トランプ関税後は1台当たりの赤字額は約▼48万円/台となる。
日本の2024年の米国向けの輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は9兆53億円の黒字、その内自動車は6兆1920億円(アメリカとしては同額の▼赤字)
方や日本は2024年、食料とエネルギー輸入で自動車の輸出の3.9倍で▼35.3兆円の貿易赤字となっている。2025年の日本のデジタル赤字は現在約▼7兆円、それが今後10年先には▼45兆円にまで増大する予測も経済産業省が出している。以下参照
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00138/052701769/
日本自動車工業会の統計では日本からアメリカへの自動車輸出は2024年に 1,350,761台で、日本の自動車輸出全体の3割に相当する。しかし、後でも述べるが全く儲かっては居ない。
2024年の日本から米国への自動車輸出における1台当たりの平均輸出単価は、約436万円/台となります。
2025年9月の米国の平均新車販売価格が5万80ドル(約750万円/台)と統計開始以来、過去最高との事
この日本車単価約436万円(アメリカ平均価格の58%)は円安の前も殆ど変化が無い!つまり日本の普通車は、物価が日本より2倍以上のアメリカ人にとっては日本車は日本人の軽四的な価格と価値イメージなのだろう。感覚的に日本車以外と比較して約4割引きになり安いから売れるダケ!それでも儲かれば良いが・・損して迄売る必要がどこに有るのだろうかね?貴方はどう思いますか?
トランプ関税のマイナス影響額がトヨヨタ自動車 今年度業績を下方修正 トランプ関税の影響は▼1.4兆円(2025年8月7日)としているので、トランプ関税前の2025年の通期の北米利益が約270万台売っても1043億円(1台当たりの利益はたったの3万8629円/台)しか無い事から、2026年では北米市場では▼1兆3000億円の赤字になる事を意味する。北米で約270万台売っての赤字だからトランプ関税後は1台当たりの赤字額は約▼48万円/台となる。
しかし、日本の自動車はアメリカ輸出では殆ど”利益を上げられていない”。つまり、日本はボランティアをしている。
トヨヨタですらアメリカでは関税前からほとんど利益が出ていない。アホトラ関税前でも1台あたり利益額わずか3万8629円、利益率1%。15%のトランプ関税をかけられれば、年間1.4兆円の赤字に転落する。なぜ値上げできないのか? 答えはシンプルだ。トヨヨタ車はトランプ関税前でも「安いから売れている」だけであり、アメリカには日本車の様な安いクルマ(日本で云う軽四相当)が他にないダケである。
日本人が未だに信奉する品質神話は日本国内でしか通用しない。明確なエビデンスデーターが有る!日本車はトランプ関税前でも1台あたり利益わずか3万8629円、利益率1%以下。
2026年ではトランプ関税後に北米市場では▼1兆3000億円の赤字になる事を意味する。北米で約270万台売っての赤字だからトランプ関税後は1台当たりの赤字額は約▼48万円/台となる。
さらに「米国の消費者は▼1兆6600億ドル(▼250兆円)以上の自動車債務を抱えており、限界に来ている」
アホトラ関税が今後物価を上げたり、金利を上げれば、もうアメリカで日本車はいくら安くても売れなくなる事が色濃い!アメリカの家庭は2〜3台持ちが普通であり、末端の3台目が日本車、苦しくなれば1台持ちとなり、後は必要に応じてウーバーや激安のテスラ等のAIロボタクシーを使うようになる。
アメリカ政府も借金をとてつもなく積み上げてしまった。2025年9月に▼37.6兆ドル(約 ▼5715兆円)という過去最高を記録、2024年、米国の国防費は1兆1070億ドル(168兆円)に達しています。 しかし、実はそれを上回る▼1兆1240億ドル(▼170兆円)が国債の利払い費に充てられています!
痛み切ったアメリカが日本の自動車メーカー等の日本企業がアメリカ国民から利益を得る事を許すだろうか!まさにアホトラ関税、85兆円の貢ぎ物の要求はそれを証明している。さらに米国の国防費は1兆1070億ドル(168兆円)の負担の一部(推定24兆円/年規模・GDPの4%相当・消費税10%相当)を現状に加算して日本に求める事など当然の事である。EUには5%を求めていて合意をしている。
もう2極化がとてつもなく進み80%国民は貧民化しているアメリカなどとは付かず離れずで・・適度な距離を取らないとドンドン痛み切った日本”6〜7割の日本人は生活苦”は、さらに搾取される運命である事など・・中学生でも解る事である。最悪!中国との紛争の最前線に立たされる事になる。
日本という国は、いつの間にか“痛み”を避けることに慣れすぎたようだ。政治家は「国民に痛みを与えない」と言い、国民も「自分だけは無傷でいたい」と願う。その結果、体の外側は無事でも、内側から静かに壊れていく――それがいまの日本の姿だろう。
アホトラと同様の価値観の右翼的思考の強い高市早苗氏の「積極財政で日本を元気に」という言葉も、聞こえは明るいが、元気になるのは莫大な借金だけが増え金利をもらう富裕層ダケかもしれない。円は1ドル=153円前後まで下落し、実質賃金は8か月連続でマイナス。5年前と比較すると2割前後も減少している。働いても豊かにならず、「頑張るほど疲弊する」社会になってしまった。
政府が金融も財政も握ろうとすれば、日銀の独立性は失われ、通貨の信頼も揺らぐ。円安が進めば、食料もエネルギーも値上がりし、生活はますます苦しくなる。それでも「何もしないこと」が政治の基本姿勢となった。痛みを伴う改革を誰も恐れているのだ。
2025年6月末時点の日本国債残高は▼1055兆7611億円(借金全体では▼1415兆円)、その内日銀はすでに日本国債を▼約560兆円も抱え、銀行が新たに買える余力は120兆円ほど。限界が近づいても「日銀が何とかする」と言い続ける。だが魔法にも終わりがある。日本国債増大で日本国の信用が棄損し円が暴落すれば金利は跳ね上がり、住宅ローンに苦しむのは私たちだ。
それでも、私たちは「仕方ない」と諦めてしまう。怒りを失った社会は、腐敗よりも静かに滅びる。“悪”を許したのではない。“痛み”から逃げた私たち自身が、国を壊しているのかもしれない。
日本は貧しさの痛みに耐え続けて自給自足率(特に食料)を高めて内循環型で賢くシュリンクする道しか残されては居ない!その意味でも国内農業のAI産業化で効率を2〜3倍にして自給率を9割程度迄高める事と自然エネルギー率を今の5倍に高める事は必須!だが自滅民党は真逆の政策である。
2024年の世界の貿易依存度ランキングでは日本は世界166位の35.16%である。これを輸入を中心に減らす事がとても重要ですね・・とにかく貿易赤字を減らし経常収支赤字国にならない事です。以下参照サイト
https://www.globalnote.jp/post-1614.html
今のド衰退の現実が日本の過去35年の殆どが自滅民党の衆愚政治の結論であり、それ以外の原因は無い!自業自得なのですね!
注:私に特段の政治的イディオロギーは有りません。原理原則とエビデンスに基づく第一原理思考が有るのみです。