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数字は嘘を吐かない!日本のリアリティー有る未来!

『PBRが教えてくれる「日本の老い」と経営者たちの現実逃避』

今の今!どんなに儲かっていても、時代を見誤った企業は、たいてい5年で落ち目になります。日本にはその様な過去事例が山ほど存在しています。トヨタもホンダも日産も、PBR(株価純資産倍率)を見れば、その未来がジワジワと透けて見えてくるのです。

● 長期投資の基準では PBR 1〜1.5倍が「普通企業」PBR 0.5倍以下は要注意とされやすい
● 1倍以下なら「割安」だが、利益や成長の見込みがあるかを必ず確認
● PBRは「数値が高い=優秀で未来が有る」⇒とはならないケースも多々あります⇒バブルで買われ過ぎ
● PBRだけで判断せず、PERやROE、業界の特徴と一緒に判断することが大切

マグニフィセント7(Apple, Microsoft, Alphabet, Amazon, Tesla, Nvidia, Meta)の平均PBRは、約 21.1倍 です。

たとえば、トヨタ。2025年6月18日時点でPBRは0.93倍。世界一の販売台数を誇る大企業なのに、株式市場の評価は「資産よりちょっと下」。これは「トヨタさん、まだギリ信じてるけど、未来は微妙だよね」という投資家の本音でしょう。

ホンダは0.51倍、日産に至っては0.25倍。つまり「この会社、もう純資産の4分の1くらいの価値しかないよね」と見られているのです。ちなみに、ドイツの名門フォルクスワーゲンも0.24倍。かつて「技術の日産」と「世界のVW」と言われた両社が、今は「市場の墓場」で並んでいます。

一方、EVで突き進むテスラのPBRは14.52倍。BYDも6.45倍。イーロン・マスクのビッグマウスが嫌いな人でも、投資家は未来に賭けています。「高すぎる」「バブルだ」と言う前に、なぜここまで差がついたのか、自問したいところです。

では、なぜここまでPBRが落ちるのか?

理由は単純です。「未来がない」と思われているから。過去10年の日産のPBR推移を見れば歴然です。

日産自動車(7201)の過去10年間(2015年度〜2023年度)の決算期末時点のPBR推移です📉:

決算期(3月期) PBR(倍)
2015年3月期 1.06
2016年3月期 0.92
2017年3月期 0.86
2018年3月期 0.80
2019年3月期 0.67
2020年3月期 0.34・ゴーン追放・実はこの辺りが転換点だったのに先送りした経営層の無策
2021年3月期 0.61
2022年3月期 0.47
2023年3月期 0.38
2024年3月期 0.38・経営危機
2025年6月18日  0.25・現在深刻な経営危機⇒フォンハイ又は中国企業に買収される道しか無い可能性大

10年でPBRは1/4に。老化と硬直の進行度が数字で見えてしまうのです。しかもその間、経営陣は「どうする?」ではなく、「何もしない」という選択を繰り返してきました。問題を先送りするスキルだけは一流。日本の政治とよく似ていますね。ド衰退をしてもそのリーダーを選び続ける日本人!ホント不思議の民

では、なぜ経営陣は変化に動かないのか?

だいたいが以下の3タイプに分類されます。

@ ボンボン出身:責任感よりも血筋重視。「私が社長になったのも、先祖の因果かしら」
A 官僚的思考:前例がなければ動かない。「DX? ESG? それ、役員会議で決議してからね」
B 俺様主義:周囲は茶坊主とヒラメ役員+スタイリストと称する元コンパニオン、お友達は世界の経済人より芸能人。全員がイエスマンで固められた温室で、時代の風が一切吹かない。

この3点セットが揃えば、イノベーションは起きません。イエスしか言わない組織からは、ノーベル賞もノーベル平和賞も出ません。出るのは、ため息だけです。真に優秀な人は逃げ出す事となります。

ところが、時代はすでに「AGI前夜」。AIは自ら学び、成長し、効率化を極めます。その最良の相棒がBEV(電気自動車)です。にもかかわらず、日本の多くの大企業がこのAI-BEV化を「無視」か「先延ばし」か「露骨な抵抗」で乗り切ろうとしています。

日産が昨日新型リーフを公表しましたが、性能的アドバンテージゼロ・・ズバリ!価格が300万円代であり補助金入れて200万円後半から300万円台前半にならないと売れないだろう。日本のバカマスゴミでは600万円なんてトンチンカンな予測も出て居る様です。今の今、テスラのモデル3でさえ実売399万円で買える時代ですよ!

結果、BEVに必要なモーター、電池、ソフトウェア、センサー……中国で売る為にはすべて合弁の中国企業頼み。下手すれば9割以上の部品と技術が中国から。これでは「日本車」と言うのも気が引けますね。しかも中身殆ど中国製に「日本車」で売る為の利益や経費が約50〜100万円オンされるのです。

中国ではすでに「日本車」のブランド力などマイナス方向に落ちているのです。今はベンツのマイバッハさえ品質やブランド力で中国製が勝る様になってしまって居ます。

そして、私たちの国・日本では、日本企業大好きの日本人が株を買いまくってもPBRが1倍を切っている上場企業が4〜6割。東証プライム市場でも約50%が「簿価割れ」。もはや株式市場が「老人ホーム」と化しています。企業の「高齢化率」と言ってもいいかもしれません。

資産より半額と安く評価される企業がこれほど多い国は、世界でも珍しい。成長を拒む、変化を怖れる、未来を直視しない。そのツケが数字となって表れているのです。

つまり、PBRというのは単なる株価指標ではありません。この国の未来が、どれだけ投資家から見捨てられているかを静かに、しかし確実に示している「無言の警鐘」なのです。

「いや、でもまだ技術はあるし、海外展開もしてるし」と言う方もいるでしょう。ですが、資本市場は正直です。期待されている会社にはお金が集まり、そうでない会社は…0.25倍です。

このままでは、次に株を買うのは海外投資家ではなく、海外の買収ファンドになるでしょう。そして、日本の自動車産業は「中国の部品工場」として再定義される未来が現実味を帯びてきました。

変化を恐れ、過去の栄光にすがり、BEVを「EVでしょ? あれって遠出できないんでしょ」と揶揄する経営者のままでは、PBR 0.1倍の時代も現実味を帯びてきます。

時代を読む力は、未来を生きる力です。それがないリーダーが率いる国や企業は、PBRでは測れない「信頼の赤字」に陥ります。未来を信じない人間に、未来はやってこないのです。

どうか私たちは、「変わる勇気」を持つ側に立ちましょう。でなければ、次に買収されるのは、企業は勿論の事この日本国(植民地化)かもしれません。