« スーパーセルの空模様 | メイン | 有限の時の・・・質・・・ »

温故知新=歌を忘れたカナリア?

温故知新・・・過去の事実を研究し、そこから新しい知識や見解をひらくこと、となりますが今の時代はこの古い事、過去の英知をあんまり大切にしない世の中の様な気がします。色々な新しきアイテムやデザインが雨後の筍の様に出てきますが・・・私にはどれもおんなじに見え、価値を見出す事が出来ない昨今のプロダクトの様な気がします。

芸能界でも・・・みんな同じです。誰が誰やら良く解りませんし、感動するような芸が出来る芸能人と云う人が皆無の様な気がします。強いてあげれば価値を感じるのは玉三郎の様な歌舞伎役者位でしょうかね!普通の幼稚なティーンがごまんと出てくる団体戦の様な・・・なんとか48なんて言う団体などは・・・もう私にはゴミに見えてしまいます。私も世間受けを狙い・・・カラオケのレパートリーには入って居ますが誰が歌っているかは知りません。

最新の大手HMの家も・・・メーカーは違えども皆同じ匂いが鼻に付きます。これって果たして感情がある人間の住む空間だろうか???と疑問に思えます。

クルマだって最新の日本車は特に・・・全部同じに見えてしまいます。とにかく下品な感じで見るに堪えない嫌悪感を感じてしまいます。唯一、最近の新車の中ではスズキのジムニーだけは・・・それなりの哲学とアイディンティティーを感じて興味がわいて居ますので試乗をしてきました。しかし、70点です。それは・・パッションが感じられないのです。スズキの車は全般的に可もなく不可も無く平凡なのですが・・・ジムニーに足りないのは感動できる1オクターブ低いフェラーリの音なのです。ジムニーがフェラーリの音を出したら間違いなく私は買います。

日本の車全てに言える事は・・・音が悪いのです。レクサスの1500万円の車でも音が悪いのです。見た目はそれなりに良くなっているマツダの車もトヨタよりはマシですが音が最悪です。なぜになぜに音の先進国イタリアの技術者の助けを借りないのか不思議に思います。イタリアのメーカーは車を音が一番大事と設計をします。人間の五感の大切な部分ですから当然の事です。

昔のGTRの432のエンジンなどは素晴らしい音をしていました。出来ないのではなくやらないのです。

人間の五感・・・人間の五感による情報判断の割合

「味覚1.0%、触覚 1.5%、臭覚 3.5%、聴覚 11.0%、視覚 83.0%」

色々な研究がある様ですが・・・・見た目が一番大事、そしてその次は音、聴覚なのです。なのに日本人はこの音を大切にしないのです。

温故知新・・・昔の人は本当に音を大切にしました・・・

古くても感動ものの技術やデザインや音があるのに・・・何故にそれを大事にしないのか???不思議すぎます。人間も同じです、高齢者でもその研ぎ澄まされた感性を持ち続ける人と・・・愚鈍な人に大別されてしまいます。日本の高齢者は残念ながら感性豊かな素敵な高齢者は超極少ですね・・・

昔の車が慶びやパッションを感じさせてくれて車オタクのごまんといた時代は・・・エンスー「エンスー」とは英語のenthusiast(エンスージアスト)を略した言葉で「熱狂的な支持者」という意味を持ちます。自動車の世界でエンスーとは熱心な自動車愛好家のこと

エンスーは皆・・・感動できる音にこだわり自分の車の音のチューニングをしたものです。マフラーを変えたり、キャブを変えたり、カムシャフトを変えたり、インテークマニホールドやエキゾーストマニホールドを変えたり、削ってみたり、足してみたり・・・素材を変えてみたり色々いじくり回して納得が行く音をもとめていました。故にとても楽しかったのです、一日中ボンネットを開けて眺めているだけで幸せ感を感じたモノです。

しかし・・・数値だけを見かけだけを追い求めた現代の車には・・・楽しみは一つもありません。悲しい事です。本当に悲しい事ですね・・・

家創りも・・・温故知新・・・がとても大切です。本日のお客様の設計タイムについつい・・・家創りの温故知新・・・原点や目的を・・・熱く、熱く語ってしまいました。私の話を聞いてくれたご夫婦のお顔はなにかしら穏やかな笑みと、仲良し空気感を感じられたのはとても嬉しく思いました。

数値や見かけだけ追い求めると・・・一番大事なモノを見失いますよ!!!今の日本の大企業の様に・・・結果、衰退するという現実を見れば簡単に解る事です。

あなたは・・・何のために・・・家を求めるのですか???