日本のエンジンは終わるのか?2026〜3年後?
マルチプッツンウェーの哲学:沈みゆく「内燃機関丸」で、タイタニックを踊る日本人へ
日本という国は、つくづく「美学」を履き違える天才だと思う。特に、製造業という名の聖域において、かつての成功体験という名の「呪い」を後生大事に抱え、沈みゆく船の上で「エンジンの鼓動が……」と感傷に浸る姿は、もはや滑稽を通り越してホラーである。
世界は今、私たちがガラパゴス諸島で「ハイブリッドは現実解だ」と合唱している間に、光速で書き換えられている。英国のスタートアップ、ハイドロヘルツ社が発表した『デクトラバルブ』を見ればいい。缶ジュースサイズの装置が、100kWhもの巨漢バッテリーをわずか10分で8割まで充電し、熱暴走を完璧に御する。
さらにはテスラだ。彼らは2026年、バッテリー界の「聖杯」とされるドライ電極技術を完全実用化した。巨大な乾燥炉を捨て、毒性溶媒を排除し、工場の面積をミニマムにして、安く、早く、大量の生産が可能になる。コストを2割削る。蓄電池性能も約2割程度向上するとの事。もはや自動車メーカーではなく、エネルギー製造の怪物と化した彼らが、用途別に4種の新型セルを撃ち込んでくる。
テスラの自社製造の4680電池 Gen 1(ウェット)vs 4680電池 Gen 2(完全ドライ)の比較
1. 性能・エネルギー密度の向上
エネルギー密度: Gen 1の約230〜250 Wh/kgに対し、Gen 2は300 Wh/kg超へ向上⇒(トヨタの目指している全個体電池と同等レベル)
・接着剤(バインダー)量: 約5%から1.25%〜2%にまで削減。その分、電気を蓄える成分を増量。
・電極の厚み: 100μm以上に厚くしてもひび割れず、活物質の凝縮が可能。
・構造的優位: 溶媒の揮発による微細な穴(ボイド)がなく、充放電がスムーズで劣化に強い。
2. 製造コストと効率の劇的変化
・消費電力: 工場全体の約30〜47%を削減(100m近い乾燥ラインの熱源が不要になるため)。
・設備面積: 溶媒回収装置や巨大オーブンが不要となり、工場面積を10分の1に圧縮可能。
・工程の転換: 「塗って乾かす」過渡期の技術から、粉体を制御する高精度な製造パラダイムへ転換。
具体的な金額・比率でのインパクト⇒セル単体のコスト削減(約18%〜)製造工程そのものが簡略化されるため、電池セル1つあたりの製造コストは約18%減少するとされています。
車両1台あたりの節約額(約5,500ドル)テスラ「モデルY」を例にした試算では、ドライ電極技術を完全に適用することで、バッテリーパックあたり約5,500ドル(約80万円以上)のコストカットが可能になると報告されています。
耐久性は2000回充電後も90%の性能を確保しているとの事である。1回充電当たり500q走行したと仮定すると2000回充電は100万qに相当する事になる。ICE車の耐久性の3〜5倍の距離が走行可能である。2023年の国土交通省のデータによると、タクシーの年間平均走行距離は約6万qで、一般車は1万q。AI-ロボタクシーとして稼働率が一般車の約10倍に上がったとしても平気で10年間以上使えるからとてつもなく最適化された蓄電池と言えよう!
設備投資効率
同じ生産能力の工場を建てる際、ドライ電極であればウェット方式に比べて設備投資額を約3分の1に抑えられるという試算もあり、メーカー側の投資回収スピードが劇的に早まります。
ドライ電極の最大の武器は、材料費の削減以上に「エネルギーを大量消費する巨大な乾燥設備」をまるごと捨てられることにあります。これにより、製品コストは従来の2割以上安くなり、EVの価格破壊を引き起こす原動力となっています。
3. 製造パラダイムの転換
従来の「ウェットな4680」は既存技術の延長線上にありますが、Gen 2(完全ドライ)は製造工程そのものを消去した別次元の製品です。既存のウェットラインを維持することは、デジカメ時代にフィルム乾燥機を改良するような「不毛な努力」になりかねないほどの差が生まれています。
このドライ電極技術の量産化によるコスト破壊が、今後の市場競争における決定的な分岐点になると分析されています。
一方で、我が国の現状はどうだ。未だに「内燃機関の火を消すな」という、情緒的な精神論が国策の根底に居座っている。 これは、デジタルカメラが世界を席巻している中で「フィルムを巻く指先の感覚こそが文化だ」と主張し、倒産していったかつての巨人と何ら変わりない。いや、もっと悪い。個人の趣味ならいざ知らず、この「技術的退行」を、国を挙げて、政党を挙げて「日本の強みを守る」という美名の下に正当化しているのだから。
この「問題先送りの芸術家」たちは、自分たちの任期さえ無事なら、30年後の日本が焼け野原になっていても構わないらしい。そして、さらに絶望的なのは、その「緩やかな集団自決」を選んでいるのが、他ならぬ私たち国民だという点だ。 日本が「ド衰退」している現実は、数字を見れば一目瞭然である。賃金は上がらず、少子高齢化は加速し、IT・AI・エネルギーの主要戦場では完敗を喫している。
それなのに、選挙になれば「現状維持」を謳う勢力に、私たちは圧倒的な支持を与える。これはもはや、茹でガニの宴だ。水温がじわじわ上がっているのに、「出汁が出ていい湯だな」と笑い合っている。
「悪慣れ」という言葉がこれほど似合う国民も珍しい。不合理な規制、無駄な中間搾取、そして世界標準から取り残されたガラパゴス技術の温存。これらすべてを「仕方ない」という一言で許容し、思考を停止させる。
AI-BEV(AI搭載電気自動車)は、単なる移動手段ではない。それは巨大な蓄電池であり、移動するコンピューティングリソースだ。テスラが『NC05』でロボタクシー市場を蹂躙し、エネルギーインフラの覇権を握ろうとしている今、私たちは「エンジンのピストン運動が……」と、化石燃料を燃やす鉄の塊に愛を注いでいる。その燃料は、100%海外依存だというのに。
この「温存」という名の「心中」は、あまりにも高くつく。 次世代の若者たちに、過去の栄光のゴミ溜めを押し付けてはいけない。私たちは、自分たちが信じたい嘘ではなく、直視したくない真実に賭けるべきだ。 今の日本に必要なのは、伝統の継承ではない。成功した過去の自分たちを、自らの手で葬り去る勇気である。
さもなければ、2030年の私たちは、テスラの自動運転タクシーに乗りながら、窓の外に広がる「かつての工業大国」の廃墟を眺めることになるだろう。その時、車内で流れるのは、きっと「あの頃は良かった」という、悲しい内燃機関のサンプリング音に違いない。
◆以上の様に日本メーカーは、得意なはずのハード製造業でも、伸びしろが皆無である。ただ、安いダケで現状は、それなりに売れては居るが・・この先の希望は無さそうな世界の趨勢である。
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そして大問題は、20年以上前から言われて来た、ハードからソフトへの移行がAIの進化と共に急速に変化する最終章に2026年は到達したという現実である。
ザックり・・ハードの価値は20%、ソフト価値が80%が商品力を決める時代へ確実に移行する。悲しいかな日本メーカーのソフト価値は・・ほぼ0点・・ひいき目に見ても10点以下である。それでコストが2倍以上、こんなモノを買うのはカルト教団トヨトミ教に洗脳された日本人ダケである。
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上記ブログの要約を動画にしてみました・・貴方にも是非見てもらいたいと思います。この動画は、限定公開と成って居ますが・・貴方が判断して、世の常識に洗脳されていない、確証バイアスに陥って居ない知的な人には教えて上げてくださいね!
以下そのサイトです。
https://youtu.be/RzQYDdfj0TI