途轍もない苦難に耐えた後でなければ真の自由など無い
日本人って本当に幼稚な民族だと感じています。近代史を勉強すればするほどに、リーダー層さえとてつもなく幼稚な間違った判断を連続して来ています。まともな判断って殆どが外圧による押し切られ判断のみ!
行き過ぎた商業主義に洗脳され・・真に大切なモノ、事・・が全く見えない、思考停止の民の恐ろしさを恐怖をもって私は感じています。
日本の未来を支える産業が、静かに消えかけています。
私たちの暮らしを支えてきた「農業」「漁業」「建設業」。これらはどれも、人の命と生活を守る「エッセンシャルワーク(不可欠な仕事)」です。しかし今、その担い手が急速に減り、高齢化が深刻になっています。
「農業」「漁業」「建設業」これらの仕事は一人前と呼べるマデニ最低でも10年以上はかかる仕事です。大地震や大災害で需要が急増したから直ぐに・・増やせ・・は出来ないのです。
私の生家も半農半漁の家族全員労働者の家に生まれ育ちました。父親の口癖は、「農業も漁業も馬鹿では絶対出来ない仕事だ!」が口癖でした。ですから父親は県の農業試験場に足しげく通って学び続けて居ました。(農家仲間や漁師仲間からは浮いていましたがサラリーマンの数倍、普通の農家の数倍は軽く稼いで居ました)本当に知識と感性がとても大切な仕事です。ですから私は幼い頃よりド厳しい父親に、毎日ぶん殴られながら、みっちり教育を受けました。
大工さんだって馬鹿では絶対に出来ない仕事です。弊社は厳選されたスーパー大工さんのみが仕事をしています。例外的にハウスメーカーの大型プラモデルハウスはバカでも出来る!電ドルでネジ締めるダケの仕事ですから、大工さんと呼ぶには・・私はとてつもなく抵抗感を感じています。
たとえば、漁師さんの数。1980年代の漁業全盛期には約45万人いた漁師が、2022年には12万人にまで減少。そのうち約4割が65歳以上で、将来的には7万人ほどにまで減ると予測されています。現状の漁業と課題⇒主な魚種の漁獲量減少:サンマ9割減、イカ8割減、サバ8割減、等々多くの魚種で大幅減少魚の自給率も1973年の103%から、2022年には56%にまで低下。魚を食べる量も、年間66.5kgから22kgと1/3に激減しました。
農業も同じように厳しい状況です。1980年には約1,500万人いた農業就業者が、2020年には136万人に。そのうち65歳以上が7割、49歳以下はわずか15万人です。平均年齢は67.1歳に達しています。
新しく農業に参入する人は毎年約2万人いますが、そのうち非農家出身者は2,000人程度。若者や都市部からの移住も見られるものの、離農する人も多く、続けることの難しさが浮き彫りです。低い収益や後継者不足、気候変動の影響など、課題は山積しています。
建設業、とりわけ大工さんの世界でも同様の危機が進行しています。大工さんは昭和のピーク時には100万人いた大工さんは、1985年には約81万人、2022年には約30万人に。2025年は25万人、2030年には21万人、2040年には13万人まで減ると予測されており、住宅修繕が追いつかなくなることが懸念されています。
特に地震や台風などの災害時には、大工さんが数人でチームを組み、安全を確保しながら作業を進める必要がありますが、その人数すら確保できなくなる可能性が高まっています。
南海トラフ地震被害1466兆円、首都直下地震被害は1110兆円、合計2576兆円です(最新の土木学会発表)この確実な近未来の現実に日本の全てのリーダー層は人も金も全く、全く、本当に全く足らないのです。もう日本は復興など出来ない可能性さえあり得ます(欧米中の植民地化又は世界の捨てられた軍艦島化)。
国会や地方議会でも・・マスコミでも・・この問題に対する質問や問題提起発言はほぼ皆無の状態ですね!
復興の主を担う建設業全体では60歳以上が就業者の約3割。年間の実労働時間は1985時間(令和2年度)と、他産業平均よりも約360時間長く、休みも少ない4K産業。こうした厳しい環境では、若者が入ってこないのも無理はありません。
なぜ、ここまでの衰退が進んだのでしょうか
産業の担い手不足は、ただの「人手不足」ではありません。そこには、長年にわたる構造的な問題が横たわっています。
・旧来の仕組みや既得権(農協や漁協など)が変化を妨げ、働く人の環境改善が進まなかった
・教育や政策が、ものづくりや一次産業の価値を伝えきれていなかった
・メディアもまた、実態や課題を十分に報じてこなかった
前川喜平さんが「真実が虚偽に、誠実が不実に、寛容が傲慢に、正気が狂気に敗れた」と語ったように、いまの日本は“本当に大切なもの”が見えにくくなってしまっているのかもしれません。
少子高齢化と災害リスク、そこに職人不足が重なる未来
「少子高齢化」という言葉は知っていても、その本当の意味や影響を実感できている人は、まだ少ないのではないでしょうか。人口が減るだけでなく、働く人が減り、社会の維持そのものが難しくなる!これが本当の「危機」です。
さらに、日本は今後「大災害の時代」に突入しています。
2024年の能登半島地震では、被災地の人口は約13万人でしたが、今後30年以内に発生すると言われている南海トラフ巨大地震では、被災地人口が3,000万人にも及ぶと予測されています。東京で起きる首都直下地震では、約3,800万人が影響を受ける可能性があります。
こうした災害が起きたとき、建設職人が不足していれば、復旧や修繕は長期間にわたり滞ることになります。インフラも老朽化が進み、更新できていない今の状況では、非常時のリスクがさらに高まります。
今こそ、見直したい「人」と「暮らし」の価値
たしかに今の日本は、厳しい状況にあるかもしれません。でも、それをつくったのは、政治や制度だけではなく、私たち一人ひとりの「無関心」や「思考停止」かもしれません。
● 私たちの命を支える産業に、もっと関心を持つこと
● 働く人の価値を尊重し、労働環境の改善を求めること
● 食べ物や住まいの背景にある「人の手」に感謝すること
今からでも、できることはあります。
「人もなし、金もなし、心もなし」――そんな社会にはしたくない。
この国の未来に「希望」を取り戻すために、私たち一人ひとりが考え、声を上げ、行動することが求められているのではないでしょうか。