新たな“戦艦大和”で喜ぶ日本人とは・・・ふぅ〜〜〜
脳が疲れた日本人へ。──買い物という名の「壮大な無駄」から目を覚ますとき
休日になるとショッピングモールに家族連れがあふれます。イオンモールによれば、主な来客層は30〜40代の子育て世代で、未就学児と小学生がそれぞれ約4割。家族サービスという名の「モール詣で」は、もはや現代日本の風物詩です。
でも、ふと思うのです。これ、本当に必要なんでしょうか?
ネットで「ポチる」ことに何の抵抗もない40〜50代は、やがて足腰が弱り、外出が億劫になる。すると、AI時代にはAIロボが普通となりネット宅配が主役(エストニアでは、すでに数年前にはなっている)になるのは明らかです。そうなればショッピングモールも、かつての百貨店のように「ありがとう、さようなら」となる運命でしょう。
……と思っていたら、愛知県では2024年に「ららぽーと安城」が開業、2025年秋には「三井アウトレットパーク岡崎」が予定されています。もう、これは新たな“戦艦大和”ですね。沈むとわかっている海に、今日も全力で船を建てる我らが日本。
もちろん「ショッピングはエンタメですから!」という声もあるでしょう。ですが、問題はその“エンタメ”の裏にある、壮大なコストと脳疲労です。
私は30年前からアメリカやヨーロッパから趣味の品(釣り具日本で50万円⇒現地で15万円)をネットで個人輸入していました。当時は豊橋で FedExの配送バンが来るのは我が家ダケとの事でした。当時は送料数万円・今は数千円。それでも外国に出かけ実店舗の人混みに揉まれるより、よっぽど精神衛生によかったのです。
今や我が家では、実店舗での買い物は10年以上していません。その理由は明快。
@脳が疲れる
A時間がもったいない
B余計なモノを買わされる
C安全なモノを探す事がなかなか出来ない
D真に高品質なモノが無い
この5点です。
つまようじ1個から”つまようじ専門店”で高品質品をポチしています。
たとえば、スーパーで目的の品だけを買う人はわずか2割。残り8割は“なんとなく”買っている。つまり、お店側の戦略にまんまとハマっているわけです。「今日は節約!」と出かけて、「気づいたら8000円」という光景、あるあるすぎて笑えません。
そして、コストの話。週2回の買い物を前提にすると、年間104回。1回10q移動と仮定して1040q。クルマの維持・燃料費含めて1q100円とすると、年間10万4000円の交通コストになります。
さらに1回2時間の買い物時間なら年間208時間。読書大好きの私にはこの208時間(約100冊の本が読める⇒自己投資)がもったいなさ過ぎます。2021年の日本の平均時間当たり労働生産性は4950円。つまり、買い物での人生の“失われた価値”は年間102万9600円。合計すれば、年間113万円超の「脳と時間とお金の浪費」が発生しています。
これを60年間続けたら、生涯で無駄ロス6800万円以上。ああ、家がもう二軒建つ…。年間約100冊の本が読める⇒自己投資のリターンを考えたら人生で家が10軒建ちます!
もちろん「Tシャツはユニクロで990円。大谷翔平モデルは1万2980円。でも着心地は同じ」という現実もあります。夢を見る自由はある。でも、その夢が「財布を空っぽにして現実を逃れる手段」になっていたら……それはもう、ただの洗脳です。仕掛ける人間の罠にはまった獲物でしか有りません。
私たちは、便利さのためにではなく、習慣の惰性で動かされています。そして、その惰性が人生のクオリティを蝕んでいるという自覚が、あまりにも薄いのです。
かつての成長著しい昭和は「無駄も人生の一部」でした。でも、いまや急速な衰退期の日本での無駄は“命取り”です。お金だけでなく、時間と思考力を食いつぶす“思考停止の買い物”に気づかない限り、この国は確実に「ゆるやかに自滅」していきます。
問題は、無駄を無駄と感じなくなったこと。情報(仕掛け)過多の現代では脳が疲れすぎて“無駄を感じる余裕”さえなくなったのかもしれません。脳内リソースが「値引きシール探し」で常にフル稼働しているなんて……それはもう、静かな非常事態です。
テレビ、買い物、アイドル追っかけ──”娯楽が人生の意味”になってしまった日本人。自分の軸で考える力を失い、仕掛ける側の「誰かが作った価値」に乗っかるのが当たり前になっています。楽だけど、危ない。
劇変時代の今は、人生は「楽した者勝ち」ではなく、「考えた者だけが生き残る」時代に突入しているのです。
大げさに聞こえるかもしれませんが、あなたの1時間、1万円、1クリックが、人生の質を大きく左右します。だからこそ、自分の価値観を“自分で”つくる努力が必要なのです。
目を覚ましましょう。まずは、「その買い物、本当に必要ですか?」と、自分に問いかけることから。
これは節約術でもライフハックでもなく、AI時代に未来の自分を守る最後の防衛線かもしれません。人はAIを使いこなす(AIの手綱を握れる程賢い=第一原理思考のエキスパート)人間しか生き残らないのです。