財政出動をしても、日本経済は一度も「治った」ことがない
悪慣れ国家ニッポン——「財政出動」という名の麻酔が切れない国!強烈な痛みを受け入れ乗り越えなければ病気は治らない!
日本では「財政出動」という言葉が、まるで万能薬のように語られる。しかし現実は、痛み止めの効かない鎮痛剤を打ち続けているようなものだ。過去30年、政府は景気対策と称して、何度も「財政出動」を繰り返してきた。
無駄な公共事業に各種減税、給付金、ポイント還元、補助金、そしてまた給付金。気づけば、日本の借金はGDPの2.4倍。だが経済は一向に成長しない。以下の歴史的不変の事実はとてつもなく重要
★★【つまり――財政出動をしても、日本経済は一度も「治った」ことがないのである。】★★
それでも政治家は言う。「今回は違う」と。だが、この「今回は違う」は、もう100回は聞いた。毎度失敗しても、誰も責任を取らず、取らせず「景気が悪いのは外的要因のせい」と言い訳する。日本人はこれに慣れすぎてしまった。慣れが麻酔になり、麻酔が腐敗を進め、腐敗が常態化した。
日本は糖尿病の末期・その痛みをジャブジャブマネー麻薬で誤魔化し続けて30年余も経過して居る!・今の今!!!四肢が壊死し始めている状態である。さらに最悪なのは大動脈にボンボンコレステロールが蓄積して大動脈解離(自動車産業のド衰退)まで秒読み状態の深刻な2026〜2030年の時を迎えようとしているのです。
右翼の蛇顔氏をはじめとする「積極財政派」は、「金を配っても財政破綻はしない」と主張する。確かに、彼らの財布から出るわけではない。破綻は金が回らなくなった時にのみ起きる!日銀が円紙幣をドンドン刷り続ければ日本は100%破綻はしない。
その裏側、副作用が今目の前で出ている。アホノミクスの副作用である。【円安+物価高+金利高】これがドンドン加速して円安が進み破綻はしないが”円安+物価高騰”となり国民が飢える未来が来るダケである。これはアホリーダーを選んだ国では普通に繰り返し起きて居る事ですね!!!
彼らにとっての“国民”とは「票」であり、“支出”とは「人気取り」である。誰も経済成長など信じていない。ただ、「今だけ、自分だけ」が潤えばいい――。”歴史上初”の自分ダケお山のテッペンに上りたかったダケの話
だが、世界は冷ややかだ。積極財政を掲げるたびに、「円売り」「国債売り」が発生し、海外投資家は日本破綻に賭ける。日本が「まだ大丈夫」と言い張るその陰で、円の信認は確実に削られている。
株価が上がった? それは単に物価が上がり、円が安くなっただけのこと。1ドル=80円のときに日経平均2万円、1ドル=160円で日経平均4万円なら、ドル換算では変わっていない。しかも今はどう考えても明らか過ぎる金余りのバブル沸騰中である。日本株は5万円、世界株も暴騰中、海外投資家から見れば日本株は「同じ安物が値札を倍にしただけ」である。
だが、国内の投資家たちはそれでも笑う。なぜなら、数字さえ上がれば儲かるからだ。企業が成長しなくても、実体経済が疲弊していても、「日経平均5万円」という見た目の数字だけで、差額を抜いて利ざやを得る事をAIトレーダーが1/100秒毎でやりつづける。
ハゲタカは上がっても儲け、下がっても儲ける仕掛けてぼろ儲けする連中なのですね!病人しか仕掛けらないから日本なのです。まるで、病人の血圧が上がるたびに「それ血液降下剤大量投与」と喜び、それで血圧が下がると「それ高圧剤投与」と売り上げ目標達成!ボーナス倍増と喜ぶ看護師のような錯覚である。
糖尿病罹患の主原因の”血糖値スパイク”と全く同じ事が日本で起きて居るのですね!
こうして「株高=景気回復」という幻想が国民を慰める。だが実際には、生活者はインフレで苦しみ、実質賃金は減り続けている。インフレで喜ぶのは、資産を持つ一部(10%)の人々だけ。庶民にとっては「値上げ地獄」でしかない。
積極財政や異次元緩和で得をするのは、株や不動産で遊ぶ人(10%)たち。苦しむのは、物価に追われる生活者たち。前者は「インフレはチャンス」と言い、後者は「明日の食費が足りない」と嘆く。これが、いまの日本が抱える「経済の分断」だ。
それでも政府は言う。「国民の安心のための財政出動です」と。だがその「安心」とは、麻酔のような安心だ。痛みを忘れている間に病は進行し、気づいたときにはもう手遅れ。まるで、糖尿病で壊死した脚を「温めれば治る」と言い続けるようなものだ。
今の日本は、借金を積み上げることに慣れすぎた。痛みにも、無策にも、慣れてしまった。「悪慣れ」である。そして、この「悪」に慣れてしまった社会は、静かに腐っていく。
国債残高は過去最高、出生率は過去最低。インフラは老朽化し、若者は海外へ逃げ、年金は“幻”となりつつある。だが、それでも政治家は笑顔で「次の財政出動」を発表する。まるで、沈みかけた船の上で「次の宴会はどこにしましょう」と言っているような光景だ。
この国の最大の病は「問題を先送りしても何とかなる」という集団幻想である。だが、麻酔の切れた瞬間、現実は飢えと大苦痛として容赦なくやってくる。そのとき、「誰が悪いのか」と責任を探す頃には首謀者は高跳びしている。最後に残るのは放置された棄民のみ!――私たちはまず、「悪に慣れてしまった自分たち」に気づく必要があるのかもしれない。