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日本は世界でダントツ地球沸騰化の影響を受ける国

地球は今日もグツグツ煮えています——そして私たちは、その鍋の中でスマホ片手に「暑いね」と言っている

5月なのに、まるで真夏。昨日の日本列島は、もはや「春の終わり」ではなく「地球沸騰化の序章」だった。

昨日は、山梨県大月市では34.2度、東京都八王子市で33.5度。福岡の糸島市、兵庫の朝来市でも33度。そして名古屋、東京、福岡といった大都市も、仲良く30度越え。どこかの焼き鳥屋の焼き台かと思うほどの気温だが、これはあくまで「日陰の百葉箱」での観測値。道路の上やコンクリートの上は、さらに2〜3度高かっただろう。

つまり、実際には36度近い灼熱地獄の中を、私たちはスーツ着て通勤していたというわけだ。どこかで聞いたことがある。「カエルは、ぬるま湯では逃げ出さず、徐々に茹で上がる」と。……あれ、これって私たちのことでは?

◆A. 季節感がバグる時代に

「春は短し、働け人よ」。気づけば、夏が5月中旬に忍び寄り、10月まで居座る“六カ月夏時代”がやってきた。もはや春も秋も幻。衣替えのタイミングも、アパレルの売り場も、四季の変化に右往左往。桜と蝉が同時に登場する日も、そう遠くないかもしれない。

◆B. ブーブー車とグツグツ地球

この暑さ、もちろん理由がある。私たちが出し続けてきたCO₂の“ツケ”だ。街では今日も、ガソリン車が「ブーブー」と排気ガスをまき散らしながら走っている。まるで「地球温暖化促進号」。それに乗って「暑いね」とか言ってるのだから、もはや冗談にもならない。

気候変動が進んだのは政府のせい?企業のせい?……いやいや、ペダルを踏んでるのは私たちだ。

◆C. 排気ガスと花粉症の不都合な関係

花粉症の原因は花粉だけではない。環境省の研究によれば、ディーゼル排気微粒子(DEP)は、くしゃみや鼻水、結膜の炎症などのアレルギー症状を悪化させることが確認されている。また、東京都内での調査では、PM2.5の濃度が高い日に花粉症の新規患者数が増加する傾向が見られた。つまり、排気ガスと花粉のコンボが、私たちの免疫システムを過剰に刺激しているのだ。

さらに、埼玉大学の研究では、大気中の汚染物質が花粉の表面に付着し、アレルゲン物質の放出を促進することが示されている。これにより、花粉症の症状がさらに悪化する可能性がある。

◆D. 体も心もエラー音

気温が乱高下すれば、自律神経も迷子になる。最近よく聞く「寒暖差アレルギー」も、「寒暖差疲労」も、すべてそのせい。頭が重く、眠れず、肩がこり、風呂上がりには肌に赤いブツブツ……まるでエラー続きの人間OS。リセットボタンはない。

さらに、2024年の日本の平均気温は過去最高。平年より1.48度も高かった。日々の気温差も、東京で12度、名古屋では14.7度。この差、体にとっては拷問レベル。自律神経が「無理無理」と音を上げるのも当然だ。

◆E. 花粉にやられ、アレルギーに負ける

衛生環境はきれいになった。でも、きれいすぎたのかもしれない。衛生環境が良くなった代わりに、免疫はすっかりお坊ちゃん体質。アレルギー性鼻炎は2019年時点で49%、スギ花粉症に限れば39%と、20年前の約2.5倍に増加している。

つまり今の私たちは、「衛生環境がきれいでも鼻が詰まる」厄介な生き物になってしまった。もはや自然に適応するどころか、自然に振り回されて生きている。

◆F. 医療費の爆増と健康保険制度の危機

このような健康被害が増える中、日本の医療費も爆発的に増加している。2023年の医療費支出は60.8兆円に達し、1人当たりの医療費は49.1万円となった。医療費対GDP比も11.1%に上昇し、世界で6番目の高さとなっている。

このままでは、国民皆保険制度の持続可能性が危ぶまれる。高齢化の進展により、医療費の増加は避けられず、健康保険料の負担増や高額療養費制度の見直しが議論されている。

◆G. 花粉症治療薬の保険適用外化と自己負担の増加 医療制度の綻びと自己責任の時代

高齢化が進み、医療費の増大が止まらない日本。ついに、健康保険の“パンク寸前”が現実味を帯びてきた。健保連(健康保険組合連合会)は、軽度の花粉症治療薬について「保険適用外にすべき」との提言を出している。

つまり、今後は「ちょっとくしゃみが止まらない」「目がかゆい」といった花粉症すら、自腹で乗り切れというわけだ。重症者は保険の対象になるとしても、市販薬や診療の多くは“ぜいたく品”扱いになる日も近い。

すでに2024年度からは、70歳以上でも高所得者の自己負担が2〜3割に引き上げられ、現役世代の保険料もジワジワと上昇中。さらに将来は、診療内容の選別が本格化し、「風邪ぐらいで病院?自宅で寝てろ」と言われる時代がやってくるかもしれない。

◆H. 健康はもはや「格差」だ

そんな中、猛暑で体調を崩し、花粉や排ガスで鼻水をすすりながら病院に行こうものなら、財布の中も寒くなる。「健康を維持するためのコスト」が右肩上がりなのだ。

そしてそこに強烈な格差が生まれる。

● お金がある人は → 空気清浄機の整った家でリモート勤務、場合によっては勤務すらしない資産配当暮らし。務める場合でも自動運転の豪華仕様の非ガソリン車で通勤、アレルギー専門外来へ。

● お金がない人は → 蒸し風呂のようなアパートで体調を崩し、我慢して延々夜遅くまで複数の勤務先で働き(1つの勤務先では生活出来ない)、薬代も気にしながらドラッグストアを彷徨う。

健康が“当たり前”ではなく、“余裕のある人だけの権利”になる時代。それってどこかおかしくないか?

◆I. 「生きづらさ製造機」としての文明

文明とは、本来、人々をより豊かに、より幸せにするためのものだったはず。でも今や、都市は熱と排気をまき散らし、車は地球を温め、空気はアレルゲンだらけ。社会は「生きづらさ」を量産し続けている。

そしてその“被害”は、主に弱い立場の人に集中する。子ども、高齢者、低所得層、持病のある人たち。人間が作ったはずの社会が、人間を苦しめているという皮肉。

◆J. それでも、まだガソリン車でブーブー走りますか?

私たちはこのまま、猛暑と排気ガスとアレルギーと医療費に囲まれて、「生きづらさの中で耐えるゲーム」を続けていくのか?

・ガソリン車でブーブー走り続けるか?
・エアコンに頼ってさらに電力を食うか?
・保険が効かなくなるまで医療を消費し続けるか?

選択は、私たちにある。だが、選ばされている現状を「しかたない」で済ませていたら、子どもたちが暮らす未来は「灼熱・花粉・保険適用外・貧困・犯罪多発・大災害多発等々」の百重苦の世の中になるだろう。

◆K. ゆでガエルになる前に

地球はグツグツと煮え続けている。そして私たちは、まだ逃げ出していない。カエルだって、鍋が熱くなれば飛び出すという説がある。ならば、私たちもそろそろ立ち上がってはどうだろう?

・EVや公共交通を選ぶ。
・室外機の排熱を減らす都市設計に賛同する。
・選挙で気候政策を重視する。
・医療制度の持続可能性を問い直す。

小さな行動が、じわじわと「生きやすさ」を取り戻す種になる。少なくとも「自分で火をつけた鍋の中で、文句だけ言ってる人間」にはなりたくない。

地球が沸騰し、社会が壊れ、人が壊れる前に。──ほんの少しの「賢さ」を、いまこそ。貴方は何が出来ますか?