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高度生産設備が拡充中!Ai進化中だから日本車は生きて居られる!

クラウンと大きさ同等の中国BEV、見えてしまった「世代の時代断層」日本の未来はどうなるのか?

かつて「クラウンに乗れるかどうか」が日本のサラリーマンの夢の境界線だった。ところが2025年の今、クラウンの最新モデル 2.5リッターハイブリッドシステム(最高出力236馬力・730万円)と、よりダイナミックな走りを追求した2.4リッターターボハイブリッド(最高出力340馬力・855万円)を前にしても、現在は、その象徴性はすっかり霞んでしまった。

理由は単純だ。隣国・中国のEVメーカーが次々に市場に投入しているバッテリー電気自動車(BEV)の性能と比べてしまうと、日本の看板車「クラウン」はまるで「前世代の過去の遺物」に見えてしまうからである。以下中国製造のBEVの性能

🚗 Xpeng P7 Ultra AWD (92.2kWh)価格: 259,800 RMB(約534万円)馬力:582PS ECU/1500TOPS

航続距離(CLTC)20インチ: 750km 充電性能最大 486kW(800V)10分: 約480km / 10-80%: 約11.3分
出力・トルク: 437kW / 594Nm 加速性能: 0-100km/h 3.7秒 / 最高速 230km/h

🚗 Xiaomi SU7 Max AWD (101kWh)価格: 299,900 RMB(約617万円)馬力:660PS ECU/508TOPS

航続距離(CLTC) 20インチ: 750km 充電性能最大 300kW(871V)15分: 約510km / 10-80%: 約19分
出力・トルク: 495kW / 838Nm 加速性能: 0-100km/h 2.78秒 / 最高速 265km/h

🚗 Tesla Model 3 P AWD (78.4kWh)価格: 335,900 RMB(約691万円)馬力:450PS ECU/720TOPS

航続距離(CLTC)19インチ: 623km 消費電力: 14.4kWh/100km 充電性能 最大 250kW(400V)
15分: 約250km / 10-80%: 約32分 出力・トルク: 338kW / 678Nm 加速性能: 0-100km/h 3.1秒 / 最高速 261km/h

🚗 Zeekr 007GT AWD (100kWh)価格: 262,900 RMB(約541万円)馬力:633PS ECU/1000TOPS

航続距離(CLTC)19インチ: 730km 消費電力: 15.0kWh/100km 充電性能 最大 約450kW(818V)
10-80%: 約15分

出力・トルク: 475kW / 710Nm加速性能: 0-100km/h 2.95秒 / 最高速 210km/h

🚗 Luxeed S7 Ultra AWD (100kWh)価格: 289,800 RMB(約596万円)馬力:486PS ECU/200TOPS

航続距離(CLTC)20インチ: 785km / 21インチ: 703km消費電力: 13.5kWh/100km

充電性能 最大 320kW(800V)15分: 約375km / 10-80%: 約20分
出力・トルク: 365kW / 679Nm 加速性能: 0-100km/h 3.3秒 / 最高速 210km/h

★上記5車種以外でも中国のニューエコノミーメーカーのBEVの頭脳ECUの演算能力は2500TOPSと云う商品迄発売されている。今後もこのECU性能は伸び続ける事になります。日本製は自力調達では約100TOPS前後の性能しか有りません。中国メーカー丸投げの中国で販売するトヨタのBEVなどでも250TOPS程度と圧倒的に劣る状態になっています。

TOPS = Tera Operations Per Second(1秒間に1兆回の演算)?なんじゃそれ・・と云う人の為に解りやすい比較が下記です。自動運転レベル5に最低必要な1000TOPSを身近な機械との比較

@ スマートフォン
最新iPhone(A17 Pro):およそ 35 TOPS→ レベル5自動運転に必要な1000 TOPSは iPhone約30台分

A 家庭用ゲーム機
PS5 GPU性能換算:およそ 10 TOPS程度→ レベル5自動運転は PS5が100台以上 常に同時稼働しているイメージ

B ノートPCのAIチップ
最新ノートPC内蔵AIアクセラレーター:約 40〜50 TOPS→ レベル5は 高性能ノートPC 20台分以上

BEVの頭脳ECUの演算能力は、今後も続き年率2倍程度の加速度が付いて高度化して行く様です。自動運転に必要な演算性能は、@レベル2〜3:おおよそ 50〜150 TOPS Aレベル4:200〜500 TOPS Bレベル5:1000〜2000 TOPS 以上 が必要と見られる(2025年時点の業界推定)ちなに人間の頭脳は1 ExaOPS = 100万 TOPS程度と推定されてます。

このECUの高度化のハード技術も日本は全く無し!さらに、そのハードで演算するAIソフトも世界最低!

その他にも航続距離。表で示された中国EVの主力モデルは、CLTCモードで700〜800kmを当たり前に達成している。小米(Xiaomi)SU7 Maxは810km、ルクシードS7 Ultraも785kmを誇る。日本製の純粋なEVでは存在感が薄い。トヨタBEVのbZ4X(価格600万前後・馬力160kw・218馬力)ですら実航続距離は400km程度。EVクラウンが本格投入されても、この差を埋めるのは容易ではない。

次に充電性能。XpengやZeekrはわずか10〜15分で400〜500km分の充電を可能にしている。最大出力486kWや450kWという数字は、ほとんど「給油と同等」の感覚だ。対するトヨタは、ようやく150kW級の急速充電を取り扱えるかどうかという段階。30分待っても200km走れるかどうか。高速道路のサービスエリアでコーヒーを飲んでいる間にフルチャージが済む中国車に比べれば、日本車の「休憩時間」はまだ昭和の喫茶店の長居に近い。

加速性能もまた象徴的だ。小米SU7は0-100km/h加速が2.78秒(価格3500万円のポルシェ並み)。テスラ・モデル3でも3.1秒。ゼロヨンの世界に片足を突っ込むような数値が並ぶ。クラウンはといえば、ハイブリッドで6〜7秒台、PHEVでも5秒台。決して遅くはないが、隣国が「スーパーカー並み」を量販モデルで提供しているのに対し、馬力等の性能は低くても「公道では充分」と胸を張る姿はどこか寂しい。

そして価格である。Xpeng P7 Ultraは約534万円、Zeekr 007GTは約541万円。つまり性能的にはクラウンを上回りながら、価格はクラウンより遥かに高性能でも180万円も安い。クラウンセダンPHEVは日本で730万円〜855万円+オプション、中国EVのほうが180〜300万円安く、しかも・充電・加速・装備・デザイン等々中国製BEVがすべてで圧倒的に勝っている。クラウンがかつて「いつかはクラウン」と憧れられたのに対し、今や「もうクラウンでは物足りない」とさえ感じさせる逆転現象が起きている。

ではなぜ日本がここまで立ち遅れたのか。理由は構造的だ。トヨタを含む日本メーカーは「ハイブリッド延命」という選択を取り続け、EVを本気で育てる覚悟を示さなかった。結果、電池技術やソフトウェア、急速充電網の整備において、中国・米国に圧倒的な差(追いつく事は不可能)をあけられた。今の今に至っても日本メーカーの首脳陣は劣後を認めない!「エンジンは不滅です」なんて大決起集会を開催する始末。

今!時代が求めているのは単なるクルマではなく「移動型コンピューター」「人を乗せ移動する秘書ロボット」であり、AIソフトと激安高性能ハードの統合力が試される領域に入っている。マルチプッチュンウェ〜〜〜などと、ガソリン車の延長線で語っている限り、世界市場で存在感を保つのは難しい。

”クラウン”は日本人、特に昭和のおじさんにとって特別な名前だ!私も若い頃憧れた1人です。しかし、その特別さを維持するには、「伝統」ではなく、時代進化に合わせた「革新」で勝負しなければならなかった。隣国の街角には、すでに加速3秒台で航続800km、10〜15分充電のEVが量販価格で並んでいる。1000馬力越えのハイスペックモデルでは0-100q加速3秒を悠々切り2秒を切る高性能モデルも発売されている。

サスペンション性能も・・普通のセダンやSUVがエルクテスト(飛び出し緊急回避テスト)で90q(ポルシェやフェラーリより上)なんて達成している。VIPモデルではシャンパンタワー5段が全く倒れない、殆ど揺れないモデルも発売されている。

日本の「いつかはクラウン」は、気づけば「いつのまにか時代遅れ」と笑われている。いま必要なのは、過去の栄光を延命させることではなく、未来のモビリティを本気で再定義する強烈な痛みを覚悟した勇気だろう。