そういえば昔々、民主主義なんて時代が有ったんだって?
反知性主義の末路は・・・人間が人間と云う生き物(考える葦)をやめる時!!!
【民主主義の消えた食卓──分断社会のディナーショー】
昔むかし、人々は「民主主義」という名の食卓に集まり、違う味の料理を持ち寄っては、「これはちょっと塩辛いね」「でもまあ、食べられなくはない」と言いながら、なんとか一緒にそれぞれの持ち寄った料理を相互に食べながら会話の弾む食事をしていました。
しかし最近、その食卓は物騒なバトルフィールドに変貌。トマトソース派とクリームソース派が「存在そのものが間違ってる!」とフォークを武器に戦い始めました。おいおい、ソースの違いで内戦かよ。
A. 対話の消失、それは文明の終わりの始まり?
民主主義ってのは、本来「意見の違う人とでも、まあ何とか話せる」って前提があって成り立ってます。でも今は、意見の違いが「敵認定」のスイッチに。
分断社会の今は「話せばわかる」はもはや死語で、「話したら負け」「相手は洗脳済みのゾンビ」くらいに思われている。これじゃ妥協どころか、会話すら始まりません。
アメリカじゃ議会が議論の場じゃなく、リアル版『バトル・ロワイヤル』になりかけたし、日本もSNS上での殴り合いが日常風景です。
B. 陰謀論、ただの都市伝説じゃなかった
「自分たちは抑圧されている!」という被害者意識は、人間を妙にクリエイティブにします。その創作力が向かう先は──”陰謀論”。
「政府は宇宙人と手を組んでいる」「ワクチンにマイクロチップが」…現実のほうがよほど地味なのに、妄想はハリウッド超大作並み。
アメリカのQアノン(陰謀論がアメリカをむしばんでいると信じ込む勢力)、日本の反ワクチン界隈、選挙管理陰謀説…。気づけば、隣の誰かが「真実に目覚めた系YouTuber」に進化してる恐怖。冗談じゃなく、現実に暴力沙汰も発生しているので、笑いごとではありません。
C. 信じる者は、もういない
「あの人の言うことなら信用できる」なんて言葉、最近聞きました? 今の世の中、「誰が本当のこと言ってるか分からない」がデフォルトです。SNSもメディアも信頼ゼロ。
ごくごく普通なら左右対称の標準分布曲線となるのですが、今の世の中は劣化領域の左側に大きく膨らんでいて、右側がとてつもなくやせ細っています。これでは、まともな民主主義など機能しません。
しかも自分のタイムラインは自分好みにアルゴリズムで調味されてるから、違う意見は出てこない仕様。まるで情報の“偏食”。
現状の自分が抱く意見のみを強く信じ込み、”確証バイアス”はさらにひどくなり、昔で言う他者の意見になど全く耳をかさない”頑固ジジイ”化・・今の時代は若きも中年も老人も全員”頑固化”が顕著で同意見の囲いの有るSNS社会でマスターベーションしている様ですね!
その結果、みんなが小規模に分断されたバラバラな現実を生きていて、同じ国にいるのに「別の世界の住人」状態です。もはや異世界転生ものじゃなくて異世界分断もの。アメリカなど共和党と民主党が南北戦争(1861〜65年)の再発を起こしそうな雲行きです。
そんな世界に人を幸せにする利他心など働く訳も無く・・皆々、心の交流の無い、友愛による感動など全くない冷徹な自分第一社会になってしまった様ですね!そんな社会の中で、それでも生きて行く為には・・人は自分を捨てて生きる為に世の常識人(自分以外)を演じ続けなければなりません。
D. 専門家?はい、エリート様の陰謀ですね・・反知性主義がスタンダードな今の世の中!
「科学が嫌い」とまでは言わないけど、「気に入らない事実は陰謀だ!」って声が増えてます。
コロナワクチン、気候変動、進化論…どれも、エビデンスより“気分”が優先される時代。専門家が何を言っても「説教しやがって」「こっちは真実に目覚めたんだ!」と返される始末。
一方で、誰かのブログのスクショは神の啓示のように扱われる。Google博士の卒論より、LINEのチェーンメッセージの方が信じられてるとは。
E. 分断は経済も外交もガタガタに
こんな分裂した社会、経済もまともに動きません。「税金を何に使うか」で殴り合い、「公共事業」と言っただけで陰謀認定。内政が混乱すれば、外交でも足元見られるのは当然。
「あなたの国、国民が半分ケンカしてるみたいですけど大丈夫?」と外国から心配される始末。投資家たちも「こりゃヤバい」と財布の紐をギュッと閉めて去っていく。まさに分断インフレ+国家的スタグフレーション。
F. それでも絶望するには早い…かも?
とはいえ、希望がゼロかというと、そうでもありません。
人類は過去にも分断と対立を何度も経験してきました。そのたびに、なんとか「共通の現実」を取り戻してきたのです。しかし、それには膨大な殺し合いと云う痛みを乗り越えなければならなかったのです。
何度も繰り返された悲しき歴史から学び「ちょっと待って、お互いもう少し話してみようか」と言えるかどうか。たぶん、それが生き延びる鍵。しかし、現状は国家最高の議会でも全く議論はされていなくて官僚の書いた言語明朗意味不明のペーパーの朗読会と化している。ましてや、人々が心をめて違う意見を論じ合うなんて事は起きない。仮にやろうとすれば・・変人扱いの村八分となる。
でも、殺し合いを避けるには、この現状を変える事は不可欠、これには地道な教育と、誠実なリーダーシップが必要。残念ながら、「5分で解決!分断社会の修復法」みたいな魔法は存在しません。
おわりに:SNSより、まずお茶でもどうぞ
分断を止める第一歩、それは意見の違う相手に「まず一杯どう?」と声をかけることかもしれませんね。
ソースの違いでケンカするより、一緒にパスタを食べられる世界。ちょっとした勇気と、少しのユーモアがあれば、まだ間に合う──かもしれません。
さて、今日のディナーは、何味にしますかね?