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便利の裏には、毒がある【無関心の裏には、未来がない】

如何なるモノにも裏表が不可分で付いています。原理原則です。便利の裏に有る恐ろしき害毒、それがマイクロプラスチック!行き過ぎた人間の強欲により行き過ぎた商業主義がもたらす恐ろしき負の裏側

マイクロプラスチックが脳に貯まる社会で、「空気読めても空気が読めない」日本人の末路
プラスチックって、便利ですよね。軽くて丈夫で、水にも油にも強くて…。まるで昭和の男の理想像みたいですが、こちらは令和になっても不滅です。コンビニの袋、ペットボトル、食品トレー。便利という名の正義のヒーローは、実は静かなる裏切り者でした。

その名も「マイクロプラスチック(MNP)」。私たちの暮らしを支えてくれているように見えて、気づけば空気に混じり、水に混じり、ついには脳にまで入り込んでいたというオチです。まるで「おもてなし」精神の逆輸入。外に出していたものが、まさかの“内なる敵”として帰ってくるとは。

2024年、あの医学誌『Nature Medicine』に衝撃的な報告が載りました。人間の脳からマイクロプラスチックが検出され、その量は8年で約1.5倍。しかも、意思決定や感情をつかさどる前頭葉に特に多く、肝臓や腎臓より最大30倍もの濃度で見つかったとか。

これはつまり、「空気を読む」ことには命を懸ける日本人が、その“空気”からマイクロプラスチックを吸い込み、読んでるどころか、脳みそに溜め込んでたという笑えない話です。

特に、認知症と診断された人たちの脳には、他の人の3〜5倍も「マイクロプラスチック(MNP)」が。とはいえ、これは因果関係を示すものではなく、「脳が弱って”フィルター機能=血液脳関門”が低下したから入っちゃったんじゃない?」という説もあるようですが…。いずれにせよ、「認知症予防に青魚を食べよう」とか言ってる横で、魚が食べてるのがマイクロプラスチックという現実、洒落が効きすぎていて涙が出ます。

さらに血管内のプラーク中にも見つかり、プラーク中に「マイクロプラスチック(MNP)」が含まれていた患者では、摘出後約34カ月で心筋梗塞・脳卒中・死亡リスクが4.5倍に上昇。2025年4月、アメリカ心臓協会の発表では、脳卒中既往者の頸動脈プラークにおいて、健常者に比べて微小プラが51倍、無症候性プラークでも16倍多かったと報告されています

さらに2024年3月の研究では、がん細胞培養実験で「マイクロプラスチック(MNP)」ががん細胞内に残留し、細胞分裂後も持続し、がん転移の促進につながる可能性が示され「非常に懸念される」と評価されています(Live Science)。

それにしても、こんな話を聞いても「へぇ〜怖いね」と言ってすぐにプラカップでアイスコーヒー飲んじゃうのが、我らが現代日本。健康リテラシーの低さにおいては、世界大会があればメダル連続金メダル確実。地震・台風・感染症と並ぶ「見えない国難」です。

そもそもマイクロプラスチックは、環境中にもどんどん増殖中。2023年の海には、推定で250万トンのプラスチックがぷかぷかと。2005年の10倍以上の量です。もう、海の表面張力で浮いているのはプランクトンじゃなくて、プラスチックです。

しかも家庭の空気の方が、屋外よりも「マイクロプラスチック(MNP)」濃度が高いって知ってました? おしゃれなクッションも、高性能なエアコンフィルターも、目に見えないプラスチック粒子を家庭内に振りまいているかもしれません。ここはもう、「家が一番危険」という本末転倒な世界線。

では、私たちはどうすればいいのか。といっても、MNPを完全に避けるのはもはや無理ゲーです。あらゆる物質が微粒子化してる時代に、プラを避けるのは「空気吸わずに生きる」ような話。とはいえ、ゼロは無理でも“減らす”ことはできます。

たとえば…

@ レジ袋やストローなどの使い捨てプラスチックを減らす
A プラスチック製の調理器具をガラスや金属製に変える
B マイクロビーズ入りの洗顔料やスクラブを避ける
C 家の中はこまめに掃除して、ホコリ=MNPを除去
D よく換気して“見えない敵”を外へ追い出す

ここまで読んで「面倒だな…」と思った方、正直でよろしい。でも、脳にプラスチック溜め込んで「頭が硬くなる⇒認知症」「発がんやガン転移の原因」は本末転倒では? 本当に“考える力”を奪われる未来が来てしまうかもしれません。

皮肉なことに、「マイクロプラスチック(MNP)」の研究が進んだのも、科学技術が高度に発達したからこそ。でも、その技術を生み出した人間の身体が、プラスチックで静かに蝕まれているというこの矛盾。人類って、ちょっと残念な設計ミスなんじゃ?とさえ思えてきます。

私たちは「安全そうに見えるもの」に安心し、「面倒なこと」はすぐ棚上げ。「きっと誰かがどうにかしてくれる」と信じている限り、脳内MNP濃度と無関心の濃度は、競い合うように高まっていくでしょう。

このままでは、「無関心という病」が最も進行した国として、未来の教科書に載るかもしれません。世界一の長寿国で、世界一“脳にプラが溜まってる”国”世界一認知症大国”になるなんて、なんだか不名誉すぎませんか?

たとえ今日できるのが、プラスチックのスプーンを断ることくらいでも、それが「考えること」をやめない意思表示になるかもしれません。

──便利の裏には、害毒がある。そして【無関心の裏には、未来がない】。

今こそ「考える頭」を守るために、「考える」という行為そのものを、私たちは再発見すべき時なのです。