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全てに於いて圧倒的な差となってしまった!

「日本をもう一度、世界のてっぺんに」⇒100%根拠無き妄想!”神国日本”レベルの妄想!

■AIヒューマノイド時代の到来と、進化拒否の浦島太郎の島国⇒勘違い大国!(未来力最低の国)

AIが「考える頭」だけでなく「動く体」を持ったとき、世界は本格的にひっくり返るのでしょう。いま世界には約220社ものヒューマノイド(人型ロボット)開発企業があり、半分が中国、2割がアメリカ、日本は1割ほどと言われています。

…と聞いて、「おぉ、日本も22社も有るのか!健闘している」と安心した方、すみません、それは出席してるだけで実力テストは赤点以下(20年遅れ)という状況です。

中国やアメリカの人型ロボットは、走り、飛び、歌って踊る。日本の多くは、いまだに「電力コードや補助具を付けて転ばないように頑張る」レベルです。もはや運動会で徒競走をしているつもりが、相手はF1カーに乗っていた――そんな構図です。

■AI開発への入場料——それ、円で払えますか?

米オラクル社(時価総額127兆円、トヨタの約2.8倍)のラリー・エリソンCEOは、AI開発競争に参戦するには5つの条件があると断言しました。

@最低でも3年で15兆円の投資(やっとスタートライン⇒予選会出場資格)
Aデーターセンターの莫大な電力の自社確保(原発級や大規模蓄電メガブロック)
B世界中から超一流の天才人材を年俸1億円以上で引き抜くこと⇒世界のAI企業は仁義なき引き抜き合戦
C巨大なAIトレーニングセンター
D膨大なリアルビッグデータの確保⇒価値あるデーターはネット空間には1割程度、リアル空間に9割

…どれも、日本では「夢物語」ではなく「無理物語」に聞こえます。この条件を聞いて、日本企業の経営陣が真っ青になるかと思いきや、多くは「うーん、来期は検討課題に」と涼しい顔。日本人は危機が訪れる前に準備するより、訪れてから反省会を開くのが得意だからです。会議する事がソリューションと信じているアホリーダーしか居ない。

アメリカや中国では上記の@〜Dをもう数年前から満たしてまっしぐらの企業群が多数存在し、熾烈な開発競争をしている状態です。日本はスタートラインどころか競技場にも入れず、寝坊をして家で寝ている状態です。

■中国が疾走する半導体ロード、AI開発、AI自動運転、AIヒューマノイド爆増!日本は停滞

中国は、年3.6兆円を研究開発に注ぐファーウェイを筆頭に、半導体開発で猛烈に加速しています。トヨタの全社的な研究開発費は、1.37兆円の約3倍という規模で、まさに桁が違います。半導体を自社開発していると云う情報は殆ど無く、有ったとしても最高でも推定1500億円(AIは600〜1200億円と解答)程度かも知れません。

政府が全面的に企業統合や人材確保を支援し、国を挙げて半導体覇権を狙う布陣。かつて日本が得意だった「国家プロジェクト型開発」を、今は中国が実行しています。

中国ではAIヒューマノイドのマラソン大会や激安実販売(90万円〜)が始まり、中国深浅ではエストニアの様に2025年8月に無人配送車が許可になり街を走り回っている。2025年末には、その数1000台を超え、さらに増え続ける勢いである。同様にAIロボタクシー等々も急速に増えるのであろう。

AIロボカーでも中国のNIOは昨年ボンネットにシャンパンタワー5段でも倒れる事もこぼす事も無く走行可能としたアクティブサスペンションを実現、今年は、アルファードの様な大型ミニバンのNIO-ES8・AIロボカーのAIエージェントNOMIとドライバーが会話をしながら車を会話でコントロールする事を可能にした。

NIO-ES8は駐車場が込んで居て止める事が出来なければ、その場の路上に止めて「空いたら駐車して置いてね」とドラバーが車から降りて先に用事を済ます事が可能となった。途中で他のクルマが来て邪魔になれば無人で自動で移動さえしてくれる。そして駐車スペースが空いたら無人で自動駐車をしてくれる。その他にも・・クルマと会話が出来て秘書替わりもしてくれる。そして価格はフルオプションで約846万円、バッテリーサブスクだとフルオプションで約680万円で本日から発売との事。

一方、日本では「予算(極少)はつけました」「委員会(御用学者と官僚)を設置しました」という準備の為の準備とそのまた準備の為(役人のやってる感ダケの演出)に余念がありません。燃え盛る火事場で消火器を買うかどうか?予算はどうするのか?誰が買いに行くのか?個別に会議しているような光景です。

■米・韓・台が組むNST(3社の協力体制)連合、中国は猛追、日本は観戦

AI半導体では、エヌビディア・SKハイニックス・TSMCが強固な連携を築き、「NST連合」と呼ばれます。GPU市場ではエヌビディアがシェア94%、TSMCはファウンドリーで70.2%。一方、中国のSMICやアリババも最先端開発を加速させ、「あと5年でSMICがTSMCに並ぶ」と専門家は言います。

注:SMIC(Semiconductor Manufacturing International Corporation、中芯国際集成電路製造)は、中国上海に本社を置く中国最大の半導体ファウンドリ(受託製造)企業です。

つまり、彼らは未来に向かって走り、日本は未来を解説している状態。グローバル競争が「運動会」なら、日本は参加予定選手がスタンドで解説しながらお茶を飲んでいるようなものです。

■ファーウェイ帝国の形成、日本は島国のまま

ファーウェイは自社のハイシリコンを中心に3〜5ナノレベルのチップを開発、AIチップ「アセンド」でエヌビディアを狙い撃ち。SMICや珠海基石科技らと連携し、国内完結型の半導体エコシステムを築いています。

中国政府は中国企業に世界ブッチギリ最先端のエヌビディア製のチップ購入を禁止。2027年までにデータセンター用半導体の70%超を国産化、北京市では100%国産化を掲げています。スピードとコストの両輪で日本を置き去りにする勢いです。

その横で日本は、「品質では負けない」と胸を張ります。…確かに旧型(3世代前)品は品質は高いハズ。問題は、歩留まりが最悪、コストが高い、納品が間に合わないほど遅いという点だけです。日本の3世代前の半導体を使えるのは日本企業ダケと云う現実が有ります。

■「慣れ」は最大の敵——問題を先送りする国、日本

日本にはまだ装置や部材で強みが残っています。しかし、中国がサプライチェーンを完全内製化すれば、その強みも消えます。ラピダスが数年先に目指す2ナノ量産も、競合が(2026年には実現予定)に量産してしまえば意味を失います。

そもそもラピダスには2ナノを必要とする顧客が居ない、日本企業でも2ナノを活用できる技術を持つ企業が皆無の状態で・・仮に政府がジャブジャブで5兆円以上を次ぎこんでも実現出来たとしても、販売先、コスト問題、でラピダスの企業経営が継続できるかは不明。

あんな半導体大好き、AIに70兆円ぶっこむなんてソフトバンクの孫正義氏が殆どラピダスには投資もしていなし、興味も示していない。その他の日本の大企業もラピダスには殆ど興味なしで経産省に圧力をかけられて、自社が補助金を受けている手前上、お付き合いの雀の涙投資しかしていない。

それでも、日本は開き直りに慣れています。「問題はいつも先送りするもの」と。危機感が風化し、無関心が常態化し、悪慣れが制度として定着する。それが、かつて技術立国だった国のいまの姿です。

■「まだ大丈夫」という呪いを解くために

ファーウェイがAI等の投資に3.6兆円、トヨタが全社的な研究開発費1.37兆円(最先端分野は極少と推定)を投じる時代。個社の努力だけでは太刀打ちできません。日本政府が本気で支援し、挑戦に再投資する「産業の再設計」が必要です。そんな日本政府が古すぎる消えてなくなる殆どアメリカでは利益を出していない自動車を守るために80兆円(全部トランプが決める)をぶっこむと云うのだから・・もう笑い話を通り越して・・アゴが外れる。ふぅ〜

けれど日本では、失敗した挑戦より、挑戦しなかった無難さが称賛されがちです。この文化のままでは、未来の日本は「世界一安全な衰退」を誇るテーマパークになってしまうかもしれません。

■第一原理思考的な日本の近未来は――やさしい絶望を込めて

私たちは優秀(のハズ)です。ただし「現状維持」という競技に限っては世界最強です。しかし、AIや半導体の競争は、現状維持を許してくれません。一歩立ち止まるたびに、他国は十歩進むのです。

「いつか誰かがなんとかしてくれる」——その甘い期待をそろそろ捨てる頃です。問題を先送りにする癖は、歯医者を虫歯の治療を先延ばしにして総入れ歯になるようなもの。笑えない冗談が、もう冗談が現実になりました。——日本が再び「未来をつくる」可能性はナノレベル(10億分の1)に極少でしょう。