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反知性主義者はAI時代には生き残る事は難しいかもね!

人生100年──長寿国ニッポンの「延命治療国家計画」

「人生100年時代」──聞こえは華やかです。けれど実態は、国家ぐるみの延命治療。いや、もう少し正直に言えば「寝たきり国家計画」なのかもしれません。

2049年には100歳以上の人が50万人を突破するそうです。おめでとうございます、日本。長生き世界一。でもそれ、本当におめでたいんでしょうか?生きるってお金かかるんですよね!老後が長ければ長い程医療費が爆増する事も確実な事です。現在年間医療費48兆円の日本の皆保険制度の維持も人口減、特に働く人の稼ぎが減れば維持は不可能な事⇒個人の医療費増大不可避など・・電卓たたくダケで容易に判断可能ですね!

その意味でも賃貸(ド田舎以外では上がり続ける事は確実)より持ち家がダントツ有利です。ただし、個人の能力に有った家をしっかり勉強した上で3つのゆとりを犠牲にする事無く手に入れなければなりません。今後衰退不可避の日本では無理をすると即!地獄行きとなります。サラリーマンのパワーカップルのタワマン購入なんて超危険です。地方のサラリーマンの大手ハウスメーカー新築住宅確保なども超危険です。

80〜100歳20年間で払う賃料合計は、最低でも2000万円以上です。持ち家なら税金ダケの100万円(20年分)前後のみです。その差1900万円!長生き社会程!確実に持ち家有利です。働けなくなった後の1900万円の差・日本大衰退不可避の時代では、とてつもなく大きいですよ!

さらに日本の衆愚政治がもたらしたインフレや金利高により今後は、その差1900万円!はさらに広がり続ける(最大3〜5倍以上かもね?)事も確実な事ですね!余力の無い老人はタコ部屋又はド田舎の廃屋で暮らす運命となるのでしょうね!!!

A. 減る若者、増える老人

・2023年の出生数は72万7277人。2024年はさらに減って68万人台と過去最少。2025年上半期も前年比1万人余マイナスで、2025年通年では推定65〜67万人程度、結婚件数も2万組減少予測。
・一方で、死亡数は2025年に通年で167万人超えが予測され、人口減少は約▼100万人減で加速中。
・そして高齢者比率は急上昇。2038年には65歳以上が全人口の35.3%、もはや「老人大国」の完成です。

こうなると、生産年齢人口は急減し、現役世代の肩に社会保障の重しがずっしり。2017年には「2人で1人の高齢者を支える」状態でしたが、2065年には「1.3人で1人」を背負わされる見通し。支える側も支えられる側も、共倒れ必至の社会です。

B. 団塊ジュニアが引退する「2040年問題」

1971〜74年生まれ、約800万人の団塊ジュニアが全員65歳を超えるのが2040年前後。氷河期世代として非正規雇用に苦しみ、報われぬ人生を歩んだ老後の蓄えが圧倒的に不十分な多くの人々が、今度は「支えられる側」へ。つまり、「貧困老人の海」が一気に押し寄せるのです。

そして皮肉なことに、AI時代のスキルを持つ人材は日本では、ほとんど育たず。「高齢化+貧困化」だけが先進国最速、肝心の「生産性革命」は世界最遅。見事にアンバランスな国になりました。

C. 解決策は「死ぬまで働け」・・・AI時代に働く場は激減する事を理解して下さい。

政治の掲げる解決策はあまりにシンプル。「高齢者も元気なら働け」。ところが定年後再雇用の賃金は半分、さらに1/3以下にまで下がるケースも多々。55〜59歳で平均712万円だった収入が、定年後は300万円台になる現実。AI時代には特別なスキルが無ければさらに100〜200万円程度迄下がる。これを「チャンス」と呼ぶのなら、辞書を全部書き換えた方が早いでしょう。

しかし、AI時代が確実なのに日本の教育も企業も労働者もAIスキルは世界最低の状態が延々と続く事で若者の価値も大減少する事は確実な日本の未来は過酷になる事は確実な事ですね!

D. 日本病の正体は「先送り癖」

本当の病巣はここです。改革を避け、痛みを伴う議論を「検討中」と称して先送りしてきた歴史。気づけば、社会保障は瀕死、若者は減少、老人は激増。
つまり「何とかなる」でやり過ごしてきた結果、いま「何ともならない」時代が玄関先に立っているのです。

E. 国家ぐるみの“自転車操業詐欺”

「頑張れば報われる」──かつて信じられていた日本神話は消え失せました。残ったのは「頑張っても支えるだけ」というシステム。人生100年社会は、夢ではなく「労働地獄100年コース」。
もしこのまま問題を先送りするなら、それはもう国家ぐるみの“自転車操業詐欺”でしょう。

地球沸騰化と大地震という「おまけ」

しかもこの沈没船、ただ沈むだけでは済みません。地球沸騰化で夏は40度超えが当たり前、インフラ老朽化の中で南海トラフ地震や首都直下地震が「いつ来てもおかしくない」と言われています。人口は減るのに避難者は激増、税収は減るのに復興費用は青天井。笑うしかありません。

「人生100年」とは、要するに「地震が来るまでの我慢大会」「熱中症で倒れるまでのサバイバルゲーム」なのかもしれません。

F, 怒り(公憤)を力に変える時

「人生100年、素晴らしいチャンスだ」と声高に叫ぶ人はいます。でも政策は空振り、制度は時代遅れ、国民は疲弊。それでも日本人は「仕方ない」と悪慣れしてしまった。腐りきった政治屋と古すぎる企業リーダーを放置するその無関心こそ、最大のリスクです。

だからこそ必要なのは、「ちゃんと怒る」こと。自分と家族の未来のために。選挙とは「誰を選ぶか」ではなく、「この4年間、この6年間にYESかNOか」を突きつける場です。行かない人には知性がない──厳しいけれど、そう言わざるを得ません。反知性主義という名のパンデミックを止めるのは、市民の公憤しかないのです。

未来を「ただ長いだけの延命治療社会」にするか、それとも「生きるに値する社会」に変えるか。答えは、貴方自身の投票と公憤の拡散行動(啓蒙活動)にかかっています。