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モルヒネ中毒のガンステージWB

注:私に特段の政治的イディオロギーは有りません。原理原則とエビデンスに基づくファクトデーターと第一原理思考が有るのみです。

悪慣れの国、日本!しかし右翼のおばさんリーダーだけは勇ましい!原理原則無視の根拠皆無の「日本を再び世界のテッペンへ」『JAPAN is back』と叫び続けて居る。

しかし、右翼のおばさんは安倍晋三首相は世界に「Japan is back(日本は戻ってきた)」と宣言した事を丸パクリしたとの事らしい。問題は何処に戻るか!が大事、このままでは1935〜1945年に戻ってしまう。

しかし、日本は自分で劣後したのだから正しい英語は「Japan is catching up」なのだろう。

――二極化と老化と借金漬けの日本社会の末路――

いま、日本という国がじわじわを通り越し急速に沈んでいる。沈没ではなく、「静かに沈みながら笑っている」──そんな奇妙な国民性が、世界でも珍しいほどだ。

原理原則大前提⇒嘘には3種類有る「嘘、大嘘、そして統計」⇒19世紀英国首相ディズレーリの言葉!

嘘をごまかす超特別の言葉「平均▼▲▼」である。不都合な事は頭に”平均”を付けるとごまかせる。正しく物事を判断する為には最低でも5分割〜10分割して、それぞれの中身の質を見ないと分からない。特に中央値と平均値のズレ幅には要注意である。

厚生労働省が2025年7月4日に公表した「2024(令和6)年 国民生活基礎調査の概況」の報告書では生活困窮度を下記の様に報告している。今の日本人で経済的に安心できる未来が有る人はたったの4.7%!

・大変苦しい:28.0%
・やや苦しい:30.9%
・普通:36.5%・・・今後この層が物価高、金利高で”苦しい層”に急速に移行する可能性が高い。
・ややゆとりがある:4.0%
・大変ゆとりがある:0.7%

政治屋に支配され、忖度している厚生労働省の官僚がこの報告をしている事に要注意である⇒実態はもっと深刻かもね!日本の近代史を見れば出世する官僚は政治屋に忖度しまくり嘘を堂々と吐く人間しか偉くなっていない事実がある。以下がその顕著な例

★「モリカケ問題」⇒佐川宣寿元理財局長・・大嘘の後・・・・・⇒国税庁長官
★伊東詩織さんレイプ事件⇒中村格警察庁刑事部長⇒大嘘隠蔽の後⇒警察庁長官に就任
その他山ほどの例がある。

厚生労働省の統計によれば、2025年7月時点で生活保護受給者は199万人。うち55%が高齢者世帯で、ほとんどが一人暮らしである。けれどもこれは“氷山の一角”。生活保護を受けられずにいる人が8割(捕捉率15〜20%)いると推計される。つまり、貧困が「制度の外側」に広がっているのだ。

国と地方を合わせた生活保護費は年3.5兆円前後。毎年、微増しながら国の歳出に食い込み続ける。しかし、誰もこの構造を直視しようとしない。理由は簡単だ。「見なければ、無いことにできる」からである。長引く物価高騰と金利上昇の中で、2024年度の生活保護申請は25万9353件。前年比3.2%増で、5年連続の増加。家計の悲鳴が、統計としてしか聞こえてこない。

日本の高齢者は「豊かそう」に見える。だが実態は平均の幻影だ。60代の平均金融資産は1819万円だが、この「平均値」の実態は極少の超富裕層が押し上げているにすぎない。

60代の平均金融資産の中央値は700万円⇒老後期間25年で割ると”1カ月2.3万円”にしかならない。資産ゼロ世帯も2割ある。70代では平均1594万円だが、借入も抱える世帯が多い。単身高齢者の6割は金融資産450万円未満。さらに国民年金だけ最大6万円前後(厚生年金上乗せなし)」の受給者数670万人、「無年金者」は 50万〜100万人前後 との状態でもある。

貧困率で見れば、66歳以上の高齢者の2割が「所得中央値の半分以下」の貧困生活者。単身女性に至っては56%が貧困状態にある。だがニュースにはならない。なぜなら、静かに、黙って、我慢して生きているからだ。日本人は「痛み」に慣れ、「不安」に慣れ、「諦め」にも慣れてしまった。これを「悪慣れ」と呼ばずして何と呼ぶのか。

その背後で、より深刻な日本の“時限爆弾”が静かに音を立てている。
 ――就職氷河期世代――。
1990年代、バブル崩壊の余波を受け、希望という名の求人票が消えた時代に社会へ出た世代だ。あれから35年、彼らはいま50代後半を迎えている。本来なら経済や社会を支える中核層のはずが、現実はその逆。非正規雇用、低賃金、無貯蓄。支える側ではなく、「支えられる側」になりつつある。

厚労省の調査では、就職氷河期世代の多くが資産形成に失敗し、預貯金はゼロ!持家比率は低水準。親の年金や貯蓄に頼って同居するケースも少なくない。経済的理由で結婚できなかった人も多く、単身高齢化はこの世代を中心に加速する。女性の状況はさらに厳しく、長期的な雇用不安と低賃金が重なり、老後の貧困予備軍となっている。

 そして今後、この就職氷河期世代の多くが直面する現実は容赦ない。
 @親の介護による経済的困窮(推定70万人)。
 A低年金と無貯蓄による老後資金の不足。
 B住宅取得の見込みがない世帯189万件。

「支える世代」が、いまや「支えられる世代」へと大量に転じていく。皮肉なことに、彼らを雇用から締め出した企業も、いまは「人手不足が深刻」と嘆いているが、それもAI時代の進展と共に真逆の人余りに転じていく。アホ政治を支持した30年遅れの後悔だが、時間はもう戻らない。しかも今の今でもそのアホ政治を現役世代の82%が支持をしている。

”終わった民族日本人!”以外に言葉が見つからない!『JAPAN is back』⇒「Japan is over」が正しいのだろう。

AI力が先進国最遅、最低の日本は今のド衰退がさらに衰退していく可能性が高く、物価高、金利高、不景気のスタグフレーションの可能性も高い事が容易に推定可能である。納税や社会保障を支える側の若者のAI失業も今後増え続ける事も確実な情勢である。年金も実質の支給価値は下げざるを得ないだろう。

70歳迄は何とか働くとしても、それからの老後25年間の必要資金は、20万円×12カ月×25年=6000万円にもなる。この内、最大でも年金は半分程度だろう・・つまり▼3000万円の老後資金が不足する事になる。

その一方で、富裕層の資産は膨張を続ける。株式市場は最高値を更新し、不動産は“上級向け”ばかりが売れていく。所得格差が「努力の差」と語られるたびに、現実の分断は深く刻まれていく。少子高齢化が進む中で、若者は税と社会保障負担に押しつぶされ、結婚も出産も「ぜいたく品」となった。未来を作る力が、静かに抜けていく。

それでも国の借金は増え続ける。国債等の政府負債残高は1415兆円を超え、もはや「返す」という概念自体が風化している。利払い費だけで年間30兆円規模──つまり、教育費・防衛費・福祉費のいずれかをまるごと飲み込むほどの重さだ。それでも財務省も政治家も、「大丈夫、まだ日本国債は買われている」と言う。1階の殆どの部屋に火のついた家の中で「まだ2階は燃えていない」と安心するような楽観である。

老朽化したインフラも放置されている。水道管、橋梁、下水、電力網──更新時期を迎えたものの多くは「予算がない」の一言で先送り。いざ大地震が来れば、1000年に一度どころか“日本史最大級の被害額推定3000兆円前後”の連鎖崩壊が起きるだろう。だが防災もまた、選挙では票にならない。だから誰も真剣に議論しない。壊れるまでは。そして事前修理費の10倍の費用で直すと云う愚を今の今でも行って居る。

このド衰退不可避の日本では・・もう10年もすれば、直す金も、直す職人も居なくなる未来が確実である。巨大地震で日本の約5割、人口的には7割が破壊されても・・直す金も人(職人)も・・居ない国!さぁ〜どうする日本人!

振り返れば、私たちの社会は“見えない合理化”の名の下に「問題の先送り」を「金ダケ、今だけ、自分ダケ」の”我欲日本人の文化”にしてきた。人口減少も、年金も、借金も、すべて「次の世代へ」。そして、その“次”がもう来てしまったのだ。にもかかわらず、今日もどこかで「日本はまだ大丈夫」という呪文が唱えられている。まるで老眼で霞んだ未来を、メガネをかけずに見ようとするように。

皮肉なことに、アメリカでは貯蓄ゼロ世帯が4割に達し、「努力では防げない構造的貧困」が問題視されている。だが日本はその“静かなバージョンがいきなり激烈化する”のだ。貧困も格差も声を上げず、社会的に処理されることなく沈黙のうちに固定化されていく。沈むのではなく、「沈み方に慣れる」。それがこの国の“悪慣れ”の核心である。

それでも誰も暴れない。暴れないことを「美徳」と信じる国だからだ。けれど、その我慢の文化が、いまや日本社会全体の酸欠を招いている。貧困も老朽も借金も──痛みを「仕方ない」と思うその心が、実は最も危険なのだ。

 静かに、そして急速に沈む日本。その音は聞こえないが、確実に進行している。
 “悪慣れ”は、やがて“終わり”の別名になる。