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人間のクズを選ぶ7月20日が到来する!NOと云う公憤が大事

『老後の落とし穴に、静かに落ちていく国』

「働けば報われる」「老後は安心」──そんな言葉を信じて走り続けてきた氷河期世代。そのゴールに待っていたのは、拍手でも感謝でもなく、月6万円の年金通知書だった。もはやゴールではなく、罰ゲームのスタート地点。ゴールテープは、どうやら透明だったらしい。今までの苦難の数倍、数十倍の苦しみが始まる。

バブル崩壊後の不況で社会に放り出され、就職氷河期を必死に生き抜いた彼らは、非正規雇用でこつこつ働き続けた。しかし、その報酬は「将来、月10万円以下の年金」。これは年金ではなく、もはや“年々減る献金”である。

総務省の家計調査によれば、老夫婦2人の生活費は月25万6521円。一方で年金の受給額は夫婦で21万円ほど。差し引き4万5000円の赤字。これでは「年金生活」ならぬ「年金サバイバル」だ。かつて卵100パック⇒今は250円、その分の赤字を、納豆とキャベツでどうカバーすればいいのか、クックパッドも匙を投げる。

しかも、物価が上がれば年金も自動で上がる…と信じたいところだが、現実は「マクロ経済スライド」という不思議マジックが発動。調整どころか“調子よくごまかされる仕組み”だ。滑らかに見えて、実は崖を滑り落ちている感じ。「スライド」じゃなく「スリップ」、まさに滑落人生。

そして来る「医療と介護のダブルパンチ」。高齢になると、身体のどこかが壊れたり、誰かの手を借りなければ生きられなくなる。しかし、貧困世代の食生活は炭水化物中心。糖尿病、がん、高血圧…生活習慣病のフルコンボで医療費は爆増。そのうえ介護保険料は2040年に月9000円を超える見通し。これでは「長生き=自費刑務所行き」となりかねない。

そして最終防衛ライン──生活保護。2024年の申請件数は25万件超。すでに限界だが、今後増えるであろう“氷河期予備軍”は170万人。制度がパンクするのは時間の問題だ。にもかかわらず、生活保護の捕捉率は先進国最悪の15〜20%。困窮者を助けるのではなく、見なかったことにする文化がしっかり根付いている。「自己責任」が好きな国の、自己矛盾である。

当然、このままでは現役世代にツケが回る。保険料は増え続けるのに、手取りは据え置き。働けば働くほど未来が削れるという新感覚。まるで“未来への分割払い地獄”に加入させられた気分だ。

さらに社会保障費が膨れ上がる頃、ちょうど南海トラフ地震や首都直下地震がやってくる。気候変動による大災害も常態化。日本というボロ舟は、漏れた水を掻き出しながら、火山灰の降る海を彷徨っているようなものだ。

しかも、すでに半分が「困窮者予備軍」。自己責任の名のもとに、見捨てられる人々があふれれば、社会の秩序もガタガタに。万引きではなく「生きるための徴収」「生きるための犯罪」が日常になり、ディストピアの門が音もなく開かれる。

結局、日本社会は「皆で沈めば怖くない」方式を採用してしまったのだろうか。自己責任を言い訳にし、制度の矛盾から目を背け、やがて全員が共倒れする設計。それでも、まだ自分だけ良ければと思うなら、もうそれは“日本人”をやめた方がいいのかもしれない。

ボロ舟ではもう進めない。未来の船は誰かが用意してくれるものではない。同じボロ船に乗ってしまった日本人、見晴らしの良いブリッジに居ようが暗い船底に居ようが・・沈むときは全員沈むのである。

ならば、自分で手作りするしかない。簡素でも、小さくてもいい。せめて、自分と大切な誰かが乗れる“救命ボート”を今こそ用意すべきだ。

さぁ、日本の未来は“慣れ”に押し流されていいものなのか──その問いに、今こそ答える時である。さぁ〜日本人に生まれてしまった貴方!日本人が99.999%強いられる苦難のソリューションは準備開始していますか?