体重約60sの人間を重さ40倍の自動車で運ぶなんて間違い!
清水教授が2004年に世に送り出した8輪の「エリーカ」。ナンバープレートの「370」は最高時速を意味する!開発の目標は「ポルシェターボに勝つ」・・である。もうこのころは地球温暖化問題も顕在化していました。そして2007年、アル・ゴア氏の「不都合な真実」と言う地球温暖化警鐘映画が大ヒットしました。
私も清水教授の公演を直接聞いて多くの質問や講演後に居残ってしばらくお話をさせて頂いた経験が有ります。インフォイールモータのバネ下重量問題とモーターの磁石の剥落問題を質問した事が有ります。
以下開発したエリーカ号の詳細が判るサイトです。
https://www.athome-academy.jp/archive/engineering_chemistry/0000001024_all.html#:~:text=%E6%9D%B1%E5%8C%97%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E5%B7%A5%E5%AD%A6%E9%83%A8%E5%8D%9A%E5%A3%AB%E8%AA%B2%E7%A8%8B,%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E7%92%B0%E5%A2%83%E6%83%85%E5%A0%B1%E5%AD%A6%E9%83%A8%E6%95%99%E6%8E%88%E3%80%82
https://www.tossnet.or.jp/portals/0/resouce/staticContents/public_html/mtou_tokyoweb/gallery/2005/0509_eliica.pdf
20年前当時!清水教授は多くの自動車メーカーにこの「エリーカ」車を持ち込み技術開発の支援や提携をお願いしたが殆どのメーカーに鼻で笑われた的な事をおっしゃっていた事が思い出されます。唯一岡崎の三菱自動車の工場ダケは興味を持ってくれたとの事でしたが、提携や開発の協力は得られなかったとの事でした。・・しかし、三菱自動車は後のアイミーブ2006年10月に発表し、2009年6月4日に量産製造を開始し発売されたのです。
しかし、三菱はエリーカ号の一番の肝である。「インフォイールモーター」を歯牙にもかけなかった様です。
そして日本メーカーの先見性の無さは現在のBEVの超低性能と近々未来の大凋落を招く事となりそうです。
★以下は最新のインフォイールモーターの実現のニュースです。
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英国のプロティアン・エレクトリック(プロティアン)は、IAAモビリティ2025において、新型インホイールモーター(IWM)を発表した。新型インホイールモーターはトルク2500Nm超、220kW(293馬力)の出力で欧州自動車メーカーが高性能EVに2026年搭載へ…との事!
新型インホイールモーター「Pm18 2500」は、、コスト削減と機能向上により、ツインeアクスル構成を置き換えた初のインホイールモーターとなる。
同製品は1輪あたり2500Nm超のトルクと220kW(293馬力)の出力を実現し、車両の0-100km/h加速を約3秒で可能にする。2輪駆動なら586馬力、4輪駆動なら1173馬力のBEVとなる。モーター1つのトルクがポルシェターボの4倍以上も有るので・・・4輪駆動(3600万のポルシェターボの16倍のトルク)の加速は強烈なモノとなるだろう。
プロティアンのIWMは、eアクスルと同等の価格を実現するだけでなく、車両製造コスト全体の削減も提供する。何よりもドシンプルなBEVが実現可能。同社のIWMは部品の複雑性を簡素化し、従来のドライブライン要素を排除するとともに、生産プロセスを合理化する。
自動車メーカーにとって、これは多くの明確な利点をもたらす。既存プラットフォームへのEV技術のシームレスな統合、そして新しいアーキテクチャにおいては、より高いモジュール性、空間効率の向上、さらに全体的な効率とパフォーマンス指標の向上だ。
そしてこのインフォイールモーターはあらゆる移動媒体の駆動に採用出来る!ステアバイワイヤー(電気信号でタイヤを操舵)が当たり前になりつつある現代では4つの車輪が別々に駆動可能だから、その場ターン(タンクターン)も横移動も斜め移動もブレーキを掛ける事さえノンストレスで可能となる。
*************以上最新ニュース***************
★インフォイールモータのバネ下重量問題とモーターの磁石の剥落問題は現代技術で既に中国のNIO等が市販しているアクティブトレースサスペンション技術なら簡単に解決可能である。さらにAIが進化すれば全く問題ない事と成りそうである。
William Takes on the 5-Layer Champagne Tower Challenge with ET9
https://youtu.be/HFbvsrSoJ2w
★アップルからiPhoneが発売される前に、某日本メーカーの社員がiPhoneと似たようなアイデアを正式に社内提案していたという事実。でも、日本文化の誇り「縦割り」「稟議」「空気読め」であっさり却下。
★TRONプロジェクトは、1984年に発足した産学共同のコンピュータ・アーキテクチャの開発プロジェクトです。坂村健(東京大学名誉教授)をプロジェクトリーダーの技術⇒コンピューターOS、これもアメリカがその性能にびっくりしてアメリカの外圧で頓挫!後のマイクロソフトの隆盛を許す事になる。
こんな日本の政治屋や高級官僚が先見性が無く古すぎる村社会温存の我欲(政治献金と天下り先)温存で日本はドンドン衰退に次ぐ衰退をし続けて居ると言う過去40年の歴史が有ります。こんな成長を邪魔するアホ政策は数えたらきりがない程日本には有ります。
日本以外、特に中国やアメリカや欧州ではドンドン「クリエイティブNEW」が出てきます。昔の問題が解決できずに眠った技術も現代の「クリエイティブNEW」で解決して価値を持つイノベーションがガンガン起きています。
究極の乗り物はインフォイールモータ1個のバランスビークル(1輪でも倒れない技術も開発済み)にもなります。マイクロビークルの四方に内・外部衝突エネルギー吸収エアーバック付ければ・・長さ100cm×幅60cm×高さ120cm・重量100sなんてAI自動運転ビークルも可能ですね!究極のマイクロエコカーです。
シンプルイズベスト・・・オッカムの法則ですね!