真実よりも読者が望む売れる記事を書け!今も昔も同じ
ゆでガエルが行き過ぎて燻製ガエル国家ニッポン──沈黙と空気と、売られる未来
「変化を嫌う」ことが、ここまで洗練された国が他にあるでしょうか。日本は今や、「挑戦しない美徳」と「空気を読む技術」において、世界でも群を抜く「思考停止+反知性主義社会」となりました。
職場で異論を唱えれば、「空気を壊すな」と睨まれ、学校では「考える力」より「過去問の回答集から正解を早く出す力」が求められ、メディアは「社会の木鐸」よりも「スポンサーの顔色」を読む。国のあちこちで、表面は平穏。でも、その下では確実に、何かが壊れつつあります。
財政の現実を見ましょう。日本の政府債務は、GDP比で250%超。世界ワーストです。もはや「借金で回す国家運営」は常態化し、財務省も政治家も「とりあえず今を乗り切る」ことに全集中しています。しかし、日本の長期債が売れなくなってしまいました。以下詳細
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-05-20/SWJIIGDWRGG000
投資家が日本の近々未来に強く疑問を持ち始めました!、この変化は見えないところからジワジワと。まず心配なのが国債の「格下げ」。現在はA格ですが、仮にBBBまで落ちればどうなるか。国際的な機関投資家は一斉に「売り」を選択し、利回りは急上昇。国債の信用はガタ落ちし、民間企業の外貨調達にもドミノのように波及します。試算では、金利上昇で最大6.3兆円の追加コスト。外貨利益の4割が吹き飛ぶ計算も。
ところで皆さん、日本国債の15%は外国人が保有しているのをご存じでしょうか? かつては「内国債だから安心」が日本の常套句でした。でも今、その内訳は変わりつつあるのです。外国人投資家にとっては、日本国債も「商品」のひとつ。格下げや経済政策に失望すれば、情け容赦なく売りに出します。
この15%――たったの15%と侮るなかれ。市場で一気に売りが出れば、金利は跳ね上がり、日銀がいくら国債を買い支えても、流れを止めきれません。しかも、日本の金融市場は外国人による売買比率が高く、短期的なセンチメントに非常に敏感。イタリアはAAからBBBへ4階級急落した過去があり、日本も他人事ではない。まさに、「自国の運命を他人の判断に委ねる」という構造に陥っているのです。
さらに日本の外貨準備は190兆円。その大半がアメリカ国債。つまり「いざという時に売れない資産」を抱えたまま、外債依存で生きる日本経済。売ればドル安・円高で大混乱。売らなければ使えない。どちらを選んでも詰み。まるで「流動性のない非常用トイレットペーパー」です。
一方、政治はどうかというと、選挙に勝つための「バラマキ政策」が定番化し、構造改革は常に「次の代へ」。社会保障の持続性? 聞こえのいいキャッチフレーズとともに先送り。シルバー民主主義の権化のような国会では、「変化」を望む声はかき消されていきます。
それでも「変わらなければ」と感じる人はいます。しかし、「声を上げる人」は面倒くさい存在として扱われ、次第に黙るようになる。そうして「見ざる・言わざる・聞かざる」の三猿スタイルが定着。新しい芽は摘まれ、挑戦する者は浮き、リスクを取る者はバカを見る――そんな社会でどうして「希望」が育つでしょうか?
経済界もまた、旧来型の大企業が既得権益を握り締め、「若手よ、変わるな」と暗に牽制する。補助金と利権にどっぷり浸かったこの国では、未来は育たず、過去だけが保護される。まるで、「先祖をリスペクトしすぎて子孫を忘れた国」です。
では、どうすればいいのか。
たぶん、簡単ではありません。でも少なくとも、「ぬるま湯(すでに湯温は45度⇒温度感覚が鈍った老人ばかりの日本人)に浸かって気づいたら煮えていた」というカエルの二の舞にはなりたくない。
45℃を超えると、多くの生体タンパク質で変性が始まります。これは温泉やお風呂で「長湯するとのぼせる」「42℃以上は危険」と言われる科学的根拠のひとつでもあります。つまり、「カエルのゆであげ理論」で例えると、45℃を超えたあたりから静かに体の中で危険信号が点滅し始めるということになります。
そのためにはまず、「この水は熱いかもしれない」と疑う感覚が必要です。そして、たった一匹でも飛び出すカエルが現れれば、残りも「おや?」と首をかしげるかもしれない。
目立つ1匹が逃げ出すと・・一気に円キャリーが起き!とてつもない円安、金利高、円安の恐れが有ります。来るときは一気に!パニック売りは到来します。
いまの日本は、確証バイアスに犯されポピュリズム政治で世界ブッチギリの天文学的着金を積み上げ変わらないことを美徳としてきた結果、変わる力を自ら失った国です。けれど、「変わらないままでは危険だ」ということに気づいた人から、未来は始まるのかもしれません。
あなたの心の中にいる小さなカエルが、「このままで本当にいいのか?」と問いかけたとき――その声に、耳を澄ましてみてください。ぬるま湯(現実はゆで卵が出来る湯温)の外にも、未来はきっとあるのです。