友好国から「君たち本当に友好なの?」と疑われ「15%関税と80兆円のぼったくりに遭う」る始末です。
時代変化に備えを整えた企業が94%の目標の利益達成率を誇るのに、準備不足な企業は45%どまり。この差を「まあまあ半分は取れている」と慰めるのは、落第点を「赤点じゃないからセーフ」と言い張る学生のようなものです。
KPMG(上記の調査組織)は業界変革の鍵として次なる「@〜D」を示しました。@変革を先導し、A最先端技術を習得し、B信頼を得て、C緊張を乗り越え、D共に成長する。まるで必勝マニュアルのように整った指針です。しかし日本企業に「@〜D」を聞かせれば、「なるほど、では検討委員会を設置して3年後に報告書をまとめ役員会の議決にかけます」となるスピード感である。日本はスタート時間に遅刻し、レースは終わり、表彰台には中国と米国の旗がはためいているでしょう。
こうした姿は、もはや日本全体の構造的な病です。日本人は「悪慣れ」に強い民族。問題を先送りし、悪を許容し、この人悪党だけど俺(自社)には良くしてくれると悪党をリーダーに選び続け、矛盾を受け入れ、不合理を日常として消化する悪党受容力だけは世界一かもしれません。終身雇用も年功序列も、もはや化石のような制度を「伝統」と呼んで守り続けてきました。
だから自動車でも同じです。「これまでやってきたから大丈夫」という信仰心だけで未来に挑む。その姿は、沈みゆく船の甲板で「いや、この船は昭和の日本製で細部をカイゼンに次ぐカイゼン中だから沈まない」と胸を張る乗客にそっくりです。ちなみに昭和からすでに35〜98年、一般的には船の寿命は平均20年なんですね・・
しかし、AIとSDV〜自動運転レベル5への波は待ってくれません。もはや選択肢ではなく「生存条件」。にもかかわらず、日本のメーカーは今日も「将来は検討課題」と書かれた資料を会議室で配り続けています。マルチパッツンウェ〜〜〜で会議の数は約6倍?、計画実行開始から一部実現の5年間を”早い”と云う感覚、その膨大な会議資料の紙を束ねれば、新しい自動車の断熱材くらいには使えるかもしれませんね。
テスラやBYDやファーウェーのニューエコノミ―企業の中でも勝ち組10社程度が未来の高速道路を時速200キロで駆け抜ける中、日本メーカーは料金所で小銭を探して立ち往生している。そんな光景が浮かびませんか? もし笑えたのなら、それは私たちがまだ希望を持っている証拠です。
だが笑えなかったり、腹が立つのなら、もう危険水域。悪慣れしたこの日本国!日本人!は、ハンドルの錆びつき動かない車を急カーブの先の崖をめがけて、危機感も無く”まぁ〜なんとかなるっしょ”と運転し続けているのかもしれませんね。
家族道連れの断崖絶壁からの”ICE車バンザイと叫びながらの日本バンザイダイブ”にならない事を祈るばかりです。ふぅ〜〜〜