テスラより凄いBYD・・・真実を語ると殺害予告が来る日本
私は中国が好きでは無い!もちろん、中国車も好きでは無い!この前提でも・・・日本が心配になる。
ガラパゴスの坂道、いつまで登るつもりですか? 〜EV時代における日本の「愚かな迷走」〜
アメリカに関税をかけられて”国難”と云う日本国と、欧州に同様の高関税を掛けられて、中国、国内価格の3倍の価格でも欧州で売れまくるBYD車!
ついにその日が来ました。2025年4月、中国のBYDが、あのテスラを販売台数で上回ったのです。月間7,231台。テスラは7,165台。差はわずかですが、これが象徴的な一歩に見えるのは、たった一社の勝ち負けの話ではないからです。
これは「変化のスピード」が、いよいよ世界と遅すぎる日本の間で別次元(3〜5倍差)になってきたという、ちょっと笑えないお知らせかもしれません。
ところでBYD、EUからなんと最大45.3%という高関税をかけられているにもかかわらず、しれっと売れ続けています。彼らはそのうち27〜45.3%ほどの関税を背負いながらも、ぐんぐん売上を伸ばしている。これを聞いて、「いやいや、それは中国政府の補助金のおかげでしょ」とか、「不公平な競争だ」と言いたくなる気持ちもわかります。が、ちょっと冷静になって考えてみましょう。
補助金の有無はさておき、買っているのは生身の欧州の消費者です。そして彼らは、自分の財布と生活感覚に照らして、「これはアリ」と思ったからこそ、BYDを選んだ。それが現実です。
欧州全体のEV市場は前年比28%の成長。そんな中、BYDだけ中国国内価格の3倍でも169%増という、まるでバグったような急成長。これはもう、性能と価格のバランスで勝負している証拠です。見た目も今風(元ランボルギーニのデザイナー)、電費もよし、安全性能も高くて、しかも安い。買わない理由が見つからないんです。
たとえば2025年5月に登場した小型SUV「ドルフィンサーフ(中国名:シーガル)(元ランボルギーニのデザイナー)」は、航続距離322kmのモデルが22,990ユーロ(約374万円)このモデル実は中国では6月末迄、ななんなんと110万円と云う約1/3以下の値段で売られているモデルと同等品なのですね!
上位グレードでも507kmで24,990ユーロ(約406万円)。日本の小型自動車よりちょっと高いくらいで、欧州では普通車として通用するこのEVが買える。中国国内の3倍強の値段でも、クルマに目の肥えた欧州でも売れる程の商品力が有ると云う事です!。
一方、ドイツで生産している関税無しのテスラはというと…欧州での販売は前年同月比で▼49%減。イーロン・マスク氏の政治的発言が火に油を注ぎ、新型車の目玉もなく、あれほどのカリスマブランドが目に見えて失速しています。世界全体でも2025年第1四半期の納車台数は前年同期比13%減。テスラですらそうなのです。時代は一層シビアに、かつ現実的になっています。
そんな中、日本はというと——「我が国にはHV(ハイブリッド)という選択肢がある」と、どこかで聞いたようなセリフがまだ空中を飛び交っているようです。燃費の良さ、エンジン技術の粋、それらが間違っていたわけではありません。でも、これだけ世界がEVに舵を切っているなか、「HVという選択肢がある」ではなく、「HVしか選択してこなかった」、本質は”売れるBEVを作る能力が無い”が真実です。このごまかしのツケが、じわじわと追いかけてきているように思えます。
まるでガラケーの時代を彷彿とさせます。世界がスマホに移行していくなか、「日本のガラケーは高機能で便利だ」と自信満々だったあの頃。でも気づけば、アプリもサービスもすべて海外製で、日本独自規格はいつの間にか置き去りになっていました。
今回のEVでも、同じ構図が透けて見えます。軽自動車の枠にとらわれ、インフラ整備は進まず、縦割り行政の合間で誰も責任をとらず、補助金だけが意味もなく空を舞う。その一方で、中国企業はソフトウェアとハードウェアを垂直統合の一体で開発し、工場の自動化も進み、グローバルで戦える「総合力」で勝負してきています。
それでも日本の自動車業界では、まだ「エンジンの鼓動こそがロマン」とか言い続ける偉い人がいたりして、「ロマンって誰の?」と思わずツッコミたくなります。
気づけば、BYDやシャオミ、ファーウェイといったプレイヤーが、価格・性能・デザイン・ソフトウェア・自動運転すべてにおいて、次の次のステージへ行こうとしている。そこへ未だに28年も前の古い時代遅れの技術のHVを背負って必死に坂道を登る日本車。確かにカイゼンで燃費はいいけれど、肝心の行き先が時代遅れだったらどうしましょう?
そろそろ、「八方美人の迷走」は卒業して、余力の有る内に強烈な痛み(下請けの8割処分+社員の5割処分)を受け入れ「現実に向き合う覚悟」を持たなければならない時かもしれません。日産の状態になったらもう99.99%手遅れです。
最低でも早急に現在の価格の1/2〜1/3以下の価格にしないと世界(85%を海外に依存する日本の自動車産業)では生き残れないのですから・・
愚かにも2009年からこれを徐々に実行するチャンス(軽微な痛みで済む)が有ったのにも関わらず、それを放棄した漫画バカボン経営層の罪は途轍もなく重い!・・・恐ろしすぎる現実(日本人の認知の歪み)を目の前にして・・・もう言葉が無い。
EV化は「流行」ではなく「構造変化」です。逃げていればやり過ごせるものではなく、見ないふりをすればするほど、未来は私たちから遠ざかっていくのです。
どうか、せめて自虐するくらいの余裕と覚悟は、今のうちに持っておきたいものです。