「マルチパスウェイ」と”『雪風 YUKIKAZE』”時代は被る
最近見た映画・Sony Pictures・”『雪風 YUKIKAZE』”・・多くの事を感じた!今も昔も全く変わらない愚かすぎる日本人の現実
https://www.yukikaze-movie.jp/
ソニー・ピクチャーズの技術的程度の低さである。今の時代は普通にAIがほぼ判別不能なリアルな映像を作り出すのに、とてもじゃ無いが特撮の合成映像が時代遅れ(30年前のレベルかもね!)でクオリティーが低すぎた。ソニーのAI技術など全く無いかもと云うレベルを感じてしまった。2023年のゴジラ1.0でリアル特撮は出来て居た事であり、AIで今では簡単に出来る事が・・大メーカーソニーでは出来て居ないと云う事実に・・日本の強烈な劣化度を感じた。
さて本題!「現実から目を逸らす才能」だけが進化した国で――EV論争に映る、日本人の危険な“悪慣れ”
「地球は沸騰している」。これは感情的なスローガンではない。IPCC第6次評価報告書、Nature Climate Change や Science に掲載されたQ1論文群は、きわめて冷静な文体で、しかし同じ結論を繰り返している。2023年を境に、地球は人為的温暖化の“後戻りできない領域”に足を踏み入れた可能性が極めて高い、と。もう議論の余地など無い!
もう議論の余地など無い!この現実は貴方も肌身で感じている事だろう!
氷床融解、海面上昇、熱波の常態化、生態系の不可逆変化。どれも「将来の話」ではなく、「すでに始まっている現在進行形」だ。にもかかわらず、私たちは不思議なほど落ち着いている。日本人が最も得意とする高度な能力――「現実を直視しない冷静さ」が、ここでも遺憾なく発揮されている。
「まあ、様子見でいいんじゃないですか」この一言で、日本はバブル崩壊も、少子高齢化も、デジタル化の遅れも、あまたの日本ダントツだった産業の衰退もどうする事も出来ずに衰退した。真のソリューションのすべてをやり過ごしてきた。様子を見続け、ジジイの権力者に忖度し続け、気づけば手遅れになり、「想定外でした」と丁寧に頭を下げる。世界的に見れば、これはもはや文化芸能の域だ。
BEV(電気自動車)をめぐる議論も、まったく同じ構図である。「EVは環境に悪い」「製造時のCO2が多い」「重いし、充電が遅い」。確かにそれらは、10年前の論文には書いてあった。だが科学は進む。残念ながら、日本の空気を読む速度よりも速く。
BMW、VW、テスラ、さらには中国メーカーを含む複数のLCA研究――Q1ジャーナルに掲載された最新のメタ解析では、BEVは約2万km走行時点でICE車の累積CO2排出量を下回ることが、ほぼ共通認識になっている。世界の平均的な廃車時走行距離は約20万km。つまりBEVは、その走行寿命の9割以上を「明確な環境優位」の状態で走る。この事実を前にしてなお、「結論はまだ早い」と言い続けるのは、慎重さではない。単なる現実逃避だ。
さらにAIロボタクシーやサイバーキャブが普及をすれば、稼働率は5〜10倍になり、その寿命走行距離は100万qも普通の事となる。AI-BEVは、ICE車と比して、その走行寿命の99%以上を「明確な環境優位」の状態で走る。
このエビデンスを無視する反知性主義者の確証バイアスで登場する魔法の言葉が、「マルチパスウェイ」である。多様な技術を否定しない。全方位で可能性を残す。聞こえはとても賢い。だが、Q1論文的に言えば、これは「時間制約下の最適解探索」を意図的に放棄している状態に近い。
気候変動対策は、技術博覧会ではない。残された時間が極端に短い制約付き最適化問題だ。AI時代に、全技術を平等に育てます、という戦略は、「どのアルゴリズムも尊重しますので、モデルは決めません」と言っているようなものだ。結果は明白で、何も収束しない。
水素燃料電池車は象徴的だ。技術的には美しい。走れば水しか出ない。だが現実は、水素ステーション152カ所、販売比率0.01%。これは「未来技術」ではなく、「インフラ依存型の実験装置」に近い。しかも水素価格は上昇し、走行コストはハイブリッドより高い。夢はあるが、現実解ではない。
一方BEVは、すでにAIと結びつき、車ではなく「エネルギー×ソフトウェア×データの塊」になりつつある。OTA、V2G、自動運転、ロボタクシー。ここで問われているのは、「どの動力が好きか」ではない。どの産業構造に未来があるかだ。そしてAIと最も相性が良いのが構造がドシンプルなBEVで有る事などアホーでも理解可能である。
それでも日本は、決断を避ける。政治は票を失う決断を嫌い、企業は既存資産の減損を恐れ、国民は「急な変化は不安」と言う。こうして全員が安心し、全員で衰退する。誰も悪くないが、結果だけは最悪――これが日本社会の完成形だ。
気候変動も、EVも、AIも、本質は同じだ。「変わらないことのリスク」を直視できない社会は、やがて変われないことそのものが最大の危険になる。
日本は、悪に慣れた。問題先送りに慣れ、説明責任なき楽観に慣れ、「まあ日本だから大丈夫」に慣れた。だが地球物理と熱力学は、空気を読まない。現実から目を逸らす才能だけが進化した国で、本当に危険なのは、EVではない。変化を嫌い続ける、私たち自身なのだ。――そしてこの事実に、まだ「様子見」で向き合う余裕は、もう残っていない。
日本の大企業(主に自動車・重電・素材)が「マルチパスウェイを今の形のまま継続した場合」の2年後/4年後シナリオをシミュレーションします。ポイントは一つだけです。「失敗」ではなく「じわじわ不可逆に負ける」未来になります。
以下の内容を示す前提条件(Q1論文ベースの共通認識)・・日本人以外は普通に理解している事!
【技術はS字カーブで進化し、一定点を超えると「非連続に勝者が固定化」BEV・AI・電池・半導体は 規模の経済+学習曲線効果が極端、中途半端な分散投資は、最も速い陣営に全敗する「全方位」は不確実性対応ではなく、意思決定回避として機能しやすい】。
この前提で見ます。
【2年後】2028年前後:「まだ日本は大丈夫」に見える、いちばん危険なフェーズ
@ 事業構造ICE/HV/PHEV/BEV/水素をすべて並行研究開発費は増えているが、1技術あたりの密度は薄い
BEVは電池:外部調達依存 OS:内製できず AI:実装は「支援レベル」全部やっているが、どれも世界2流、その場しのぎで安いOSを中国合弁企業から調達してごまかしている。
2025年5月21日に発表した新型「RAV4」「Arene:アリーン」と名付けられた、ソフトウェアを開発するためのプラットフォームの搭載、開発したウーブン・バイ・トヨタ株式会社の担当者によると、AIエージェントを搭載し、スマートフォンなみの音声検索ができるようになったとの事だが・・その後鳴かず飛ばず故に外部調達でその場を凌いでいる。
A 市場で起きること
世界BEV比率:35〜45%⇒中国・欧州・アジアではBEV+自動運転+AI統合が「標準」の6〜8割以上、日本メーカーは「品質は良いから普通へ」「でも高い」「ソフトが致命的に弱い」「安いダケで悪くはないが選ばれない」
B 社内で起きること(静かな崩れ)
若手AI人材が定着しない「水素が本命」「全固体で逆転」という社内神話が温存。評価制度は失敗しない人が評価され挑戦する人が疲弊、組織はヒラメ族と茶坊主で安定、思考は老化
C 社会の空気
メディア:「日本独自の道」政治:「多様な選択肢を尊重」国民:「急がなくていい」最も危険な“成功体験の残像”期
【4年後】2030年前後:選択肢が消え、「修正不能」になるフェーズへ、世界BEV比率:55〜65%⇒中国・欧州・アジアではBEV+自動運転+AI統合が「標準」の8割以上
@ 技術面(致命的差)
世界のBEVは電池コスト:▲50%価格半減 ソフト更新:週単位 自動運転レベル4以上が普通:先進地エリアでレベル5が商用化。日本はBEVは出しているが、AI(AGIが実現・普及)・OS・電池の主導権が全くない ハードを作る“下請け的位置”へ
A 事業収益、利益源だったICE、HVの部品供給が急速に縮小。BEVは利益率が低いし技術でも規模で勝てない! 売上は、それなりの日本の様な遅れた地域を中心にあるが、利益が出ない
B 水素・全固体の現実⇒水素:インフラ未整備、グリーン水素高コスト!商用化は限定用途止まり
全固体電池:実現成功しかし量産不可、コスト合わず「技術的には正しかった」が免罪符になる
C 人材・産業構造AI・ソフト人材や優秀な人財は外資へ流出、中国スタートアップへ。日本企業は人は多いだが「未来を作れる人」がいない 雇用は守れたが、産業は守れない・・それもフィジカルAIによりドンドン置き換えられつつある事が明瞭に判別可能となる。
D 国家レベルの結果⇒自動車輸出黒字縮小⇒部品サプライヤー連鎖崩壊⇒超円安為替でごまかすが限「静かな産業敗戦」⇒貿易赤字⇒日本国の信用低下⇒円安⇒物価高⇒金利高・・のスタグフレーション状態へ
なぜマルチパスウェイは致命的になるのか?Q1論文的に言えば理由は明確です。技術競争が線形ではなく指数関数+ネットワーク効果だからです。この世界で「全部少しずつ」は「最速の1本に全部負ける」という意味になります。
一言でまとめると2年後:「まだ行ける」と思える 最後の幻影4年後:「選ばなかったこと」が最大の敗因として確定的となり、さらなる貧困が増大する⇒日本車大好きの日本人の日本車の顧客の喪失が起きる!
結論マルチパスウェイは、技術戦略ではなく、日本社会がもっとも得意な“責任回避の様式美”です。決断しないことで、誰も責任を取らず、その代わりに 未来だけが確実に失われる。これは失敗ではありません。日本が最も慣れ親しんだ「成功しない成功」です。歴史上確実に何度も起きて来た「リープフロッグ」が劇的に起きる事実を無視した愚かな決断以外に無い!
軍隊とは日本国を守る為に存在している⇒その軍隊が1億総玉砕を命じた!冒頭の映画「雪風」にも表現されている。国民の居ない国家なんて存在しないのにも関わらずである。全部を守ろうとして何一つ守れなかった歴史的事実に通じるのが・・【マルチパスウェイ】・・である。
もし被害を最小限にするなら、今すぐに「どの技術が正しいか」ではなく、「どれに賭けて、何を捨てるか」を決めた瞬間からしか始まりません。
――そして、その猶予は、もう全く残っていない。
日本軍が情報戦に敗れ空軍(海軍・長年鍛え抜かれたパイロットの大損失)が大負けし、その後の戦闘で制空権が取れずに負けが確定した1942年6月ミッドウェー海戦、さらに、1942年(昭和17年)8月のガダルカナル島の戦いは、太平洋戦争開戦以来、日本陸軍が敗北を喫し、アメリカとの攻守が逆転するきっかけとなった歴史的な戦い後も3年間も無謀すぎる戦闘を継続した・・同じように、この無駄すぎる愚かすぎる3年を継続させてしまうのが【マルチパスウェイ】そのものである。
AI戦争も84年前のリアル戦争も全く同じタイムラインで進むだろう!さて、3年後を見てみよう!!