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「主人公が出ない方が数字(視聴率)がいい」

子役からアイドル経由のヒロイン信仰——日本のエンタメ業界が抱える「幼さ」という病

朝ドラ『あんぱん』で、ヒロイン不在の「戦争パート」が続く中、視聴率は逆に上昇。その結果、視聴者の間では「ヒロインいなくても面白いじゃん」「蘭子(河合優実)とか松嶋菜々子の方が断然見応えある」といった声が飛び交っています。

ここでもいつも私が申し上げる「類は友を呼ぶ」なのですね、この『あんぱん』主役の女性はあの、ダブル不倫のド開き直りの、ど性悪女と親友とか・・ほんと、薄すぎるペラペラはペラペラを呼ぶのですね!この主役の過去ドラマなどは1話即刻デリートの連続です。今回は戦争を挟んだドラマなので録画はしています。

なんとも皮肉な展開ですが、ここには日本の芸能界と視聴者の間にある、ちょっと不思議な「ずれ」が顔を出している気がしてなりません。

思えば日本のドラマ界では、妙に“若さ”がありがたがられます。演技経験や表現力よりも、「フレッシュさ」や「透明感」なる、抽象的で中身が見えにくい言葉が飛び交い、いつの間にか“顔面偏差値高め”の10代後半〜20代前半の女優が主役に抜擢されるのが当たり前のようになっています。

さらによくよく聞いてみると、「子役から頑張ってきた苦労人」「一生懸命でまじめ」といった“人格神話”まで売る為に作文で付け加えられ、あたかも“人格と演技力”がセットであるかのように語られているのです。

しかし、考えてみればこれ、ちょっと変ですよね。学校の成績で言えば、ノートをきれいに書いてきた子がいきなり全国模試1位になっちゃうようなものです。そんなこと、現実にはありません。むしろ、演技というのは経験と観察、感情の深さが問われる領域。子役から続けているだけでうまくなるなら、日本中、演技派だらけになっているはずです。

それでもなお、“若さ”と“顔の良さ”があれば、主役は張れてしまう。それが日本の芸能界の現実です。いや、むしろそれが前提条件のようになってしまっている。こうなると、まるで「幼稚な視聴者に合わせた幼稚なキャスティング」のようにも見えてきます。

若い主役が出ないと数字が取れないから、実力よりも“イメージ戦略”が優先される。その結果、視聴者が本当に惹かれるのは、脇を固める実力派俳優たち……という、見事なまでの矛盾。

これってつまり、「視聴者の好みに合わせたはずが、実は視聴者が選んでいなかった」っていうコントですよね。制作陣が“この子ならイケる”と見込んでキャスティングしたヒロインが、いざ物語が進むと「登場しない方が面白い」という不条理。もはや、存在が「演技力の対照実験」になってしまっている。

しかもその裏には、プロデュースする側の“保守的な発想”がちらつきます。女優は若く、ピュアで、視聴者が安心して見られる存在であるべき——そんな昭和から続く「純粋無垢な女性像」の亡霊が、いまだにキャスティングを決めているのです。これって、「いい人そうだから内閣に入閣」とか、「出身校が一緒だから国の未来を任せた」みたいな、あの界隈のロジックとどこか通じるものがありませんか。

もちろん、若手女優が努力していないわけではありません。でも、頑張っているからといって「主役にふさわしい演技力」や「物語を引っ張るだけの説得力」が備わっているとは限りません。誰もが認める“演技派”は、やはり経験や人生の厚みからにじみ出てくるものです。

それにしても、演技に厚みを求めるほどヒロインの存在が霞むというのは、なんとも皮肉な話です。ここまでくると、日本のエンタメ界そのものが、“いい子”や“映える子”を主役に据えたがる、まるで中学生の学級会のような空気で動いているように見えてきます。

では、どうすればこの“顔重視・人格神話・視聴率至上主義”という三重苦から抜け出せるのか。正直なところ、簡単な答えは見つかりません。が、せめて私たち視聴者が「顔だけじゃない、演技で泣かせてくれる人を見たい」と声を上げ続けることで、少しずつでも風向きが変わってくれたら……と願うばかりです。

だって、「主人公が出ない方が数字がいい」なんて、ちょっとブラックジョークが過ぎますから。本人にとっても、作品にとっても。

本題はここから・・・昔の日本の創作とは良いモノが出来る迄トコトン、トコトン、深堀したのですね、黒澤明作品の様に・・・しかし、今の日本は目の前のコスパダケ!!!「作品創り=スター創り」だったのですね!

この構図は日本全体にも通じます。日本の自動車でも現代の自動車は愛着が全く湧きません!創り込みが浅い、ペラペラ感MAXの奥行きが無いとか、深みが無いとか、味が無いとか・・・昔から言い古された、
@ するめ人間・・・噛めば噛むほど味が出て美味しくなる。
A チューインガム人間・・噛めばすぐに味が無くなる。
の差と全く同じ気がします。

発酵技術が得意なハズの日本人が・・熟成させるという事に無頓着で・・・人間の深みに対しての価値を認めなくなり、目の前の金(即売れる・視聴率が取れそう)ダケに執着しすぎている事から起きる、人間(民族)的劣化の現実を目の当たりにします。

ネットフリックス等に勝てるハズが有りませんね!