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何処まで行っても電気自動車なんて3割以上にはならない!発言の正否

1. 日本メーカー、BEV戦争に、明確な意思を持ち孤立し背を向けている。普及率1.4%世界最低レベル(世界46位前後)、しかもその約8割は欧州BEV車

まずはこれ。世界が「次は電気で行こう!」と盛り上がっていたころ、日本の自動車メーカーは何をしていたか?ボンボン菌が蔓延して・・”BEVなど大嫌いだ!!!”が日本中に感染しまくった。

→ ハイブリッド(HV)に夢中だった。プリウス!インサイト!アクア!…いや、HVの技術は確かにすごい。でもそれに夢中になりすぎて、BEVへの準備はすっかり後回し。気がつけば、周囲はもうキャズムの谷を越えて電気主流で走っていた。

さらに、日本製BEVのモデル数は圧倒的に少ない。まるで寿司屋に行って「今日はマグロと玉子だけです」と言われたような寂しさである。しかもマグロも玉子も稀少だから値段は”日本人ダケ2倍”なんて言われちゃう。

2. 魅力がないのか、それとも…地味すぎ?
性能・デザイン・航続距離…すべてにおいて、日本製BEVはテスラやBYDに恐ろしく見劣りする。たとえるなら、みんながiPhoneで盛り上がっている中、一人だけガラケーを握りしめている感じだ。しかも600〜900万円前後の高級BEVか小型車より高くガソリン車の1/3しか走れない軽自動車しか選べず、「ちょうどいい今どきのミドルクラス」がごっそり抜けている。なんで極端なんだ、日本。

もちろん、日本人をBEV大嫌いにした主原因「リーフの呪い」を作った古いモデル408.1〜583.4万円は有るが・・いまさらねぇ〜て感じ。

注:リーフの呪い⇒あまりにも性能劣化が激しくて長距離不能(充電時間と走行時間が同じ)で下取り激安⇒売るに売れなくなった呪縛

3. ストレス無い充電はまだ遠い未来の話・・・実はこれも今では日本ダケの問題となっている。

BEVに乗るうえで避けて通れないのが「充電問題」。マンション暮らしだと自宅に充電器なんてまず置けないし、公共の急速充電器も少なくて、しかも使い勝手がバラバラで低性能。旅行先で「ここ充電できません」と言われたときの絶望たるや、温泉に来たのに源泉が止まっていたレベルである。

4. 慎重すぎる国民性も一因?
日本人の美徳「石橋を叩いても渡らない」がここでも発動中。「今はまだBEVは様子見」「もっと良くて安いのが出たら考える」と思っているうちに、気づけば海外勢が市場を席巻している。

情報不足も拍車をかける。「バッテリーって何年もつの?」「修理代って高そう…」という疑念が払拭されず、結局「やっぱHVでいっか」となる。スローガンではマルチパスウェーと叫びながらHV1本足のトヨタに頼りすぎるこの国の未来が、ちょっと心配だ。

5. だってハイブリッドが便利すぎるんだもん
プリウスやアクアのようなHVは、燃費よし、充電いらず、ガソリンもOK。いわば「便利の暴力」だ。しかも、日本ではHVに対する信頼が宗教レベルで、「BEVなんて充電が面倒くさそう」「停電したらどうするの?」という声が根強い。

不思議な事にプリウスを作る企業の経営者がプリウスの開発者本人に「プリウスなんて魅力が無い車はタクシー専用車にしたら!」なんて言われちゃうモノが日本人は大好き!のバカ売れ!

6. 国の支援もどこかやる気ナシ
補助金制度は「読んでもわからない官僚用語」で書かれており、手続きも謎解きゲーム。充電インフラの整備も一部の輸入車メーカー任せで、日本のメーカーは蚊帳の外。

なぜか「電力村」なるものが裏でにらみをきかせていて、外資系の高性能で便利な急速充電ネットワークに壁をつくっているという都市伝説まである始末。ほんとなら、電気自動車のくせに“利権”だけはガソリンくさい。

7. それでも希望はある…かも?しれない
輸入車メーカーは、日本市場にまだ希望を見ている。アウディやテスラはショールームを増やし、独自の充電ステーションも拡大中。日本人が本気でBEVを受け入れるには、以下の3点セットが不可欠だ。

@ 安心して使える環境(インフラ)
A 欲しくなるデザインや性能
B 無理のない価格帯・・・すでに中国ではBEVがガソリン車より安くて高性能

と・・一般的には言われているが・・実は‥”安さ”こそが普及のカギとなる事は貧しい国日本ならではの電気自動車普及の壁となっている。日本の多くのメーカーは中国ではBEVを日本価格の約1/2前後で販売中!

日本メーカーがようやく目を覚まし、動き出す気配もある。中国市場での売り上げ激減で尻に火が付き、現地工場存続の為だけに、中国専用の新型BEVを中国メーカーに丸投げし日本価格の半額以下で売り出した!それなりに売れ始めた様だ。しかし、丸投げだから利益が果たして出るかどうかは不明。

でもそのスピードは、BYDの加速に比べたら、おばあちゃんの三輪車並み。しかも、中国勢はAI自動運転、安価、高性能、魅力的なデザイン、高度な安全性と五拍子そろっており、ソフトハード共に日本メーカーの数倍先を行く。このままでは世界の日本市場がじわじわと“静かに侵略”されるかもしれない。

何度も申し上げるが・・私は中国が好きでは無い!確実に中国の独裁的な権威主義は”嫌い”である。

さて、「ガソリンの匂いが恋しい」と言ってるうちに、日本車の未来がバッテリー切れになる前に、どう動くか?それは、メーカーだけじゃなく、私たちユーザーの判断にもかかっているのかもしれませんね。と言っても日本には@高くて A低性能 B不便 C醜い・・BEVの選択肢しかない…地球沸騰化など俺は知らん!!!いや、やっぱプリウスでいいか。・・となる。