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今の今!こそ日本の未来を正しく研究する組織が必要

空気の支配と3265倍の絶望 〜日本人はなぜ「見えている負け」に向かって突き進むのか〜

「勝てるわけがない」と、皆どこかで気づいていた。だけど口に出せなかった。なぜなら──“空気”がそれを許さなかったからだ。

これは1941年12月8日、真珠湾攻撃に突き進んだあの日の話でもあり、2025年現在、AIで3265倍以上もの差をつけられながらも「まあ、なんとかなるでしょ」とのんびりしている日本の話でもある。つまり、全然変わっていない。

◆勝てないとわかっていた戦争に「空気」で突入した国

日米開戦直前、冷静な計算をすれば日本に勝ち目がなかったのは明らかだった。

兵力:アメリカ2.01倍優位⇒戦費:アメリカ3.50倍優位⇒戦争継続力(経済力):11.83倍優位

総合戦力差:なんと82.80倍、圧倒的アメリカの勝ち筋

この現実を、軍部の頭脳が知らなかったわけがない。東条英機が自ら設置した総力戦研究所の事前の研究者36名全員一致の報告で詳細に”4年以内に100%負ける”と知っていたからこそ、言葉にできなかったのだ。なぜなら、日本社会は「空気」に逆らう者を“非国民”と断じる文化だから。

「勝てません」と言えば、国を否定することになり、「勝てます」と言えば、理性を否定する。結局誰も声を上げられず、“なんとなく”の流れで開戦。論理より空気、戦略より同調。その結果、310万人を超える日本人の命が奪われ、敵対国の推定1500万人の命を奪い日本国は都市全土が焦土と化した。

そして今。その「空気」による集団自壊の構造が、静かに、しかし確実に、また繰り返されている。

◆3265倍のAI格差を前にしても「空気」は変わらない!日本のAI研究者が世界全体に占める割合は約2.4%程度でありその質もとてつもなく低位である。そしてAI研究に対しての2024年投資額は世界全体の1.5%程度であり、2025年に入り世界は莫大なAI研究費増をしている事から推定すると、日本のAI投資額は現在は全世界の1%未満と云う事が推定可能である。

2025年、AIの世界競争はアメリカ及び中国を筆頭に国家の存亡をかけた戦いに突入している。しかし、日本はその戦場にすら出ていない。

AI研究論文数:日本は米国の 32.65分の1⇒国家予算によるAI投資:日本は米国の 100分の1

この2つをかけ合わせれば、日本とアメリカのAI格差は「3,265倍」になる。これは、AIという“21世紀の原爆”の開発力における差である。しかも、今回は真珠湾攻撃のような「奇襲」すらできない。なぜなら、AIの世界は情報がすべて“見えている”からだ。

にもかかわらず、日本のリーダー層は、「人に優しいAI社会」などという詠唱( 祈りや呪文などを唱える)のような標語を掲げながら、具体的な対策を取らない。それを見た国民も、「まあうちはうち、よそはよそ」「AIがそんなにすごいなら、お隣の子が使ってから考える」と、まるで連絡帳の端に書かれたメモのように見過ごしている。

日本は資源らしい資源が全く無い・現在でもデジタル赤字が約6兆円、それがAI⇒AGI⇒ASI時代には確実に増え続けてエネルギー輸入量と同じ約▼20〜27兆円を超す未来も想定される。その未来は日本は経常収支も赤字国に転落するだろう。

気づいているのに、変えられない。変えようとすると、「空気を乱すな」と言われる。この国には、行動するより前に、“同調しないこと”が罪になるという構造がある。

◆真鍋さんはなぜ「空気」から逃げたのか

2021年にノーベル物理学賞を受賞した真鍋淑郎さんは、「日本には戻りたくない」と語った。その理由が、「日本人は他人の気持ちを気にしすぎる。調和を乱すことを恐れすぎる」だった。

つまり、彼が逃げたのは“空気”である。研究者にとって、真理を突き詰めるには時に空気を壊す勇気が要る。でも日本では、「正しくても空気を壊せば負け」なのだ。だから真鍋さんはアメリカを選んだ。そこには「空気」ではなく「自由」があったから。

◆「空気を読む力」は、もはや国家的リスクである

よく日本人は「空気を読む力」に長けていると言われる。確かに、協調性や秩序は、災害時の落ち着きや組織運営の強みにもなる。だがそれが、国家の意思決定すら“無責任な空気”に任せてしまうとき、それは美徳ではなく、「見えない独裁」である。

3265倍という数字は、AIという未来において日本が“もうほぼ手遅れ”ということを意味している。にもかかわらず誰も焦らず、怒らず、動かない。

なぜなら「空気」がまだ、「やばい」と言っていないからだ。

◆「空気を壊す人」を、もうそろそろ選びませんか

結局、日本が変われるかどうかは、“空気を読まない勇気”を持った人間を、“選ぶ勇気”があるかにかかっている。

それが政治家であれ、企業のリーダーであれ、私たち自身であれ。そろそろ、“空気を守る”より、“未来を守る”ことを選んでみませんか。

さらに地球沸騰化や日本の大地震遭遇時代等々を踏まえて、日本人は今こそ、85年前と同じ”総力戦研究所”を設立して、その研究成果を無視する事無く日本の未来を正しく認識すべき時である。

…とはいえ、「それを言ったら場が冷めるでしょ」とまた言われそうなので、とりあえず、このエッセイはそっとSNSの奥底にでも置いておきます。「空気」を壊さないように──。