大丈夫ですよ!山ほどモルヒネ(麻薬)打って於きましたから!
日本の政治に長く付き合ってきた政治アナリストの言葉が・・日本の政治屋の心を当てている。
「政治は政治屋の損得や人間関係や好き嫌いで動く」・・・政治屋の”辞書”には国民と云う文字が付箋で選挙の時ダケ張り付けてある。辞書本体には”国民”なんて文字は無い。
■借金に慣れた国、日本──「痛みを感じない社会」の末路
日本という国は、痛みに鈍くなった患者のようですね。
熱があっても「平熱です」と言い張り、借金が膨らんでも「国債は安全です」と笑ってみせる。
そのうち、どこが痛いのかさえ分からなくなってしまう。
自民党が選挙で敗れ、公明党が離脱し、新たな連立の組み合わせを探している。
キャスティングボードを握るのは、30議席ほどの国民民主や維新等といった“ポピュリズム政党”だ。
彼らは「消費税半減」「減税で景気回復」といった甘い言葉で民意をつかむ。
だが財源の話になると、いつも急に口が重くなる。
日本語ではこれを「耳障りの良い政治」と呼ぶ。英語ではたぶん「バッドジョーク」だ。
いま日本が抱える国の借金は▼1415兆円。
これは一人あたりにすると約▼1,200万円。
1世帯当たり▼2605万円にも及ぶ。国、企業、家庭全部合わせると現在の借金は▼3182兆円
日本が借金をさらに増やせば⇒信用減⇒円安⇒金利高⇒物価高⇒生活苦は確実に起きる事ですね!
つまり、赤ん坊も含めて国民全員が“国の連帯保証人”としてすでにサイン済みということです。
それでも「国債の格付けはAだから安心だ」と言う人がいます。
でもAは“エース”ではなく、“あぶない”のAに近い。
異次元緩和で国債を買い支えてきた日銀も、ついに財布の紐を締め始めた。
その結果、30年物国債の利回りは3.3%超と過去最高水準に。10年物国債でも1.7%に上昇
市場は静かに告げています──「もうこれ以上の借金は無理だ」と。30年債の保有リスクに応じて投資家が求める上乗せ金利(タームプレミアム)は2%を超え2008年のリーマンショックの大混乱時を上回る!
なのに、新首相となった高市早苗氏は「サナエノミクス」と称して積極財政を宣言。
赤字国債をさらに発行して「物価高対策を早くやらねば」と胸を張る。
だがそれは、火事の家に灯油をかけるような政策です。
“早くやらねば”の方向が、どうもおかしい。
さらに世界も、もうギリギリ、世界全体の債務総額は337兆ドル(約5京円)。
世界中の株価も暴騰していてバフェット指数は危険の100の2倍の200にも達している。
もはや人間の想像力が追いつかない規模です。
各国が未来の所得を前借りして生きており、孫の孫の給料まで質入れしたような状態。
日本もその一員として、麻酔が効いたまま「痛みなき財政運営」を続けています。
だが、痛みを先送りにしたツケは必ず“利息付き”で返ってくる。
円安が進み、1ドル=153円台。
輸入品の価格が上がり、ガソリンも食料も値上がりする。
「国債を守る」代わりに、「国民の生活」を削っているのが現実です。
「日銀が買えば大丈夫」という呪文も、そろそろ効かなくなってきた。
確かに、日銀が国債を抱えれば市場は一時的に安定します。
でもそれは、医者が「痛み止めのモルヒネを増やしておきますね」と言うのと同じこと。
治ってはいない。ただ、感覚が鈍っているだけなのです。シャブ中!推進医療!
アベノミクスの時代、ジャブジャブマネーで借金は爆増、円安によって株価は4倍に跳ね上がりました。
しかし実質賃金は10年間下がり続け、生活は楽にならなかった。
見た目は華やかでも、内側では栄養失調。
それでも「日本経済は回復した」と胸を張るのは、
病室のシャブ中患者のモニター音を聞いて「まだ生きてる!」と喜ぶようなものです。
国債市場の専門家は言います。
「いまの海外勢の買いは一時的。持続性はない」と。
つまり、日本の債券は“リスク高めの掘り出し物”として買われているだけ。
信頼ではなく、投機です。
アメリカは中国へ2025.11.01日に関税を100%にすると公言!しかし、中国の習近平氏の方が遥かに賢く1枚も2枚も上手である。この軋轢が、ハラミに孕んだ世界中の株バブルを破裂させる確率も高くなる!
日本も政権運営が見通せず・・日本株バブルももはや危うい状態である。月曜は大幅下げが予測されている。誰かが逃げ出すと一気に全部が逃げ出す・・それがバブル崩壊の本質である。
そして何より怖いのは──
この危機的状況に、誰も驚かなくなっていること。
借金の桁にも、円安にも、政治の劣化にも、人々が慣れてしまった。
「慣れ」は最大の麻薬です。
悪に慣れれば、それはもはや悪ではなく「日常」になる。
この国の最大の危機は、借金の額ではありません。
痛みを感じなくなった心の麻痺です。
道路が崩れ、年金が減り、若者が未来を諦めても、
「まあ仕方ない」で済ませる国民性こそが、国家の末期症状なのです。
――そして、崩壊の瞬間もおそらく静かでしょう。
だって、無痛麻酔が効いているのだから。