万博より遥かに重要なイベントが明日中国で開催される!
世界初の「人型ロボット・マラソン」、北京で開催・・・日本の大阪アホ博より最重要イベント
2025年4月13日、北京市の経済技術開発区(北京亦荘)で、世界初となる人型ロボットによるハーフマラソン大会が開催されます。「ロボットオリンピック」と名付けられたこの大会は、ロボット技術の実証テストであると同時に、開発企業が技術力を競い合う場ともなります。
競技ルール:技術と耐久力が試される
大会のコースは、人間のハーフマラソンと同じ21.0975km。参加できるのは二足歩行が可能なロボットのみで、車輪付きのロボットは除外されます。完全自律型でも半自律型でも参加可能で、事前のルートプログラミングも認められています。
制限時間は3時間30分。この時間内に完走するには、平均秒速1.67mの速度を維持する必要があります。しかし、これはロボットにとって簡単なことではありません。例えば、中国のロボットメーカー「宇樹科技(Unitree Robotics)」が開発したH1モデルは秒速3.3mを誇りますが、同じシリーズのH1-2は秒速2m以下と性能にばらつきがあります。
バッテリーの持続時間も重要な課題です。一般的な人型ロボットの稼働時間は2〜6時間とされていますが、高負荷の動作ではさらに短くなります。主催者は競技中のバッテリー交換を認めていますが、その間のタイムロスは避けられません。また、路面の起伏や横風、カーブなどの影響で転倒のリスクもあるため、ロボットの交換も可能ですが、1回につき10分のペナルティが科されます。
賞金と競争の魅力
優勝賞金は5000元(約10万円)、2位4000元(約8万円)、3位3000元(約6万円)と、決して高額ではありません。しかし、「完走賞」「耐久力賞」「人気賞」「歩き方賞」などユニークな賞も用意されており、企業にとっては金銭以上に技術力をアピールする機会としての価値が高いでしょう。
期待される有力ロボット現在、優勝候補と目されているのは、以下の6機種
@Unitree RoboticsのH1です。速度とバッテリー性能のバランスが取れており、過去の展示会でも米ボストン・ダイナミクスを凌ぐ性能を見せてきました。
A中国の新興企業「星動紀元(Robot Era)」が開発した「星動 STAR1」も注目株です。重量63kgながら屋外環境で秒速3.6mの走行が可能です。
B「北京人型ロボット・イノベーションセンター」の「天工(Tien Kung)001」も有力視されており、身長163cm・重量43kgの軽量ボディで時速6kmを安定して維持できます。
Cファーウェイ出身の「稚暉君」こと彭志輝氏が設立した「智元機器人(Agibot)」、押されても倒れないロボットで話題の「逐際動力(LimX Dynamics)」、
DEVメーカーの「小鵬汽車(Xpeng Motors)」のロボット
Eロボット掃除機メーカー「追覓科技(ドリーミー・テクノロジー)」など、異業種からの参入も予想されます。
ロボット技術の未来
米NVIDIAのジェンスン・フアンCEOは「ロボットは2〜3年以内に大きく進化し、自動車並みに普及する」と予測し、テスラのイーロン・マスクCEOも「自動車の10倍普及するだろう」と語っています。
中国はすでに世界有数の人型ロボット開発大国となっています。技術革新と国内の成熟したサプライチェーンにより、Unitree G1の価格は約200万円まで下がり、四足歩行ロボットは約20万円、将来的には6万〜8万円まで値下げされる見込みです。
北京のこのハーフマラソン大会は、ロボット技術の進化を体感できる貴重な場となりそうです。