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人は高くて不便で低性能で、うるさくて空気を汚しガン爆増、そんな商品に未来は有ると思うのか?

未来どころか今の今さえも真実を直視できない国(日本)のハンドルさばき⇒錆びついて固着状態

まるでブレーキとアクセルを間違えてハンドルまっすぐ持ったままコンビニに突っ込むおじいさんの様ですね!

電気自動車の進化は、この10年でまさに「驚速」と呼ぶべきものでした。かつての課題であったバッテリー性能、価格、充電時間、そして車両価格――そのすべてが、今やほぼ解決されつつあります。気がつけば、EVは内燃機関車をすべての面で上回り、「遅れて来た革命」ではなく「もう過ぎ去った革命」になりつつあるのです。

さらにAI自動運転の進化は2022年以降、超速で進化の3年、さらに今後3年でハンドルもペダルも一切無しでの自動運転レベル5(2028年頃)が実現して過去3年の進化量の10倍以上進化するのに、日本の自動車メーカーは・・「ハンドルからしかドライブフィールは感じられない!走る喜びはハンドル無しではありえない!!!」と・・”松竹歌舞伎の大見え”を切って居る状態です。

特に中国の新興メーカーの躍進は、まさに桁違いです。日本や欧州の老舗メーカーは、彼らのテールランプすら遠くに見えない位置まで置き去りにされてしまいました。日本製のBEVが中国製に対して劣る分野を数え上げれば、きりが有りません。

@動力性能、A価格、B操安性、C安全性、D乗り心地、E装備品、FAI自動運転、G環境性能、H空力性能、I耐久性、J室内空間、Kユーザーインターフェース、Lデザイン性、M維持費、N保証……。残念ながらほぼ全部負けです。ちょっと差の負けでは無く1つ1つが圧倒的な負けです。もはや「負けを探す」のではなく、「勝ちがあるか」を探し尽くしても1つも有りません。

それでも日本の経営層は「売れる」と信じて古いエンジン車の開発にしがみつき、中国製のBEVより性能比で2〜3倍も高い値段をつける奇妙な戦略を取っています。まるで「時代遅れのガラケーを最新スマホより高く売る」ようなもの。冷静に考えれば誰も買わないのは明らかですが、どうやら普通の神経は会議室のドアの外に置いてきてしまったようです。

「じゃいやんの傀儡の親分1人・・あと全部キョロキョロのヒラメ役員」そんな会議室の光景が目に浮かびますね!!!

一方で中国のBYDは、「YANGWANG U9 Xtreme」3000馬力EV・時速496.22kmというEV世界最速記録を樹立しました。ニュルブルクリンク北コースでも7分を切るタイムを叩き出し、加速、減速、旋回、安定性、どれをとっても「ハイパーカーの王国」に正面突破を果たしました。

しかもその電池は3元系のNMC電池より性能が劣るとされていたLFP(リン酸鉄リチウム電池)電池で実現したのです。LFPブレードバッテリーはセル設計と内部抵抗を最適化し、新開発の二層冷却構造と組み合わせて 30Cの超高放電倍率と高い放熱効率を実現しLFP電池の新たな性能基準を打ち立てました。

さらに彼らは超高電圧プラットフォームや4モーター制御、航空機並みの技術を惜しげもなく量産車に投入しています。この超高性能技術が一般車でも応用される事も確実な近未来ですね!悲しいかな日本が誇るエンジンの「伝統芸能」が、すでに骨董市の展示品のように見えてしまうのも無理はありません。

すでに中国国内では庶民向けのEVでは、1馬力あたりの価格が1万円以下という常識破りのモデルや激安高性能モデルまで登場しています。つまり日本の軽自動車より安くて高性能なEVが、中国では当たり前に買えるのです。

しかも低価格の一般普及帯のPHEVにおいても、1馬力当たり0.6万円なんて激安で日本車の倍の効率を、日本車の半分の価格で実現。数字だけ見れば、日本メーカーが「真剣に」努力している方向は、世界市場から見れば冗談のように見えるでしょう。

BEV用の充電インフラの日本の強烈な劣後、約1/10の性能の実態も”本日の日本経済新聞16面の右上記事”により理解可能です。10倍の差はもう劣後と云う言葉が不適当な程の巨大な差です。

ところが、「エンジンは未来永劫不滅です」の2025年6月の日本の大企業の決起集会の冗談を本気で信じているのが私たち日本人。そもそも論から言えば日本の自動車企業はエンジンでもドイツ車に勝てた事など歴史上1回も無いのです。今では燃焼効率で中国企業にさえ大きく負けるしまつです。

日本メーカーには世界一のHV技術が有る!と信じたいのは私も同感ですが、実態は日本のHV車の半額で中国メーカーはPHEVを発売し始めました!その値段4.8m前後の普通PHEVの航続距離2055qの4ドアセダンで150万円前後(中国国内価格)で発売し始めました。日本人が大好きなプリウスHVの1/2程度の価格です。こんな化け物級のクルマが中国では多数発売されつつ有り・・超レッドオーシャン化しています。

たしかに2025年8月のトヨタの海外販売は過去最高!!!(本日の日本経済新聞35面中央記事)なんて記事も有りますが・・問題は中身です!つまり、利益がどれだけ上げられたかが重要なのですね。2026年3月期は利益▼44%減なんて予測も有りますしね・・心配です。日本の大黒柱!

冒頭記載の様に性能で負け、価格でも負け、環境でも負け、15項目全てで負け、それでも「日本ブランドだから売れる」と思い込むのは、もはや信仰に近いものがあります。悪慣れして、悪を許容してしまう。まるで「サービス残業」や「値上げより節約」という国民的美徳を抱えたまま、時代を見失ってきた延長線にある光景です。

問題は自動車だけではありません。AIでも、再生可能エネルギーでも、デジタル分野でも、私たちは同じように「負け」を直視せず、「そのうち何とかなる」と先送りしてきました。パナソニック(元松下電器)をマネシタ電気と揶揄した様に、後出しジャンケンはもう通用しません。

今の時代の技術革新のスピードは、超速となり”半年ひと昔”のスピード感です。昭和の高度成長期のように「10年ひと昔の感覚でのんびり待って追いつく」ことを許してはくれません。むしろ「追いつく前にルールが変わる」時代に突入しています。

それでも私たちは、会議で「前例を踏襲する」ことを安心と感じ、国際競争で「負けを認めない」ことを誇りと勘違いし、失敗を避けるあまり新しい挑戦そのものを避けてきました。その結果が、電気自動車という現実の「全敗リスト」です。

もちろん、自動車産業は日本経済の屋台骨。ここでの敗北は、家計の問題では済まず、社会全体に波及します。それでもなお「ガソリン車のほうが味がある」と言っている経営者や消費者が多いのは、もはや嗜好の問題ではなく、時代錯誤を国民的に温存してしまった証なのかもしれません。

本来なら「危険信号」が点滅しているはずの状況も、「見なかったことにする」癖がすっかり身についてしまった私たち。江戸時代の将軍様には決して逆らわない・・日光東照宮の・・三猿状態です。日光東照宮の三匹の猿は、それぞれ目、耳、口を手で覆い、「見ざる、言わざる、聞かざる」という教えを象徴!

地球沸騰化も、少子高齢化も、財政赤字も、全部「そのうち誰かが何とかしてくれる」と思っている。けれど、誰もハンドルを握らなければ、クルマは勝手に進むのではなく、今の時代のキューカーブなら確実に崖に落ちるだけです。

じゃぁ〜何で今もトヨトミ自動車は世界最大の自動車販売をしているのだ!おかしいじゃ無いか!と云う声が聞こえて来そうですが・・たった3〜5年の大激変!・・勝ち組企業の生産設備増強が追いついていないダケです。中国ではシャオミのSU7なんて1年に1個の新設の大工場を作る様な大量増産中でも、現在ドドドド不景気の中国国内ダケでも注文から納車まで1年待ちなのです。

でも私は中国が嫌いだし、中国車に乗る気も有りません!・・でも他に良いモノが無いと云うジレンマ

日本の未来は、もしかすると「世界最速EV」に乗った中国車に追い越され、後方ミラーの中で小さくなっていく自分自身の姿なのかもしれません。安全ベルトを締める前に、まずは”現実を見る勇気”――それが、今もっとも日本人に欠けている性能ではないでしょうか。

まるで日本はブレーキとアクセルを間違えてハンドルまっすぐ持ったままコンビニに突っ込むおじいさんの様ですね!・・突っ込んだ後でも、クルマが勝手に暴走した!俺は悪くない!!!と延々と言い張り続けるのでしょうね!

貴方は日本車の未来・・どう・・思いますか?