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日産のニュースは、間もなく始まる本編の“予告編”にすぎません。

日産って「へぇ〜大変なんだぁ」で済むほど、現実は甘くない。

最近のニュースで、日産の追浜(おっぱま)や湘南工場の稼働縮小や閉鎖が話題になりました。「へぇ〜日産って大変なんだぁ」と、どこか他人事のように流してしまった方も多いのではないでしょうか。でも、それ、けっこうヤバい反応なんです。

追浜工場は1961年から稼働し、約3900人が働いていました。湘南工場にも1200人。その2つが止まれば、雇用への直接的な影響は5100人。しかし、それだけじゃありません。日本の自動車産業は、ティア1からティア4までの多重下請け構造という“昭和の伝統芸”にどっぷり浸かっていて、完成車メーカー1人に対して下請けには10人以上が関わっているとも言われます。

つまり、下請けを含めると、影響を受けるのは約5万6000人。これ、ちょっとした地方都市の人口に匹敵します。しかも、これはあくまで“この2工場だけ”の話。日本全国で見れば、日産と取引する一次下請け企業だけで1895社、二次以降まで含めると1万7000社以上にもなります。関係する従業員数を想像するだけで、頭がクラクラしてきます。

日産は、ピーク時の年間580万台の販売から344万台に減ったにもかかわらず、従業員は13万人でほぼ据え置き。計算上は、過去の減産分を反映すれば5万2000人削減すべきところ、実際はそこに手をつけず、今回「2万人削減」と発表しても、まだ3万人以上が“過去の負債”として残ったままなのです。

つまり、「今、やっと2万人削減しても、焼け石に水」という現実があるわけで。

それでも私たちは、「日産、大変ね〜」で済ませてしまいがちです。だけどこれは日産だけの問題ではありません。今、日本の自動車産業そのものが、時代の転換点で迷子になっています。

世界ではEVシフトが当たり前になり、AIがクルマの頭脳を担うようになってきたのに、日本の多くのメーカーはいまだに「いいエンジンをつくれば未来も安泰」という“昭和の夢”から覚めていないようですね。自己洗脳の極致、自己確証バイアスの恐ろしさです。

2024年、日本の自動車産業の総生産台数は約2453万台でしたが、そのうち国内で売れたのはわずか17%。83%は海外頼み。しかし、利益構造は真逆で少ない17%の国内市場で自動車会社は利益の殆どを稼ぎ出しています。

今の日本人は米が2000円から4000円(普通世帯の約1カ月分のコメ消費金額)になったダケで国家を上げて大騒ぎ状態です。それだけ日本人が貧しくなったことの証明ですね!なんたって米が上がる前でも日本人の約7割が生活苦と答えている状態ですからね・・

今後も、貧しくなり続ける事が確実な日本人から日本の自動車会社は今まで通り”利益の殆ど”を上げ続ける事が可能でしょうかね?貴方はどう感じますか?

83%を売る外国がトランプ関税のように“自国第一”を掲げ始めたら?販売の殆どを外国に頼る日本型モデルは、いとも簡単に崩れ去る(赤字化する)かもしれません。

一方、工場は減っても、残された雇用はそのまま。利益は減っても、非効率な多重下請け構造は変わらず。そして政府はといえば、産業構造の転換には触れずに、補助金という“延命点滴”(実は未来の子供たちへの借金点滴)を打ち続ける……。

どこかのコントみたいですが、これが日本人ダケが先進国と信じ込む“先進国・日本”の現実です。

今、日本で自動車産業に従事する人は約558万人。そのうち、どれほどの人が「AI時代に、環境時代に、自分の仕事は対応できている」と胸を張れるでしょうか。答えは――かなり少ないはずです。

でも、みんな目をそらしてしまうんです。考えると不安になるから。「どうせ自分じゃ変えられないし」と。そうしているうちに、時代の方が先に、冷酷な答えを突きつけてくる。

「日本のやり方、もう通用しないよ」って。

日産のニュースは、その“予告編”にすぎません。だから、「へぇ〜大変ね〜」じゃなくて、今こそちゃんと向き合わなければ。

私たちの無関心こそが、日本最大のリスクなのです。

そしてこの現実は日本人は時代と共に産業のポートフォリオを変化させて来なかった付けを一気に払う事になりそうですね!

「真なる学び」の一番の本質は・・学べば学ぶほど、深く考えれば考える程、未来が見えて来る事なのです。未来が見える学び、それが「真なる学び」の本質ですよ!貴方に未来?クリアに見えていますか???