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日本の役人や政治屋は平気で嘘を吐く⇒歴史的事実

奇跡の半導体?ラピダス劇場に喝采と困惑を・・・日本は40ナノ程度の実力しかない!TSMCの九州の工場でもTSMC全面依存で日本では12ナノしか製造していない。

A.ラピダスの挑戦、国産半導体の復活へ

@ 北海道・千歳市のラピダス工場で、わずか3カ月で2ナノ半導体の試作に成功。通常の2倍のスピードで生産体制を立ち上げ。

A 成功の鍵は、@IBMとの事前検証、Aウエハーを高速処理する新ライン、Bデジタル分析による製造改善。

B 熟練の技術者(40年前の古すぎる技術者が何故に最先端品が出来るのか?)が主導。1980年代に日本が世界一だった頃のノウハウが生きている。

C ASML製の露光装置も通常より2カ月早く設置完了。各社の協力が結集。

D 2027年の量産を目指し、大日本印刷は「2ナノ対応フォトマスク」の供給準備中。

E 日本は半導体装置で世界シェア3割、素材で5割。再興には産業全体の力が不可欠

ついに北海道に工場を新設したばかりのラピダスが2025年7月18日「2ナノ試作品」の現物を展示(外観では性能は全く判別不能)して、お披露目をして2027年より量産開始だそうです。まるで無名の新人バンドがいきなり武道館ライブを宣言したような驚きと、どこか現実味の薄い、いや失礼、夢のある発表でした。

私などは、このニュースに接して2014年1月末にSTAP細胞の論文を筆頭著者の小保方晴子さんの顔が浮かんできました。大騒ぎの末に偽造と判明!

そもそもラピダスとは何者か?設立は2022年8月。わずか2年足らずで世界最先端の「2ナノ」試作品を作ったと胸を張ります。まるで3流の助っ人だらけの高校演劇部が練習など殆どせずにブロードウェイに殴り込みをかけたかのような話です。でも一つだけ忘れてはいけません――世界のダントツブッチギリトップのTSMCでさえ本国台湾でも、まだ本格量産に至っていない2ナノ技術なのです。

しかも、提供元はあのIBM。正直に言いましょう。IBMは「実用的な最先端半導体をつくって商業的に成功した実績がほとんどない」という意味で、過去の栄光と現在の営業努力を頼りに生き延びてきた企業です。研究論文と特許は山ほどあるけれど、iPhoneもPCもゲーム機も、IBM製のロジック半導体を採用していません。そんなIBMからの「技術供与」と聞いて、「あっ、つまり実戦経験ゼロの空手師範代から教わった」という感覚がぬぐえません。

そしてなにより奇妙なのは、その資金構成。ラピダスの民間出資は73億円。最近経済産業省は他の産業の補助金企業へラピダスの出資の圧力をかけている様ですが、銀行・自動車企業から数十億〜1000億円規模検討中⇒民間主体だったはずが、政府主導と銀行・企業の支援検討が膨らむ構図です。

民間企業では多くても1000億円程度(全体必要金額の1/50程度⇒量産迄は5兆円が必要と試算)・・・国からの支援は、なんと現在1兆7000億円超。これだけの大金を出してもらいながら、未だに民間からの“まともな”出資はほとんど増えていないのです。日本の大企業たち――トヨタ、ソニー、富士通――顔は出すけど財布は硬い。まるで結婚式に来て「ご祝儀は電子マネーで」と言って手ぶらで帰る親戚みたいです。

まだ、まだ、生産迄の資金は5兆円なんて言われています。民間出資を募る目的の2ナノ発表と勘繰られても不思議では有りません。

でも、「動いた」と言ってるんじゃないか、という声もあります。たしかに「2ナノのGAA構造のトランジスタが動作した」との報告はありました。しかしこれは、技術論文の世界でいえば「研究室で1回動いた」レベル。小保方晴子さんSTAP細胞論文の嘘がバレた様に論文なら査読と追試が必要ですが、こうしたプレスリリースにはチェックもツッコミもありません。まるで、成績表なしで「うちの子、東大レベルです」と宣言する保護者会のようなもの。誰が評価したのか?歩留まりは?再現性は?コストは?そんな疑問がもやもやと残ります。

会場には200人を超える顧客候補やパートナー企業が招かれたそうですが、肝心の「本命顧客」の姿は見えず。これも「合コンには来たけど、本命の彼女は来てない」みたいな状態。顧客の設計に必要なPDK(プロセス・デザイン・キット)も「年末には渡せるかも」とのこと。ようやく履歴書を書き始める段階です。

技術的にも、まだまだライバルとの差は歴然。TSMCは2025年後半に2ナノを量産予定との事、28年には1.4ナノにも挑戦予定。生産規模では月産2.5〜3万枚を目指すラピダスに対し、TSMCの工場は月産10万枚規模。ママチャリでF1レースに挑むような話ですが、本人たちはいたって真剣。寝ないで試作したそうですから、その努力は讃えましょう。

しかし、「技術はスピードと根性で何とかなる」と思いがちなのが日本的な発想の罠です。半導体開発は、金と頭脳とインフラと膨大な失敗の積み重ね。学生の自由研究ではないのです。

政府は「半導体は国家の要」として支援を惜しみません。でも、民間の財布が開かないというのは、「プロの目から見てまだ信じきれない」というサインでもあります。ラピダスに必要なのは、もっと地に足の着いたロードマップと、信頼される透明性でしょう。

最後に。この国が失ったものは、技術そのものより「正直な評価」と「冷静な判断力」かもしれません。奇跡は願うものではなく、積み上げていくもの。たった2年後の2ナノ製品量産の夢が砂上の楼閣にならぬよう、まずは現実をしっかり直視するところから始めたいものです。

政府主導の壮大な詐欺か?それとも日本人の技術が眠っていたダケなのか?2年後には判明する事になる。

そもそも利に群がる日本の民間企業や世界の投資家が見向きもしない状態が半年後どうなるか?でだいたいの予測は付く事になる。