日本人の温暖化〜沸騰化軽視はやがて強烈な物価高となる!
化石燃料中毒ニッポンの危うい日常・・・近々近未来を自ら破壊する不思議な人々の群れ!!!
――「温暖化」も「危機感」も、ぬるま湯⇒熱湯で煮込めばこうなる――
地球が急速に沸騰している。異常な高温、記録的豪雨、干ばつ…。IPCCが何年も前から「危ない」と叫んでいるのに、私たちは聞こえないフリをしている。いや、もはや耳が化石燃料で詰まってしまったのかもしれない。
本日9月21日の日本経済新聞26面にも大気中のCo2が増大して海が大気中のCo2を取り込み酸性化して植物プランクトンが激減しCo2を吸収しなくなると、生態系が破壊され・・温暖化は一層加速度が付くとの警告記事があった。もう地球は限界点を超えた様だ!
本来、直ぐに実現可能で重要になるのは「昼夜の電力需要の平準化」だ。昼間の太陽光発電が余って捨てられ、夜間に火力発電所がフル稼働する、この非効率の悪循環を断ち切るため、大規模な蓄電設備が必要になる。世界ではテスラのメガワット級バッテリーが飛ぶように売れ、電気自動車(BEV)の大型蓄電池も、つなげば巨大な電力タンクに早変わり。今すぐにでも出来るこれを温暖化防止に使わない理由はない。
環境意識最低の日本でもテスラのメガブロックを設置するケースも有るが・・・設置理由は環境では無く損得の様だ!設置は世界では爆増、日本では超極少である。
テスラは自らソーラー発電や大規模蓄電プラントやメガパックやメガブロックやBEVの充電スタンド等々の地球沸騰化防止に役立つ全ての事をやり始めていて、凄い勢いで成長して黒字化している。
キーテクノロジーの蓄電池の世界の現実は、中国と韓国が蓄電池技術と生産で圧倒的リード。必要なレアアースの7割も彼らが握っている。さらにAI研究者の過半数は中国人。これを「背筋が寒くなる」と言って済ませるのは簡単だが、日本はすでに寒くなるどころか世界の趨勢を無視して氷結して固まっている。
米国エネルギー省の分析では、EVのライフサイクル全体のCO2排出量はガソリン車の約半分。2050年には4分の1にまで下がる可能性がある。数字だけ見れば夢のようだ。しかし、ここでも日本人は「都合のいい数字」だけを摘み食いする悪癖を発揮する。
確かにEVは走行時にCO2を出さない。だが、電力の多くが化石燃料で作られている現状では、「道路から発電所に排出場所が移動しただけ」という冷ややかな事実が残る。バッテリー製造時や廃棄時にも大量のCO2が出る。この「製造から廃棄まで(ゆりかごから墓場まで)」の総排出量でこそ、本当の評価ができるのだ。100%化石燃料由来の電気を使用してもBEVは約7万qでICE車の排出量を下回る。グリーン電気ならその距離は約4万q程度である。
今後はさらにBEVのアンボックスドプロセス工法等々の新たな効率が良い製造方法となれば、この逆転距離はさらに半減程度迄短くなるだろう。
海外では、この課題に正面から取り組んでいる。ノルウェーは発電の約9割を再エネ(水力)で賄い、EV比率は新車販売の8割を突破。ドイツは再エネ比率を6割まで高め、余剰電力は蓄電に回す仕組みを急ピッチで拡大中。一方、日本はと言えば、石炭火力依存度を世界有数の高さで維持し、「再エネは不安定だから」と議論を止める名人芸を発揮している。
さらに日本では、EVの稼働率を上げるロボタクシーの導入も遅れ、車は走らずに駐車場で日焼けしている。製造した分だけCO2を垂れ流し、「持ってるだけで満足」という高級腕時計的EV所有文化が広がれば、温暖化防止どころか地球の湯加減をさらに上げることになる。
移動そのものを減らすバーチャルリアリティーの活用も、本来は有効な手段だが、日本では「対面でないと失礼」という昭和の掟が健在。わざわざ新幹線や飛行機で名刺交換をしに行き、その帰りに「いや〜気候変動は深刻ですね」と語り合う。コロナで増大したリモートワークもいつの間にか大減少である。CO2排出と矛盾のダブルパンチである。
こうして、地球は着実に「沸騰化」のフェーズへ。大災害は増え、復興費用は天井知らず、経済は疲弊し、貧困が広がる。この連鎖はほぼ確定コースだ。毎週の様に竜巻が来て、毎週の様に豪雨で水没エリアが報道されても、それでも私たちは「まだ大丈夫」と笑い、来年の桜の開花予想を気にする余裕すら見せる。
日本人の最大の問題は、危機に対して「悪慣れ」してしまうことだ。汚職も、災害も、円安も、「まあ仕方ない」と受け入れてきた。温暖化も同じ運命をたどるのかもしれない。気温が41.8度を超えても「今年は冷房の効きが悪いね」と笑い、スーパーで氷を買い、エアコンをフル稼働させてさらにCO2を増やす――そんな未来が見える。
世界が再エネと蓄電の技術革新に走る中、日本は「化石燃料中心主義」を温存し、CO2爆増を先送りする。だが、先送りとはつまり、未来世代へのツケ回しだ。それはやがて、子どもたちの生活や命を削る形で請求書となって戻ってくる。
本当の地獄は、温暖化そのものではない。危機が明らかなのに何も変えようとしない、この「国民的惰性」だ。現在マスゴミでにぎやかな自滅党の総裁選挙で地球沸騰化等の環境問題を語る人は全くの皆無である。
湯が沸騰しても飛び出さない茹でガエル国家は、やがて自分たちの子や孫を鍋ごと茹で上げるどころか”焼き人間一丁上がり”と云うことになる。私たちはまだ間に合う――が、その「まだ」がどれほど短いかを、信じようとしない。
何度も申し上げるが・・・世界でブッチギリ地球沸騰化の大災害や経済被害が起きるのは日本である。
そんな事言っても、私に何が出来るの!!!との声が聞こえて来そうですね!やれる事は山ほどある。ただ考えていないダケ!・・例えば私はクルマ移動を9割減らした。1カ月に1度程度しかクルマには乗らない。
買い物の99.99%は・・・ポチ・・である。しかも無駄なモノは絶対に買わない!不便は知恵で解決!(これがまた超楽しいのである。考える事は実はとてつもなく楽しい事なのですよ!)