これがぼやかずにおられよぉ〜〜〜かぁ〜
街の土地強烈に余る時代の不動産屋のオヤジのボヤキ ―「数字の分母を山にするなよ」
いやぁ、ほんと笑っちゃうよな。ニュースで「日本の土地が余る」って言ってたけど、よく聞きゃ“全国面積の0.6%”とか言ってんだ。そりゃ山も森も入れりゃ、たいしたことないように見えるわな。でもな、実際に人が暮らしてる「市街地」だけで見りゃ話がまるで違う。
日本列島の面積は約37万8,000平方キロ。でもそのうち住宅や商店、工場が建ってる“街”ってのは、たったの1万5,000平方キロほどしかねぇ。つまり日本の土地の95%は山と田んぼと森。人が住んでるのは、ほんのわずかだ。
でな、そのわずかな街の中で起きてるのが「空き地の洪水」だ。車が減る。3年後に1割減、10年後には半分になるって計算だ。車1台分の駐車スペースは通路込みで30平方メートルだから、全国で2,300平方キロが空く。そこに空き家の敷地1,080平方キロを足すと、合わせて3,380平方キロ。これ、数字だけ見たらピンと来ないかもしれねぇが、市街地全体の22%分にあたるんだ。
つまり、街の中の5分の1が“余る”ってことさ。おっかない話だろ?でも、国の報告書じゃ「全国の0.6%程度」ってサラッと書いてある。いやいや、分母を山にするなよ。山の上に家を建てる奴なんていねぇんだから。
豊橋の駅前等の商店街でもそうさ。昔は駐車場探すのにぐるぐる回ったけど、いまじゃガラガラ。月極「満車」から「満空」だ。それでも地主さんは「すぐ埋まるはず」って値下げしねぇ。信じてるんだよ、昭和の奇跡を。でも奇跡ってのは、一度きりだから奇跡なんだ。
こういう現実を突きつけられても、行政は「検討します」の一点張り。もう口癖だな。国も自治体も“検討のプロフェッショナル”。気づけば、街全体が「会議室の化石」みたいになっちまってる。
学者の論文じゃ「市街地収縮時代」とかカッコいい言葉で呼んでるけど、現場から見りゃ、ただの「抜け殻の街」だよ。夜になりゃ灯りが消えて、猫と風しか歩いてねぇ。
でもね、俺はまだ少しだけ希望もある。空いた駐車場に畑を作ったり、空き家をカフェにしたりしてる若い連中が出てきた。彼らは補助金じゃなくて、自分の手と知恵で街を作り直そうとしてる。そういうのを見ると、「土地ってのは人が使って初めて価値になる」って改めて思うよ。
結局、土地も人も同じだ。動かなきゃ腐る。使わなきゃ錆びる。この国の問題は、余ることじゃなくて、余らせたままにすることなんだ。
まぁ、不動産やの親父のボヤキなんて誰も聞いちゃいねぇけどな。でも覚えとけよ!国の役人!数字の分母を山(ごまかす為に)にしてるうちは、日本の未来は登山道の途中で足踏みしてるまんまだ。
ホント、大激変の時代なのに・・全くステイしたままの日本人が心配になるよなぁ〜〜〜
貴方はどう思いますかねぇ〜〜〜