誰しも自分の事は良く見える!しかし、データーは嘘を言わない!
「それってクルマですか?──魂のない鉄の箱に、愛を込めて」
梅雨時、ぼんやりと信号待ちをしていると、向かいに停まったドイツ車ポルシェ911の姿に引き込まれる。まるで彫刻。いや、あれはもう“プロダクト”ではなく“作品”だ。ふと我が国の主力トヨトミ車を見る。……働き者なのは分かるが、なんというか、「会議室で生まれたデザイン」感がすごい。無難すぎて、意味不明の無駄なラインが多くまるで人事部が考えたようだ。
日本車のデザインって、たとえて言うなら「母が雨の日に買ってくる割引のパン」みたいなものだ。腹はふくれる。味もまあまあ。でも、嬉しくはない。車も同じである。移動はできるし、壊れにくい。でも、振り返って「うわ、かっけぇ!」とはならない。下手したら、乗ってる本人も気づかない。
AIが世界の主要自動車メーカーをデザイン点数で格付けした。
1位フェラーリ・・98点──まさに走る芸術。
2位ランボルギーニ96点──見た目が戦闘機。
3位ポルシェ・・・95点──911という“伝統芸能”を現代に蘇らせた美。
で、日本? はい、三菱70点、スズキ72点、日産75点…トヨトミ、やっと80点。やったね!ギリギリ偏差値50超え!・・はい正規分布図の中央値の少し上の80点が一番良く売れるのです。中身スカスカで金だけ儲ける事に人生かけて空しくならない日本人!・・・リスペクトされるハズが無い。
50点から80点迄はそれほどのコストはかからない、そのコストを1とすると80点から90点までは5倍、90点から100点迄のコストと労力は100倍となります。
マツダだけが88点で一矢報いたが、「魂動デザイン」という中二病っぽい名前に照れてしまったのか、いまいち本気で売り込まれていない。それは安全性と中身がチープ、それに回す技術者も金も無い。いや、外観だけの魂は動いてるけど、売れ筋は動いていないのが現実だ。どこやらで多く見かけるデザイナーズハウスと同じだ!
何が問題かって、日本の自動車デザインは「出世コース」で描かれていることだ。人間関係に波風を立てない形状、安全な色合い、そして“部長が乗っても変じゃない”車高とライン。つまり、走るのは車体じゃない、稟議書のハンコが問題無く行列(10個以上?)可能な1点のみの社内政治だ。
その理由は簡単。日本のメーカーは、いまだに年功序列の“社内デザイナー育成”にこだわり、他社とのコラボや世界的デザイナーの登用を極力避ける。謎の「内製信仰」。デザインすら“年功序列”で決めているのか? だとしたら、あの奇抜なオラオラ顔の醜い大型グリルにも納得である。まるれ虚勢を貼る勘違い弱者のチンピラの様である。
しかもこの思想、ちゃんと根拠があるのがまた恐ろしい。部品は軽く、素材は安く、燃費は良く、修理は簡単。あらゆる局面で「いかに金をかけないか」に最適化されている。つまり、我々は「節約型モビリティ棺桶」に乗っているのかもしれない。エコだけど命にはエコじゃない。
それでも日本の自動車メーカーは自信満々である。「我々はコストカットの鬼であります!」いや、そこは「命の守り神」であってくれ。社内の昇進ルールには厳しいが、衝突安全には割とゆるいという謎の組織。それが“モノづくり大国ニッポン”の裏の顔である。
さらに、日本車が真に評価されている理由──それは「安くて壊れない(そこそこ)」の一点突破。まるで、昭和の薄給亭主だ。「家賃と食費は出せるけど、愛や夢はありません」って感じ。しかも今や、そのポジションすら中国車に奪われ始めている。BYDなんて、もう“令和の愛人”。安くて綺麗でテクノロジーにも強い。そりゃ奥さん(=日本車)も顔が青ざめる。
じゃあ、安全性は? ……もっと笑えない。
実際の死亡率データを見ると──
ボルボ:・・・・1〜2人/10万台(「死人が出ない伝説」付き)
テスラ:・・・・2〜5人/10万台。AIで事故防止も故障も予測してくれる。
そしてトヨトミは・7〜10人/10万台。
そう、何気なく乗ってるあなたの愛車は、ボルボの4倍、死ねる。もはや「省エネ」ではなく「省命」。
しかも理由ははっきりしている。
欧州車:「絶対にキャビン(生存空間)を潰さない設計」
日本車:「ぶつかったら壊れて衝撃を逃がす」⇒車の厚さが平気で1/3になっちゃっても平気な設計
要するに、家で言えば、欧州車は「壁は耐震等級3+2(安全率加算)」、日本車は「畳の下に段ボール」安いが一番!。衝撃は吸収してくれるけど、家がなくなる。
経営者たちはこう言う。「だってコストが…」「歩行者保護も大事だし…」でも本音は、「社長のボーナスが減るのは、もっと困る」だ。
そして、今もっとも深刻なのがAI自動運転。日本車は、世界が高速道路でハンズフリー運転してる横で、まだ「信号は赤です」と元気よくナビが喋ってる。しかも、業界幹部のコメントは「慎重に法整備を待っております」。いや、あなたたちの速度じゃ、法整備が追い越していきますよ?
しかも最近じゃ中国車の、BYDあたりが、「あ、デザインも良くしときました!ランボルギーニのデザイナーヘッドハンティングしました!」「ボディも硬くしときました」「世界最先端の自動運転も標準でつけときました」って全部のせラーメンみたいなことをやってきている。しかも価格は日本車より安い。
このままでは、「技術立国ニッポン」から「技術不感症ニッポン」へ格下げされるのも時間の問題。未来の教科書には、こう書かれるだろう。
“かつて日本は、自動車の王国だった。だが国産車は「なんとなく安全」「なんとなく売れる」を信仰しすぎて、未来ごと乗り遅れた”
そして、そんな車に今日も乗っている私たち消費者もまた、「なんとなく死ぬかもしれないけど、まあ安いし…」と目をそらしている。気がつけば、命まで“コスパ”で評価する社会になっていた。
【見つめたり、梅雨草伸びて、しずく落つ・・在りし日思い、涙落ちたり】
今日も、未来がひとつ流れ落ちた音がした。