根拠不明の威勢の良いスローガンが評価される恐ろしさ!
◆笑ってるうちに沈んでた——反知性という国民的ほころび!ポピュリズムの真の恐ろしさを実感する事となるだろう。
先日の参議院選挙で減税をスローガン・外国人排斥をスローガンとする幼稚な新規政党が大躍進!極悪自民党が大敗したとの事ですが、減らした自民党議員は旧阿部派の割合がとても多いとの事です。
「類は友を呼ぶ」とは、うまいこと言ったもんで。トランプさんと日本の“あの人”となんだかんだでウマが合った過去が有ります。やることなすこと、政策も語彙も、どこか似てる。強がりのポーカーフェイスと、どこか抜けたカンペ読み。アメリカン・ドリームとジャパニーズ・スローガン、「美しい国」「日本を取り戻す」「日本人ファースト」どれも中身は“見切り品のセール”みたいな内容で、売り文句だけがデカい。
それにしても、アメリカの「大きくて美しい法案」。まるでテレビショッピングの商品名みたいですね。中身はというと、減税で景気を良くしよう、という毎度おなじみの経済手品。トランプさんは「減税すれば税収が増える」と言ってのけます。確かに1〜6月では計872億ドル(約13兆円)!それを国民にばらまく!
でもそのバラマキのトリック、もうタネバレしてるんですよ。ええ、うちの国で。
思い出してください。「アホノミクス」です。名前からして不安なこの政策、最初は「異次元の金融緩和!」と花火が打ち上がったものの、気づけば私たちの生活は“異次元の苦しさ”へと転送されました。家計は火の車、米が2000円上がっただけで国会もメディアもパニック状態。1カ月以上も「米ショック2025」とでも名付けたくなる騒ぎぶりでした。いや、もっと騒ぐべきこと、あるでしょ。
財政赤字は膨らみ、貧富の差は広がり、それでも政府は「景気は回復している」と胸を張る。まるで、真夏に冷房切って「心頭滅却すれば火もまた涼し」と言い張るようなもの。いや、そこは数字で見てくれ。熱中症まっしぐら!、みんな。
一方のアメリカでも、低所得者への支援カット、金持ちには大幅減税。しかもこの法案が通れば、今後10年で財政赤字が▼348兆円分も追加されるっていうんだから、もう“貧富拡大!大借金国家”の誕生です。でもそれを「景気がよくなるからOK!」と推すトランプ陣営。うん、勇気あるなぁ…それともただの無謀か。経済学者の殆どが危険と公言し、トランプ氏と仲良しだったイーロンマスク氏さえ、大喧嘩してヤバイと連呼している状態。
そして不思議なことに、こういう時に限って支持率は高い(微減)。日本でもそうです。「このままじゃヤバいですよ」と言っても、「でもあの人が言ってたから」と。ええ、思考停止という名の“国民的信頼(妄信)ゲーム”ですね。もういっそ「空気民主主義」とでも呼びましょうか。議論しようとすると「空気読め」と怒られますから。
私たちの国には、知性より情緒、根拠より印象、そして本質より雰囲気が優先される文化があります。議論しようものなら「意識高い系」と冷笑され、データを出せば「理屈っぽい」と煙たがられる。真実を言えばたたかれまくる!!!反知性主義者のSNSリンチが待っている。
そうして気がつけば、制度はあっても誰も幸せになれない仕組みばかりが残る。これってつまり、「やらないよりマシ」から「やらない方がマシ」への進化です。
さて、トランプさん。この方、6回も事業に失敗し倒産、ロシア人とユダヤ人に助けられて復活!!1期目の大統領時代も散々でした。それでも再び舞台に戻ってきた。アメリカでは「失敗は経験」という文化があります。でも、“失敗を学ばない失敗”もまたあることに、そろそろ気づいた方がいいのでは。再登板を後押ししたイーロン・マスク氏も、自由と無責任を混同した結果、歴史にでっかい宿題を残すことになりそうです。
……でも、笑ってはいけません。わたしたちも、よく似たことを繰り返してきました。赤字だらけの予算、空虚なスローガン、議論なき選挙。そして「とりあえず現状維持でいいんじゃない?」という、目の前の静かな崖。国民の7割が生活に苦しんでいるという数字に、テレビに映る古古古古米2000円の大行列のお年寄りへの質問!「貴方の年金いくらですか?ハイ3万円、はい6万円多発」生活不可能な極少年金にもう誰も驚かない。感覚が麻痺した国。それが今の日本です。
確実に日本の未来は今よりもっと苦しくなるのですよ!そう・・・あなた!の事です。
「まさか、自分たちがこんな国になるとは思わなかった」——将来の歴史教科書に、そんな言葉が載る日が来るのでしょうか。いえ、その教科書がきちんと作られるかどうかも、もう分かりません。
でもまだ、希望はあります。笑っている間に崖が見えたら、引き返せばいいのです。知性は、必ずしも難しい言葉を使うことではありません。「なんか、おかしくない?」と素朴に感じる力こそ、知性の第一歩。空気より事実、印象より検証、そして“誰が言ったか”より“何を言ったか”を大事にする。そんな風に、少しずつでも、思考の習慣を取り戻せたら。
笑ってるうちに沈まないように。今こそ、”空気を疑う勇気”が必要なのかもしれません。