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見かけは、大きく違わなくても中身は全くの別物⇒「男子、三日会わざれば刮目(かつもく)して見よ」激変時代ですよ!

◆今から今後の時代は間違いなくAI時代であり、人類最後の発明とも称されている。AI力の差は3つの要因で起きる。

@ 優秀なAI開発人材・・AI開発とECU開発
A 大規模かつ高性能なAIトレーニングセンターの確保
B AIトレーニング用のリアルなビッグデーター

何れも莫大な投資金額が必要となる、その額は数百兆円規模・・1年に150兆円以上なんて投資規模である。1つのAI開発企業だけで投資額10兆円/年額なんて企業も最先端ではザラで普通に存在しているのが現在のAI競争環境である。

◆勝ち組企業の1つであるテスラなどは、上記の@〜Bは下記の様になって居ますよ。

@ 人財・・優秀な人財は年俸1億円〜+ストックオプション付き(5年も勤務すれば一生金には困らない)で世界中からかき集めまくって居る。超高性能ECUの設計開発、2027年頃にはHW-5(推定5000TOPS以上)AI5は現行のAI4(HW4-720TOPS)と比べて“ある種の指標で40倍”。計算能力は8倍、メモリ容量は約9倍、帯域も5倍や、さらにその上のAI6(数万TOPS?)その上のAI7(数十万〜数百万TOPS?・スパコン)それに使う高性能半導体迄自社開発をしている。

従来の研究では、自動運転レベル5の必要演算能力は1000〜1500TOPSと言われて来たが、それを遥かに上回る必要演算能力が自動運転レベル5のAIロボカー⇒AGIロボカーには必要になるのだろう。

現在中国でのBEVの最高ECU能力車は2500TOPSとなり、すでに発売もされている。日本メーカー製は数十TOPS程度、中国合弁の日本ブランド製BEVでも200TOPS程度しか有りません。

A 開発環境⇒先が霞んで見える様な巨大規模トレーニングセンターに超高性能なエヌビディアのたった1個の値段が数百万円する様なECUチップを数万個以上稼働させている。こんな超複雑で巨大なデーターセンターを着工から1年足らずで建設稼働をさせている。そして自社でスーパーコンピューターさえ保持している。

B 現在、自動運転のFSD用ダケでも65億マイル≒ 地球26万1千周分以上の走行データーを獲得して、超レアーケースに対応可能な開発している。毎月1億マイル(約1億6,093万km・地球約4,014周分)以上データーは増え続けて居て、データー量も加速度的に伸びていく。もうすでにテスラのFSDはエマージェント・アビリティー(爆発進化変節点)越えをしている。

本当にFSD-Vr14は毎週の様にアップデートされ、紛れも無い3カ月ひと昔の進化スピードですね!。

すでにテスラ車のAI4(HW4-720TOPS)とFSD14.2の組み合わせでは、周りの走行車両の動きを解析して走行車の10〜30秒先まで推測して事前安全行動をとれるようにさえなって居る。目の前の動物が、今後動くか、そのままその場所に居るかさえ判別する。下記に記載する従来のコード型自動運転”A”では出来ない事ですね!”B”のE2E型のAIで無ければ不可能ですね!

A:現在、自動運転技術の研究開発は主に二つの技術アプローチに分かれています。一つは従来からの「モジュール型」アーキテクチャであり、ライダーやレーダーやカメラ等を多数搭載して、物体認識、行動予測、経路計画、制御といった処理を事前のデジタル地図と、行動を規定するコードソフトを元に各モジュールで分担する方式です。この方法はシステムの可説明性が高く、日本をはじめとする多くの企業が採用しています。

B:もう一つが今後の主流になる「エンドツーエンド型」(E2E)と呼ばれるアプローチです。この手法では、カメラやセンサーからの入力データから直接、操舵角やアクセル/ブレーキ出力を生成するため、従来のモジュール型アプローチ(認識→予測→判断→制御)とは異なるパラダイムでシステム設計が行われます。

さらに今後のAGI以上のプラットフォームは全ての産業、AGI以上の恐ろしさは、”AGIが自ら普通に人間の様に思考する”と云う天と地ほどの差である。全ての人間生活のプラットフォームになる恐ろしさを日本人ダケが知らない。

◆テスラ以外の勝ち組AI企業も多少の差はあれ、テスラと同等の事を社運をかけて実行中ですね!

アメリカと中国がAIプラットフォームを獲得する事は間違いない近未来となります。

◆日本企業の現在のAIの実力値はどうなっているのか?日本最先端AI企業⇒チューリング

日本では日本AI企業最先端のE2Eの自動運転開発企業チューリングが日本企業や銀行の30社から2025.11月にたったの”153億円”の資金調達出来たと大騒ぎです。投資額の桁が2桁以上少ない悲しき現実ですね!

★現在のチューリングの実力は自動運転ソフトで無介入の運転持続が推定10分前後(5q走行分に相当)しか出来ないと推定される。この社長の目標は無介入走行時間を30分(15q走行分に相当)迄伸ばす事が今の目標だと数日前に発言していた。

★FSD-Vr14の人間が無介入で走行できる平均距離は5300㏕(約 8,530 km)に迄伸びたとの事です。ちなみに従来の1つ前のバージョンでは、その距離は460㏕(約 740 km)でした。この、1つのバージョン差で、いきなりの劇変11.52倍の進化を見てもテスラはエマージェント・アビリティー(爆発進化変節点)越えをしている事は確実です。

FSD-Vr14の人間が無介入で走行できる平均距離は5300㏕(約 8,530 km)でも、テスラの自動運転はレベル2+です。自動運転3では無いのですね!それくらいE2Eの自動運転開発は難しい事なのです。テスラの狙いは自動運転レベル3を飛ばして、いきなりの自動運転レベル4の実現(2026年中)なのでしょう。

既に開始されているベンツやウエィモ等の自動運転レベル3〜4の実現は、E2Eの自動運転では無く限定エリアのみ可能になる。「デジタルマップ+多数のセンサー+コードソフト型」なのですね!

山登りに例えれば、E2E式はエベレストを始めとする全ての山の登頂成功を1つのAIで一気に実現させる目標と・・

従来のセンサー+コード+デジタルマップ式は、豊橋の石巻山”限定”登頂との差とも言い替える事が可能です。1つ1つの山事に違うデジタルマップと、それぞれの山事のコードを書く必要が有ります。この方式はハードコストとソフトコストが高く汎用性が無く、普及までに膨大な時間がかかります。

さて、テスラと同じ方式のE2Eの自動運転の日本最先端AI企業⇒チューリングとテスラの差は・・人間無介入走行可能距離の差は現状1706倍の差が付いている事に成ります。

冒頭の@〜Bが殆ど無く投資額の桁が大きく違う!それでも現状、1703倍強いテスラと勝負するとチューリング社長のビッグマウスです。差は縮まるどころかエマージェント・アビリティー(爆発進化変節点)越えたテスラとの差は、さらに開くと私は思うのですが・・・貴方はどう思いますか?

◆トヨトミのアァ〜〜リーンなんて2200人余も人が居ても95人のチューリングにも全く実力で及ばないのですから、中国のファーウェー等の激安、自動運転ソフトとハードを買うしか無いのでしょうね!多分?

日本のメーカーの日産は、イギリスのスタートアップ企業Wayveと提携し、2027年から自社のProPilotシステムにAIベースの自動運転ソフトウェアを組み込むことを発表したと同じ様に、他の日本の自動車メーカーは例外無く他社に依存するしか道(能力)が無いのでしょう。

◆さらに、AIソフト分野での日本の一人負けだけでは無く日本企業が得意なはずのハード分野でも、中国やテスラ等々に負け始めています。特に蓄電池技術では、日本企業は見る影も有りません。

◆さらに、製造プロセスの工場のAI化やヒューマノイド化も、日本企業は殆ど進化していないのです。

◆原理原則をないがしろにして無視する日本のリーダー層の劣化度は、もう強烈な劣化をしている様ですね!

3〜5年後がとても心配です。10年後なんて、日本?そんな国が昔あったそうだね!なんて真の先進国の若者はつぶやいているかも知れませんね!貴方は、どう生き延びますかねぇ〜・・