« 根拠不明の威勢の良いスローガンが評価される恐ろしさ! | メイン | 日本の役人や政治屋は平気で嘘を吐く⇒歴史的事実 »

ポピュリズムの行きつく先は例外なく殺し合いの歴史有り!

「知性なき平和」と「壊れたバトン」 〜私たちは、何を継がされたのか〜この国!日本ではいま、静かなる崩壊が進行している。見た目は平和。街にはコンビニが灯り、電車は時間通りに走り、事件もほとんど起きていない。でも、その奥底では、社会を支える“知のインフラ”が、じわじわと崩れている。

それは突然始まったわけではない。この国は昭和という時代に、「働くこと=正義」を刷り込まれ、無限残業と根性論で家族より会社を優先する人生を“当たり前”にしてきた。平成になってもなお、親たちはその価値観を手放せず、家に帰れば無言の疲労。子育てどころではなく、学校という名の村社会に子どもを預けるしかなかった。

そうして育った世代が、今の親となり、さらにその子が令和の若者たちである。結果、日本社会には「家庭も学校も壊れたのに、誰もそれに気づかない」という、全体的な機能不全が、まるで空気のように蔓延している。

学校では考える力より“空気を読む力”が育まれた。わからないと手を挙げると「空気が読めない」と言われ、質問せずに黙るのが“賢い子”。教師は疲弊し、家庭は沈黙し、社会は「とりあえず黙って従え」と迫る。こうして、知性よりも“同調力”が重宝される国民性が完成してしまった。

人間が人間たる根源の”考える力”を奪われてしまった若者は、簡単に商業主義の餌食になり、商業主義の最たる搾取ツールのSNSに簡単に支配される。今回の参議院選挙もポピュリズムの思考停止の結果となってしまった。

今回の参議院選挙で大躍進した参政党の憲法草案を見たが、現憲法の国民主権の記述消去され国家主権とされ日本国民の義務が爆増(現憲法では3つが14程度に増加)して日本の戦前の”治安維持法さえ可能”にする憲法で有った!日本に対する愛国心の強制!愛国心無きモノは非国民(日本国民から除外)にする事も可能にする条文が堂々と記載されている。是非貴方も読み込んで理解すべきである。以下参政党の憲法草案

https://sanseito.jp/new_japanese_constitution/

いまの若者は、どれだけ考えて参政党を圧倒的に支持したのか?疑問である。親から「なぜ働くのか」「何を学ぶのか」と問われずに育ち、社会からは「やる気がない」「打たれ弱い」と嘆かれる。だがその根源には、人間にとって一番大事な「問いを持つ習慣」「疑問を考え抜く思考力」を根こそぎ奪われた教育と、「人生の意味を語れない」親たちの沈黙がある。

それでも社会は、「若者のせい」にしたがる。「今どきの若者は…」と嘆く大人たちが、かつては「今どきの親」だったことを忘れて。そもそも、考える力を子供達から奪っておいて50年余が継続、そもそもの原則論として思考停止の日本人に民主主義など正しく機能するハズも無い。

”日本の民主主義”は目の前の我欲と感情と”空気感”のみで投票行動が起きる不完全民主主義なのである。ポピュリズムが煽られた時に歴史的には人間は殺し合いを始める例外無き歴史の現実がある。

私の人生を顧みても幸運にも26歳の時に我が師と出会い猛烈に満び続ける45年余が無かったら私も反知性主義の罠に嵌って居た事だろう。

世界では権威主義国が増大して完全な民主主義と言われる国は世界のたった8%以下(24ヵ国⇒日本は最低ランキング)となった。そして私たちの“未来への耐久力”は、今やボロボロだ。国際調査では、日本の労働者の仕事満足度は29%。OECD諸国で最下層。以下参考サイト

https://www.pwc.com/jp/ja/knowledge/thoughtleadership/hopes-and-fears-jp2023.html

以下仕事に満足している労働者の割合ランキングとその満足労働者の割合

1位 オランダ    71%
2位 スウェーデン  67%
3位 デンマーク   64%
4位 ドイツ     61%
5位 アメリカ    60%
6位 スイス     60%
7位 ルクセンブルグ 58%
8位 ニュージーランド57%
9位 トルコ     57%・・グローバル平均57%
10位 カナダ     56%
11位 オーストラリア 56%
12位 ベルギー    55%
13位 アイルランド  55%
14位 英国      54%
15位 スペイン    54%
16位 メキシコ    53%
17位 イタリア    51%
18位 フランス    47%
19位 コロンビア   47%
20位 ポーランド   46%
21位 チェコ     43%
22位 韓国      34%
23位 日本      29%・日本人の感覚とは全く違う!日本はあらゆる面で最低国化している。
24位 ハンガリー   27%
グローバル平均    57%

日本という国の労働者の満足度が・・まともな国最低となっている現実、平均の半分程度の満足度困窮状態、この日本がとてつもなく満足度が低い状態は2025年現在は日本のど衰退に比例してもっと下降している可能性が高い。

転職する“行動力”も下から数えた方が早い。つまるところ、日本は「不満を感じる力」はあっても、「変えようとする力」が著しく弱い国なのだ。

しかもこれから待っているのは、さらなる高齢化・財政破綻・格差の拡大という“トリプル地獄”。厚労省の試算では、2040年には医療・介護の公費が約100兆円。いまの若者は「学費ローンを返しながら、親の介護と高齢者の社会保障を背負う」ことが、ほぼ確定済みの未来だ。

その一方で、国はなぜか“自己責任”と“精神論”に夢中だ。社会保障は削り、教育費は高騰し、老後も自己責任。それでも大人たちは「昔はもっと大変だった」と語り、若者は「で、今も地獄なんですが」とつぶやく。

これはもはや、“壊れた価値観”が“壊れた世代”に引き継がれた連鎖だ。私たちは、教育で「考える力」を奪われ、労働で「生きる余力」を削られ、政治で「希望の声」を無視されてきた。それでもまだ、「このままではマズい」と気づけるかどうか。それが、残された唯一の希望なのかもしれない。

だが現実は、誰もが思っている。「まあ、どうせ変わらないし」――そう、最大の敵は“絶望”ではない。「諦めに慣れきった心」なのだ。私たちはいま、「壊れた教育」と「壊れた労働文化」が残した“ツケの支払い”を未来に押しつけながら、それでも平和を装っている。

でも、見せかけの安定ほど恐ろしいものはない。そして、知性なき平和ほど脆いものはない。

どうか、自分たちの痛みにだけ鈍感なこの“麻痺した日常”に、少しだけでも疑問を持ってほしい。ド過酷に慣れきった私たちに必要なのは、怒りや嘆きではなく、痛覚を取り戻す勇気です。そして答えの出ない辛い大問題を考え続け!深堀して深く深く考え続けるネガティブケイパビリティ―が必要なのです。