300ページの専門書籍10冊分の価値情報を2915文字としました。
人類の歴史上、時代に逆らい成功した人も会社も組織も存在しません。そして時代は確実にAI⇒AGI(2027年)⇒ASI(2028年〜)へと最短の場合には進んでいます。(専門家のAI進化の意見はまちまち)
日本は衰退の方程式を過去30年余延々と繰り返し続けて来ました、そして最後に残ったのが自動車産業であり、現在1本足打法でこれしか残っていません。そして時代はAIの自動運転化とロボタクシー化です。
ロボタクシーには大きく2通りの方法があり、1つは(A)Waymoを筆頭にデジタル地図を用いるセンサーフュージョン方式(LiDAR+レーダー+カメラ+超音波)方式、2つは(B)カメラ映像のみの人工知能を用いるモノです。現在の主要なロボタクシーの状況は下記となります。(中国には下記以外に多数存在する)
一覧表まとめ
企業 開始年 車両価格(目安)
米国(A)Waymo 2018年(Phoenix) 150,000–200,000 USD・世界一番の実績有り!⇒東京で試運転中
米国(A)Cruise (GM)2023年(SF) 約50,000USD(Origin)
中国(A)Baidu Apollo Go 2021年11月(北京)約28,000USD(RT6)
中国(A)Pony.ai 2021–22年(中国主要都市)約42,000USD トヨタ共同開発(e-Palette等)
中国(A)AutoX 2021年1月(深圳) 非公表(改造車両ベース)
米国(B)Tesla (Cybercab)2025年6月22日(予定)30,000〜45000USD 未満(Cybercab・モデルY)
米国(A)Waymoは(LiDAR5台+レーダー6台+カメラ29台+超音波4台)合計44台⇒処理する情報量膨大
米国(B)Teslaはカメラ9台+AIセンサーのみ⇒処理する情報量極少⇒車両の価格はWaymoの1/5
現在世界には有望な自動運転開発企業が全部で26社存在するが・・その中に日本のメーカーは1社も無い。
自動運転に必要なAIを演算する車載の頭脳ECUの性能は下記となっている。同時に開発の歴史を表示
🔧 テスラ HW3(FSD Computer)のスペック2019年4月〜2023年中頃)
項目 内容
モデル名 Tesla Full Self-Driving Computer(HW3)
発表時期 2019年4月(Model S/X/3に順次搭載)
開発元 Tesla(自社開発 SoC)
演算性能 144 TOPS(トータル)
SoC構成 Tesla製チップ ×2(各72 TOPS)
消費電力 約72W程度(チップ全体)
Tera Operations Per Second(テラ・オペレーションズ・パー・セカンド)=「1秒間に1兆回の演算処理ができる能力」「1 TOPS」= 1兆(10¹²)回の演算を毎秒こなせる
TOPSの目安(イメージ)
用途 必要なTOPS(目安)
スマホAI処理 1〜10 TOPS
ドライブレコーダー 5〜50 TOPS
高度なADAS(車線・自動ブレーキ)50〜150 TOPS・・・・日本製の日本車の多くはこのレベル
都市部NOA(ナビ付き自動運転) 200〜500 TOPS・・・中国製造の日本車のレベルは200TOPS程度
高速道・街中完全自動運転 1,000〜2,000 TOPS
📌 補足
「144 TOPS」はINT8(8ビット整数)精度での最大理論性能。AI処理用のニューラルネットアクセラレータと、冗長性確保のためのデュアルチップ構成。実際の運用では1秒間に最大2,100fpsのビデオフレーム処理が可能とされていました。
「fps」=frames per second(フレーム毎秒)自動運転におけるフレーム処理の実際
自動運転車では、車体に複数のカメラが搭載されており、周囲の映像をリアルタイムで取り込んでAIが解析します。たとえば:
カメラの数 1台のカメラあたりのfps 合計処理するfps
9台(例:テスラ) 36 fps 9 × 36 = 324 fps
つまり、1秒間に324枚の画像を処理し、それぞれについて「歩行者は?車線は?標識は?他車の動きは?」などを認識・判断するわけです。
🔄 比較:Tesla HW3 vs HW4
バージョン発表年TOPS(合計)主な採用モデル
HW3 2019 144 TOPSModel 3/Y(〜2022)、S/X(〜2022)など
HW4 2023 750〜1,000 TOPS(報道値)Model S/X(2023〜)、Cybertruckなど
HW4はHW3よりパラメーター数は3倍に増加、Nvidia Orinと同等〜やや上の水準とされ、5〜7倍の演算性能TOPS向上を果たしています。
テスラのECUは現在ハード4モデル(HW4)で750TOPSである、2025年末のHW5ではパラメーターが4.5倍になると何TOPSのECUが必要になるか?テスラの自動運転ECU(FSDコンピュータ)は、現行のハードウェア4(HW4)で750 TOPS(Tera Operations Per Second)です。2025年末にはテスラの「パラメーターが4.5倍になると何TOPS必要か推定して見た」
🔧 前提:パラメーター数と演算能力の関係
AIモデルの**演算量(推論時の処理負荷)**は、パラメーター数に単純比例するとは限りません。
多くの場合、パラメーター数の増加に対し、演算量は1.2〜2乗程度で増加します。また、リアルタイム処理(30fps以上)を維持するためには、処理遅延を避ける意味でも、理論的な必要以上の余裕が必要。
📊HW4からHW5へのパラメーター増加は4.5倍、その時の 演算性能TOPS向上を3つのシナリオで試算
前提(増加率) 演算能力の推定増加 必要なTOPS
A. 線形増加(単純比例) 4.5倍 約 3,375 TOPS
B. 中間的(パラメーターの1.5乗)4.5〜1.5 ≒ 9.55倍約 7,160 TOPS
C. 高負荷(2乗に比例) 4.5〜2 = 20.25倍約 15,187 TOPS
✅ 結論(実用的な目安)
テスラのFSDモデルのパラメーターが 4.5倍に増加する場合、必要なECU演算能力は約 3,400〜15,000 TOPS と推定されます。実用的には7,000〜10,000 TOPS(Bシナリオ付近)が現実的目標ライン
これはNVIDIAの次世代自動運転用SoC(例:Thor 1000+TOPS)や、Teslaが将来HW5で想定している水準である。
2025年末頃にはテスラのHW5の頭脳性能は・・中国勢の5倍、日本勢の約10倍以上の能力を持つ事になりそうですね!貴方に問います!ハードからソフト時代へ、そしてソフト能力の差10倍・・これで日本企業は勝負になりますかね???