補助金漬けの・・・思考停止
本日のお昼のTV番組で・・・軽量鉄骨のユニットハウスメーカーの工場見学の番組をやっていました。見るとも思わずに何の気無しに見て居たら・・・
あれで良いんだぁ〜〜〜・・・的な・・・超軽薄、超軽さを感じました。
家が・・・ニトリの家具と同じクオリティーマインドで作られていました。MDFと云う木くずを接着剤で固めた超極安の材料を多用して作られていました。
MDF
注:中密度繊維板(ちゅうみつどせんいばん)は木質繊維を原料とする成型板(ファイバーボード)の一種。 MDF(medium density fiberboard)と略称され、JIS A 5905が定める規格では、木材などの植物繊維を原料とし、ドライプロセスによって製造される繊維板(ファイバーボード)のうち、密度が0.35 – 0.80 g/cm3のものをいう。中質繊維板とも呼ばれる
木材チップを蒸煮・解繊したものに接着剤となる合成樹脂を加え板状に熱圧成型したものである。同じ木材チップ材を原料とするパーティクルボードや配向性ストランドボード(OSB)に比べて構成要素(セグメント)が小さく、表面だけでなく木口部分も平滑である
早い話・・・カーマの1000円程度で売っているカラーボックスの芯この材料です。
この材料なら・・・メチャメチャ儲かると・・・うなずきました。
それと同時に・・・メチャメチャ腹が立って来ました。それは・・・日本の材木を扱う人々や無垢材を扱う人々が何故?無垢材の良さを多くの人に伝えないか???どんなに良いモノでもそれをキチンと顧客様に理解をして頂けなければ・・・・ただのそこらのゴミより多少マシな程度のMDFと何ら変わらないと云う事になります。
政府は森林が豊かなこの日本の・・・木材と云う財宝を・・・生かそうとはしません、山は荒れ放題、働く人々を補助金漬けにして無思考のママ・・・そして知恵を使わない人々がお恵みの税金で命を長らえているそんな状態です。涙が出てきます。日本の伝統文化が・・・馬鹿な役人に駆逐されている・・・憤りです。
なぜ?そんな事になるか???ゴミみたいなMDFと・・・何十年も経て木材になる無垢材と・・・価値が同じとは、同じどころか・・・より多くを儲ける為に接着剤まみれのMDFを見えない所には多用する我が業界のモノ創りの哲学の低さ
なさけない
私はMDFを全て否定する訳では有りませン、適材適所で有ればそれはそれで可でしょう。例えば寿命の超短い店舗の内装下地とか、仮設建物とか、ただの空間充填材とか・・・そんな文化と呼ぶには適していない建築物には使えば良いと思いますが・・・
住宅と云う建築物としては一番難しい、一番奥行きの深い、文化的香りのする建物に例え下地と云えども使うと云うことは少々抵抗が有ります。確かにキッチンメーカーや設備メーカーの材料にもMDFは使われていますが・・・建築本体に使うと云う事は・・・私には超抵抗感が有ります。見えない所も、見える所も同じクオリティーで創ってこそ匠の仕事です。
集成材は確かに木の板を接着剤で貼り合わせています。合板も木のスライス版を接着剤で貼り合わせています。時代の要求なのかも知れません。弊社でも使わざるを得ません。なぜなら良質で安価な無垢材が山に放置されたままですから・・・無いわけですから使えないのです。コストをかけずに切り出し製品にする知恵が無いのです。否、考える事を放棄しているから・・・安易な外材、集成材になってしまうのかも知れません。
MDFは木くずを接着剤で固めていますが・・・かなりの割合でスカスカの空気層が材料の中に最大65%(木くず35%)も有ってもOKなのです。俗に云う集成材や合板は・・・その木材の充填率は、ほぼ100%と高くスカスカではないのです。
プレハブメーカーは・・・家は工業製品ですから合理的にトコトン利益追求をするのかも知れませんが?見え無い所は利益追求の為には最低のモノでも何でも良い的な考え方は・・・匠を束ねる私には不愉快です。
こんなペラペラな家を・・・凄い、凄いと見て居るコメンテーター・・・テレビとはこの程度の軽さ、薄さ、軽薄さなんです。
莫大な広告宣伝費・・・ウソも方便、さもあらん
莫大な補助金・・・努力放棄、思考停止、さもあらん
何が真理に近いか???真理を人はなぜ?求めるか???・・・
そんな事はどうでも良い世の中に向かっているのかも知れませんね・・・こんな考えに抵抗感を持つ私は時代遅れのガンコオヤジなのかも知れません。
まさに・・・孤高