貴方の未来を教えよう!
■感情で国は動かない…はずだった日本、そして今の私たちへ
84年前の日本人の大愚行の歴史を徹底的に調べると・・日本人の恐ろしさ、日本のリーダー層の変質(人間性の欠落性)が良く理解出来ます。その中の2つの学びが下記の映画です。
★映画「日本のいちばん長い日」 945年8月14日正午のポツダム宣言受諾決定から、翌日正午の昭和天皇による玉音放送までの激動の24時間を描いた名作ドラマ。
★映画「日本のいちばん長い”夏”」昭和38年(1963年)6月20日、東京の料亭「なだ万」に、日本を代表する戦争体験者の座談会。知識人や政治家、官僚、や末端の兵隊さん迄を含む28名の人々が集められた。彼らは皆、戦争の過酷な体験を当事者として語った。
そしてこの映画の中で、「戦争を起こすのは無知な大衆を扇動する無知な指導者により引き起こされる。大勢を占める意見は間違って居る事が多い。正しい意見程少数派となり弾圧を受け排除される」との話があり、古今東西変わらぬ事象である。
1933年、昭和8年。日本はある意味で「思春期の暴走」を始めた年かもしれません。理性を手放し、感情に身をゆだね、「空気」に酔いしれたこの年、国としての道を外れた最初の転換点だったのです。
ノンフィクション作家であり近代史研究家の保阪正康さんはこの年を「昭和史の重大な転換点」と喝破しました。確かに、この年を境に、日本は理性より感情、対話よりも自己正当化、自省よりも熱狂と拍手喝采の時代へと突き進んでいきました。
昭和8年3月、日本は国際連盟を脱退します。42対1という圧倒的な多数決を前にしても、「うちの正義は世界がわかってない!」と拗ねるように松岡洋右代表は席を立ち、議場を後にします。すると、日本の新聞各社は一斉に「英雄の帰還」と書き立て、港では2000人が「よくぞ言ってくれた!」と拍手喝采。
現在の理不尽過ぎるロシアのウクライナ侵攻でも国連加盟193カ国のうち141カ国がロシアを非難する票を投じた。満票では無く27%の国はロシア寄り!昭和8年3月の日本脱退の42対1という圧倒的な多数決から日本が如何に孤立していたかが良く理解出来る。
冷静に見れば、これは国際社会からの自傷的リストラ宣言。もう一緒にやっていけません、と自ら孤立の道を選んだ瞬間でした。
それだけではありません。同年、五・一五事件の加害者、青年将校たちが軍法会議にかけられます。首相官邸に乱入して犬養毅首相を射殺した、れっきとしたテロリズム。しかし法廷では、彼らが「国を思ってやった」と涙を流すと、裁く側も報道も世論も涙で応えました。まさかの“感動大河ドラマ化”です。
その結果、求刑は8年だったのに、全員が禁錮4年。情状酌量ならぬ「情熱酌量」がまかり通ったこの判決以降、「純粋な動機なら多少の違法はセーフ」という空気が社会全体に広がります。
この年、日本は「感情優位の国」へと、確実に変貌したのです。
——さて、狂気の時代からの90年後の今の日本はどうでしょうか。
政治は空気と支持率で動き、SNSでは「怒ってるっぽい人」が注目され、政策は感情ウケ重視。誰かが論理的に話そうものなら「冷たい」「空気読めない」と非難され、テレビでは正しい事は殆どシカトされ、権力者やスポンサー等の資本家に都合悪い事も隠蔽され、意図的に嘘を盛り上げた“共感力”が正義として君臨しています。
「理性より共感」「実績より印象」「データより雰囲気」。
気づけば、あの昭和8年(西暦1933年)の空気とよく似た匂いが充満しています。ただ、違うのは国際情勢です。いま世界では、再び戦争が頻発し、大国が感情でぶつかる時代に突入しています。ロシアは怒って攻め、アメリカは萎えながら援助し、中国は虎視眈々と覇権を狙う。そして中東も常に沸騰中。
そんな中、日本はというと……巨額の借金と人口減少でヒーヒー言いながら、現状維持を掲げ、「異次元の少子化対策」と言いつつ保育士の賃上げすら渋る老害国家の道をまっしぐら。もはや“国家的介護状態”とも言えるでしょう。
財政赤字はすでに1400兆円を超え、先進国ワースト。出生数はついに70万人台。毎年約160万人が死亡し、日本の人口純減は約▼90万人/年、でも政治家たちは「増税より先に身を切る改革を」などと一応言ってはみるが、切るのは国民の生活ばかり。国会は高齢者の寄り合い所帯、若者は投票しない、メディアはワイドショー化し、SNSは炎上商法の巣窟。まさに“全方位型思考停止”の日本丸。
思えば、あの昭和8年(西暦1933年)の「感情に流された日本」が、すでに日中戦争で疲弊して居た日本が1941年太平洋戦争へと突き進み以下の様な国力差でも戦争を自ら仕掛けたのです。
日米の兵力差 2.01倍・米優位
日米の戦費の差 3.50倍・米優位
戦争継続力・経済11.83倍・米優位
日米のトータル差82.80倍・米優位・・←82.8倍差の戦闘力の差!それでも日本は勝てると思う日本人
3年と8カ月後に日本全土が焼け野原になったように、現代の私たちもまた、思考を放棄し、流され続ければ、致命的破滅の再演もありえるのではないでしょうか。
いまこそ大切なのは、過去の失敗を“感情的に悔いる”のではなく、“理性的に活かす”こと。感情は人を動かしますが、理性がなければその動きはただの暴走です。
「純粋だから正しい」ではなく、「正しいかどうかを問い続ける」姿勢こそ、いまの日本に必要な唯一の処方箋。
歴史は繰り返します。なぜなら、学ばない国がそこにあるからです。1920年から1945年、1950年迄の30年間の日本の近代史を徹底的に深堀して学ぶ事を貴方にお勧めします。それは、日本の未来の再現になる可能性が高いからです。
まさに・・・「歴史は韻を踏んで繰り返す」・・・