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日本のインフラ崩壊という「不都合な真実」:今の政権では修復不能

日本のインフラ崩壊という「不都合な真実」:修復不能な未来を回避するための構造的分析

1. イントロダクション:私たちが直視すべき「静かなる危機」

ふぅ……(大きなため息)。現在の日本社会を俯瞰して、私はこの重苦しい吐息を禁じ得ない。私たちが今、直面しているのは、単なる一時的な不況や緩やかな衰退ではない。国家の屋台骨そのものが、音を立てて崩れ落ちようとしている「静かなる危機」である。

災害リスクマネジメントと労働経済学の交差点に立つプロフェッショナルとして、私は断言する。現在の日本が抱える「インフラの老朽化」と「現場を支える職人の激減」という二重苦は、私たちが長年信じてきた「起きてから直せばいい」という事後対応のパラダイムを完全に粉砕した。

かつての高度経済成長期や、震災からの復興を支えた「潤沢な資金」と「有り余るマンパワー」という前提条件は、もはやこの国のどこにも存在しない。

私たちが直視すべき「不都合な真実」とは、一度大規模な災害が発生すれば、この国は二度と元の姿には戻れない「復旧不能」のフェーズに突入しているということだ。インフラは限界を超え、それを直すべき「手」は失われた。

この構造的な欠陥を放置し続けることは、国民に対する「国家的なネグレクト」に他ならない。今回のブログでは、数字という冷徹な事実を突きつけながら、日本が陥っている破滅的なシナリオと、そこから脱却するための唯一の道を提示する。

2. 天文学的な規模:地球を何周もするインフラ網の老朽化実態

日本のインフラの規模を、読者は正確に把握しているだろうか。それは想像を絶するほど膨大であり、ゆえにその老朽化が意味するリスクもまた、個人の想像力を遥かに超える天文学的なものとなっている。

★ 水路と橋:命を繋ぐ「水の道」の崩壊 日本は河川が毛細血管のように張り巡らされた国である。日本全土を巡る水路の総延長は、少なくとも 約85万km〜100万km に達する。これは 地球を約21〜25周 もする長大なネットワークだ。

この膨大な水の道には、平均して数百メートルに一箇所、何らかの横断構造物・橋が必要となる。計算すれば、最低でも 200万〜300万箇所 、細かなものを含めればそれ以上の「橋」が存在していることになる。驚くべきことに、この天文学的な数の橋の 過半数がすでに老朽化 し、崩落の危機に瀕している。これらは目に見える場所にあるものだけでなく、山間部や農地の下でひっそりと寿命を迎えているのだ。

★ 道路:地球32周分の「動脈」の目詰まり 道路法に基づく日本の道路総延長は、 約129万km に及ぶ。これは 地球を約32周 できる長さに相当する。物流と移動の命綱であるこの巨大なシステムが、今、維持管理の限界を迎えている。ひび割れたアスファルト、崩れかけた法面、腐食したガードレール。これらすべてを更新するためのリソースは、すでに枯渇している。

★ 地下配管:不可視のライフライン、地球35周分の腐食 最も深刻なのは、私たちの足元に広がる「不可視の危機」である。道路の下には、上水道、下水道、ガス管といった主要な地下配管が、合計 約140万km以上 も埋設されている。これは 地球を約35周 できる長さだ。そして、その多くがすでに 法定耐用年数を大幅に超過 している。埼玉県の八潮市の大規模道路陥没を見るまでもなく、まるで見えない時限爆弾である。

これらのインフラの「過半数が老朽化している」という事実は、もはや日常的な保守点検でカバーできるレベルではない。先に示した、埼玉県八潮市で発生した大陥没事故を思い出してほしい。たった一箇所の陥没を復旧させるために、 300億円以上 の費用と数年という月日が費やされた。

もし同様の事態が日本全国で同時多発的に発生したらどうなるか。今の日本には、そのすべてを賄う金も、そして後述する「人」も存在しないのである。・・大地震等で日本中の多くの地域で同様の陥没が起きたとしたら、放置するしか現実的に何も出来ない。

3. 「人」がいない現実:激減する熟練職人とエッセンシャルワーカーの危機

物理的なインフラがどれほど精巧に設計されていても、それを維持・更新し、災害時に泥にまみれて復旧にあたるのは「機械」ではない。建設物の大半は今は大規模工場で自動化されて製造され、現場では組み立てるダケである。当然、職人は不必要となる。日本人の歴史的文化を軽視した、大企業大好きの金、金、金にしか興味が無い行き過ぎた商業主義のもたらした帰結である。

しかし、復旧や修繕は工場では出来ない!!匠の技を持つ生身の「人間」である。しかし、日本のインフラを支えるエッセンシャルワーカーという基盤は、過去40年間で見る影もなく衰退してしまった。

★ 大工:高度な技術の喪失 かつて、高度経済成長期の1980年代には、日本全国に 約90万人 の大工がいた。彼らは単なる作業員ではなく、日本の家屋と地域社会を守るキーマンであった。

しかし、現在は 約28万〜29万人 にまで激減している。わずか40年で 3分の1 にまで減ったのだ。この激減は、大規模地震で数百万棟の家屋が損壊した際、「直す人が物理的に誰もいない」という事態を意味する。

★ 土木作業従事者:約80万〜90万人 重機を操り、道路を拓き、堤防を固める土木作業員もまた、高齢化の波に洗われている。彼らの多くが引退を目前に控え、その技術を継承する若者はほとんどいない。

★ 配管工:約30万〜35万人 地球35周分の地下配管を守る専門家が、日本中にわずかこれしかいない。単純計算では1人の職人が4万q(地球1周分)の配管を直す責任を負う事になる。まぁ〜普通の小規模土木工事でも、安全上、最低5人の職人がチームを組んで仕事をするので、1チーム当たり20万q・地球5周分を直す責任を負う。誰がどう見ても不可能だ!しかも、彼らもまた高齢化が著しく、非常時に地下深くで漏水を止める術を持つ者は日ごとに減っている。

なぜこれほどまでに担い手がいないのか。それは現場が、いわゆる 「4K・5K」 と呼ばれる過酷な環境にあるからだ。 「きつい(Kitsui)」「汚い(Kitanai)」「危険(Kiken)」 という従来の3Kに加え、現場は常に 「暗い(Kurai)」 将来への不安に満ち、汚水や泥にまみれる 「臭い(Kusai)」 作業を伴う。

さらに、追い打ちをかけるのが昨今の 「地球沸騰化」 である。灼熱地獄と化した真夏の日本において、アスファルトの上や地下の閉鎖空間で作業をすることは、文字通り命がけだ。

これほど過酷な労働でありながら、社会的にも軽視され、侮蔑され、しかも賃金は驚くほど低く、生涯にわたって昇給の見込みが薄い「固定給」のような扱いが延々と続いている。しかもこれを行政や国家が主導しているのである。公共工事の入札人権費は・・コンビニのバイト君より低く設定されている。

命を削り、社会の基盤を支えても報われない。そのような仕事に、未来ある若者が価値を見出せないのは、個人の怠慢ではなく「構造的な必然」である。

4. 構造的病理:なぜ「事前改修」は進まないのか

壊れてからでは直せない。ならば「壊れる前に直す」べきなのは自明の理だ。しかし、日本という国家システムは、この明白な解決策を拒絶し続けている。そこには、根深い3つの構造的病理が横たわっている。

【政治・行政の無関心と意識の欠如】

最も深刻な病理は、政策決定者たちの「現場に対する圧倒的な無知」である。政治家や高級官僚の多くは、現場の実態を軽視し、「命令さえすれば、業者は即座に動き、工事は完了する」という傲慢な思い込みに支配されている。公共工事での行政の監督員は、超上から目線で超威張りくさって居る!!まるで業者は虫けら扱いをされる事が多い。私も若い頃経験済みである。

彼らは会議室のシミュレーションで満足し、実際に工事を行うための「人」と「重機」と「資材」をどう確保するかという具体的な実務能力を欠いている。巨大地震の連鎖を想定したシナリオはあっても、それを防ぐための「事前改修」に莫大な予算を投じる政治的決断力は、今の日本にはない。

【経済合理性と商業主義の優先】

平時における建設・土木・上下水道工事の全工事比率を見ると、 民間工事が3分の2 を占め、公共工事はわずか3分の1に過ぎない。しかも公共工事は予算不足により超低単価で、入札不調も多発している。資本主義の論理に基づけば、業者は当然、賃金の高い民間案件を優先する。

結果として、利幅が薄く、複雑な規制の多い公共インフラ工事は後回しにされる。 さらに問題なのは、民間工事と公共工事では施工ノウハウが全く異なるという点だ。民間マンションを建てる技術があるからといって、老朽化した複雑な地下配管を更新できるわけではない。この専門性の壁が、災害時の「民間からの支援」という幻想を打ち砕く。

【財政的限界と優先順位の誤り】

日本中に張り巡らされた地球数十周分のインフラをすべて更新するには、文字通り「天文学的な費用」が必要となる。今後30年で必要となる道路や河川などインフラの維持管理、更新費用は195兆円と国土交通省は発表した。年間平均6.5兆円である。

しかし、国家予算は限られている。この際、最も投資すべきは「地味だが不可欠なインフラの事前改修」であるはずだ。しかし、実際には目に見える派手なプロジェクトや、政治的な見栄えの良いバラマキに予算や食品の消費税ゼロ政策(年間5兆円減税)が優先され、地下の配管や地方の橋は常に「死角」へと追いやられている。

5. 社会的病理:エッセンシャルワーカーへのリスペクトの欠如

かつて、日本の職人は「匠」として、社会から絶大な敬意を払われていた。私が若かった頃、腕の良い職人は家づくりの絶対的なキーマンであり、施主も監督も「どうか良い仕事をしてください」と頭を下げて請うたものだ。

熟練の技術はそれだけの価値を持ち、順番待ちをしてでもその技を借りたいというリスペクトが確かに存在した。そして建物が完成した直後には、職人さんに感謝の真心を込めって、主要な職人さんを全て招待して大宴会(当時のお金でも予算50万円前後)を、お施主様の殆どは自発的に催してくれた。

しかし、現代の日本社会はどうだ。エッセンシャルワーカーを軽視する所か下に見て侮蔑迄する風潮はもはや末期的である。大企業の営業マンや現場監督が、職人を単なる「使い捨ての駒」や「付随物」として扱う様子を、顧客もまた冷ややかな目で見ている。本来、社会を根底で支えているはずの職人・匠人の地位は、今や「宅配やウーバーの配達員以下」と揶揄されるほどにまで失墜した。

このような「熟練の技術を蔑ろにする社会」が、その技術によって支えられているインフラを維持できるはずがない。私たちが彼らへのリスペクトを失った時、この国の物理的な基盤も持続性もまた、同時に失われたのである。現場の誇りを奪い、低賃金で酷使し続けた結果が、現在の「誰もいない現場」なのだ。

自動車や家電に良く有る・・直せない!・・塊ごと全部を新調するアッセンブリー交換しか残された道はない。しかし、今の日本国にも、日本人にも、その金は無い!!!

6. 複合災害という悪夢:想定される20年以上の復旧プロセス

もし今、南海トラフ4連動地震、首都直下地震、富士山噴火、あるいは千島海溝巨大地震といった巨大災害が同時期に連鎖して発生したら、一体何が起きるのか。年々起きる老化事故が30年分一度に同時に起きる事を意味する!!!インフラが破壊され職人不足、金不足で復旧しなければ、都市の復旧など出来るハズも無い。

日本政府の想定では「復旧までに20年以上」という数字が出ている。しかし、私はこの数字を「極めて楽観的な希望的観測」であると断言する。

なぜなら、この「20年」という期間の間、ただ、ただ、顧客は待ってはくれないし、生活も成り立たないし、さらに日本の気象条件が静止しているわけではないからだ。

地球沸騰化による気候変動は、今や日常的に スーパー台風 や 猛烈な豪雨 をもたらしている。大地震によってインフラが寸断され、瓦礫の山となった被災地に、毎年、これまで経験したことのない規模の水害や山火事、大干ばつが襲いかかる。橋を直している最中に堤防が決壊し、道路を通した翌日に土砂崩れが起きる。まさに、直しているそばから別の場所が壊される 「復旧不能ループ」 である。

金も人もいない現状では、一度壊れた場所はそのまま放置され、企業も海外へ流失し、移動できる能力の有る人材も生きる為に流出するしか、他に道など無い。破壊された地域そのも全部が粗大ごみとされ、日本という国は物理的に「縮小」していくしかない。

都市機能は麻痺し、被災した地方は完全に切り捨てられる。政府が具体的な政策策定や準備を怠っている間に、スーパー台風や豪雨や山火事と云う自然の理不尽な暴力が、私たちの生活圏を一つずつ奪っていく。これが、私たちが直面している現実的な未来予想図だ。

7. 結論:私たちが今すぐ踏み出すべき「防災の第一歩」

「壊れてから直す」という時代は終わった。もはや、そんな余裕はこの国には残されていない。都市計画を安全な都市計画に変更し、自然リスクの自己責任化を明確にしなければならない。

この絶望的なシナリオを回避するための唯一の処方箋は、発災前にインフラや建造物を「壊れない状態」へと改修しておくこと、すなわち 「安全な地域に住む」そして「事前改修」 以外に道はない。政治家も官僚も、この「不都合な真実」から目を背け、先送りを続けてきた。しかし、もはや時間は残されていない。

貴方に訴えたい。この確実な日本の近々未来の惨憺たる現状を知ることこそが、本当の意味での防災の第一歩である。「誰かが何とかしてくれる」という甘い幻想は捨て去るべきだ。また、貴方が幸運にも富裕層で金が山ほどあったとしても日本に居る限り何の意味もない。見知らぬ外国に逃げるしか他に方法など無い。

日本を支える現場がどれほど危機的な状況にあるのか、私たちの命を繋ぐインフラがどれほど脆くなっているのか。この現実を個人のリスクとして、そして国家の存亡をかけた課題として認識し直さなければならない。

金がない、人がいない、だから直せない。その言い訳を許し続けた先に待っているのは、緩やかな死ではない!突然の塗炭の苦しみ後の即死だ。今こそ、エッセンシャルワーカーへのリスペクトを取り戻し、すべての国家資源を「事前改修」へと振り向けなければならない。

さあ、どうする日本人。私たちは、このまま修復不可能な未来へと滑り落ちていくのか、それとも今この瞬間から、足元を固めるための強烈な痛みを受け入れての苦渋の決断を下すのか。

決断の時間は、もう、ほとんど残されていない。

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上記ブログの要約を動画にしてみました・・貴方にも是非見てもらいたいと思います。この動画は、限定公開と成って居ますが・・貴方が判断して、世の常識に洗脳されていない、確証バイアスに陥って居ない知的な人には教えて上げてくださいね!

以下そのサイトです。

https://youtu.be/zKFN6YWG19I