”クルマ屋”大衰退の時代へ急速に向かう!
2026年以降、自動車の価値は「鉄」から「知能」へ移る⇒エビデンスデータから2・4・6年後を予測!
時代は環境時代・AI進化時代・価値の大転換時代・・自動車はAIに最も相性の良いEV化、BEV化に確実に向かう。
すでに北欧ではEVの普及率は70〜95%、欧州では30%前後、中国でも2025年末時点では60%弱(BEVは30%超)アジアでも20%〜40%へと2025年後半から急速に伸びている。全世界平均でも22%程度迄普及した。主要国でEV化1.5%なんて背を向けているのは日本ダケである。
それでも2025年後半から、テスラとトヨタのBEVは急速に前年比2倍以上に増えている。
2026年を境に、自動車の価値基準は明確に変わる。それは「燃費」「耐久性」「品質のばらつきの少なさ」といった20世紀型の工業製品価値から、AI自動運転・SDV(ソフトウェア定義車両)・データ連動型UXという!21世紀型の“知能価値”への転換である。
この変化は、もはや理念でも未来予測でもない。2025年時点で、世界の新車販売は約8,960万台、そのうちEVは2,000万台超。中国ではNEV比率が年間平均で47.9%、直近ではすでに6割弱に達した。さらに中国は輸出709万台と、量でも世界を制し始めている。
つまり「価値転換」は既に市場で起きている現象であり、2026年はその不可逆点(point of no return)を確実に超えていく!。
◆ 中国:2030年に「世界販売の主語」になる国!中国ブランドは2025年時点で、中国国内の乗用車販売3440万台(世界全体の38.4%)の69.5%を占め、世界販売でも約2,094(単独)〜2390万台(合弁含む)に達したとも言われている。
重要なのは台数そのものより、
@AI内製、A自動運転の量産適用、BSoC・OSの垂直統合がすでに「標準装備の競争」になっている点だ。
注;SoC(半導体)からOS(AI基本ソフト)までを、同一企業または同一グループが一気通貫で設計・最適化することです。
世界での中華ブランド車の販売実績(2025年)中国ブランド(自主ブランド)の乗用車販売台数:約 20,936,000台(前年比約16.5%増)との報道もある、これを元に今後を予測すると下記となる。
中国メーカー世界シェア推定推移・・A低位10%成長・B中位15%成長・C高位20%成長・AI予測。
2025年:現状・23.3%:約2,094(単独)
2028年:A・28.2% B・30.8% C・33.5% AI予測・30〜32%
2030年:A・34.1% B・40.7% C・48.3% AI予測・35〜38%
2032年:A・41.2% B・53.8% C・69.5% AI予測・40%前後
この成長は、BYDのような量産企業だけでなく、シャオミ、リープモーター、ファーウェイ連合のようなIT・AI起点のSoC・OSの垂直統合の“クルマ外企業”が加速装置になることで持続する。
中国メーカーは「自動車会社」ではなく、AIモビリティOS企業として市場を再定義している。米国:量は抑えつつ「価値単価」で生き残る!米国は中国ほど台数は伸びないが、AI・自動運転のアルゴリズム主導権を握り続ける。
◆ アメリカ;テスラの販売が伸び、AIロボタクシーが普及をして従来のアメリカメーカーGMやフォードのシェアを食う事になる。同様に、この米国・従来メーカーのシェアを食い苦しめる日本車・HVへの風当たりが強くなる。日本メーカーの米国生産車の販売抑制が起き!日本への日本メーカーの輸出が増大する⇒日本国内の生産減!!!テスラは米国メーカー故に非難は限定的。
テスラは販売台数以上にFSD(自動運転)とデータの蓄積で「1台あたりの稼働率を上げ課金型の価値」を上げる戦略に移行している。
推定シェア推移(米国メーカー)テスラの1台当たりのトータル収益は従来メーカーの数倍〜数十倍以上となる可能性大
2025年:17〜18%
2028年:13〜14%
2030年:12〜13%
2032年:11〜12%
台数は微減しても、ソフト収益で生き残る“少数精鋭型”移動ビジネスのAIインフラ企業になる。
◆ 欧州:ブランド力はあるが「主導権」は失う
ドイツ勢は2025年時点で中国市場シェア12.1%。電動化の遅れ以上に深刻なのは、SDVを外注せざるを得ない構造だ。推定世界シェアの推移(欧州メーカー)
2025年:14〜15%
2028年:14%前後
2030年:12%前後
2032年:10%前後
中国企業との技術提携が進み高級車は残るが、量の世界では主役になれない。
◆ 日本:最大の敗因は「価値の読み違い」
日本メーカーは2025年時点で世界販売約2,400万台(約27%)という巨大な規模を持つ。しかし中国市場ではすでに日本系シェアは9.7%に低下し、「売れているのに、価値の中心から外れている」状態にある。
日本車は今もハード品質、製造安定性、部品信頼性では世界トップクラスだ。だがSDV時代において、それは“前提条件”であって“差別化要因”ではない。
推定世界シェア推移(日本メーカー)
2025年:約27%←現状
2028年:22〜23%・・15%前後減←2025年比
2030年:18〜20%・・30%前後減←2025年比
2032年:15〜17%・・40%前後減←2025年比・・・トヨタ以外は全部ド衰退・合併不可避
トヨタは、台数はすぐには崩れない。だが新興国・若年層・都市部から静かに選ばれなくなる。さらに中国メーカーの激安高品質での日本進出により日本メーカーは確実にシェアを食われ現状の日本国内の日本車シェア94%は6年後には70%程度迄下がる事にもなるだろう。
2032年の世界:自動車は「走るAI端末」になる
2032年、世界の自動車市場は以下の様になる可能性が高い。
中国:量 × AI知能 × OS
米国:AI知能 × データ
欧州:高価格 × ブランド
日本:品質 × 過去資産・・・・この日本が誇る品質差も製造革命で無くなる可能性が高い。
問題は、日本だけが「過去の成功を現在の武器と誤認している」点だ。SDV時代においては、「壊れにくいクルマ」より「進化し続けるクルマ」が選ばれる。
結語:日本車は「負ける」のではない、「遅れる」
日本車が直ちに消えることはない。だが価値の中心から外れたまま売れ(売り)続けるという状態は、利益を殆ど出せない最も危険で、最も立て直しが難しい。2026〜2028年は、“まだ売れているうちに変われる最後の猶予”である。
この猶予をハイブリッドの延長、部分的なソフト内製、協調を装った先送りで浪費すれば、2032年、日本車は「信頼はあるが、選ばれない存在」になる。静かに、しかし確実に。