古すぎるクルマと云う商品を守り日本人が飢える社会へ向かう
環境時代に背を向ける日本の自動車産業の未来 〜オッカムの剃刀と第一原理を無視した代償〜
かつて日本車は「信頼と品質の象徴」として世界中で愛されてきた。トヨタのカムリやホンダのアコードは、頑丈で燃費も良く、「10年乗っても壊れない」とまで言われたものだ。しかし、時代は変わり、エンジン音が静まり返るEVの波が押し寄せている。アメリカ市場では、テスラ購入者の40%が日本メーカーからの乗り換えというのだから、かつての日本車のロイヤルユーザーも「静かな未来」に夢中だ。
ちなみに、トヨタのショールームで「未来のクルマはどれですか?」と聞けば、おそらく燃料電池車MIRAIのポスターを指差されるだろう。客は「いや、そうじゃなくて…」と言葉を詰まらせるに違いない。
なぜなら、客の求めを無視する彼らの未来図は「オッカムの剃刀」法則に反するほど複雑だ。ICE車、HV、PHEV、FCEV、水素燃焼自動車、新燃料車、と多くの技術を抱え込み、シンプルなBEVへの転換ができない。まるで、余計な引き出しを開けすぎて鍵をなくしたタンスのようだ。
日本メーカー全部の話である→中国市場での苦境
一方で、日本メーカーは中国市場ではさらに厳しい。2023年には新車販売の25%がEVとPHEVとなり、わずか2年でその割合は51%にまでに倍増した。日本メーカーの販売台数は前年比32%減少し、5年でシェアは半減。
対して欧米メーカーは9%の減少で踏みとどまっている。世界最大の市場で有り世界で最も成長している中国でシェアを失うと云う事の意味を日本人経営層は理解しているのだろうか!なんとお気楽な事である。
これはまるで、電車が発車した後にホームで「乗り遅れた…」と立ち尽くしているようなものだ。しかも、その電車は時速500kmのリニアモーターカーの駅に行く最終の普通列車だった。アホ過ぎるこの日本メーカーは、もう来ることは無い廃駅のホームで次の普通列車を待ち続けるのだろう。
日本メーカーは複雑な技術の混在を「強み」と呼ぶが、第一原理思考で分解すれば「単なる遠回り」「単なる無駄」である。シンプルなEVが求められる市場で、多種多様な技術の押し付けは、まるでフルコース料理を自転車のカゴに詰め込むようなものだ。食べる前に全部こぼれる。
フルコース料理なのに・・材料原価(開発費)は単品店舗の1/2以下・・美味しいハズが無い。それでもお客様が押しよしている不思議な光景が今の今!店主はご満悦、どうせ客などに味が判るハズがないと高笑い。
まるで昭和のインチキバーである。高級ウイスキーの空き瓶に激安トリスを詰め込んで売っている様なモノ・・どうせ酔っ払いにウイスキーの味など判る訳はないと・・(普通に良く有った事)
世界を席巻する中国EV
さらに、中国の自動車輸出は急拡大。2022年にはドイツを抜き、世界第2位の輸出国に躍り出た、そして2023年世界1位、2024年も中国が2年連続で輸出世界首位となっている。そのうち半分がEVというのだから、時代の変化は加速するばかりだ。2025年には欧州市場での中国EVのシェアが15%に達すると言われている。日本メーカーが得意で有ったハズのPHEVでもその性能差は中国製優位で約2倍と開いている。
さらにBYD等の中国メーカーは東欧、アジア、南米に工場を次々と建設し、攻勢を強めている。2025〜2026年には世界各地で製造販売が開始される。まるで世界征服を目論むかのごとく、その動きは止まらない。ベルリンのタクシーが全て中国EVになる日も、案外近いかもしれない。
彼らは第一原理で考える。「速くて安くて効率的」が市場の望みなら、それだけを徹底する。一方、日本メーカーは「良い技術はたくさんある!」と豪語するが、その「良さ」を引き算できず、結局使われない技術の墓場を作っている。
トヨタの燃料電池車MIRAIは、ほぼ11年前の導入以来、世界30か国全部で2万8000台しか販売されていない。・・この11年間での世界のクルマの総販売台数は約9.2億台である。トヨタの燃料電池車MIRAIは、約0.003%のシェアに留まる。さらに販売の殆どは展示用やディーラー用や関係者用やお役所用、五輪等のイベント寄付用と推定されるので・・一般人はさらに低い事は確実な事だろう。
日本メーカーの「目覚め」は遅かった?
もちろん、日本メーカーも目覚めないわけではない。トヨタは2030年までにBEVを250万台生産する計画を掲げるがトヨタの年次BEV販売目標の達成率は半減以下(売りたくても低性能過ぎて売れない!)、ホンダも200万台を目標にしているが道のりは遠い。新車のBEVを出せども出せども全部失敗している。しかし、ここでも問題は「スピード」と「本質的技術力の劣後」だ。
日産は電動化率を50%から55%に上げると意気込むが、世界が現在平均17%以上のシェアを持つBEVの波に比べると、世界のBEV先駆者としての影は超薄い!正確には全く売れていない!年々減少し歩みは逆回転。全く売れないのに120万円も値上げすると云う禁じ手を平気で行う経営層・・そりゃぁ〜経営危機になるのも当然である。
依然として日本勢はハイブリッドやPHEV、燃料電池車等に重きを置いているが、それは富士山の樹海に迷い込む様な複雑化した解決策の象徴だ。シンプルなEVが求められる時代に、あえて経済合理性の無い5つも6つも技術を抱えるのは「道楽オヤジの何でも屋」に過ぎない。現実を見ずに経営判断を先送りにしているに過ぎない!
そして時代はAI-ロボティクスの時代を迎え、製造革命が起きつつある、製造工数が1/2以下になり、工員が激減して、製造方式も激変して製造コストも1/2以下になり製造スピードも超速となる。テスラなどは1つのラインオフスピード現在35秒が2026年には1/7の5秒になるとの事である。BYDやGeelyの工場規模は台数当たりの工場面積は1/3以下の広さになっている。
そして時代はハードからソフトと云われて早20年余が経過した、その最終局面に2025年〜から数年間で到達する。SDVが当たり前になり、自動運転レベル3以上が当たり前、2026〜2027年には自動運転レベル4が当たり前!・・・2030年以降は自動運転レベル5が広く普及している時代へと向かう。
ロボタクシーの様なAIビークルのインフラ化が確実、この自動化不可避のビジネスモデルには構造がドシンプルなBEVが最適で有る事など・・中学生でも理解可能である。
デトロイトの悲劇は繰り返されるか
アメリカのデトロイトスリー、かつてのビッグスリーも同じような道を辿った。市場の変化に乗り遅れ、最終的にはシェアを大幅に失った。ポピュリズムで大統領になった、経済の法則を無視するアホトラがデタラメやり始めたのでさらに従来型のオールドエコノミー企業は確実に苦境になるだろう。
2024年の日本メーカーのBEV世界販売台数は約25万4,818台、世界全体の自動車販売台数(約8,800万台)の約0.29%に相当、日本メーカーのEVシェア予測は2030年でわずか2.5%と予測されているが、アメリカは13%、ドイツは23%。この差はもはや「テクノロジーの遅れ」ではなく「思考の遅れ」だ。オッカムの剃刀の法則や第一原理思考に背を向けた結果、余計な選択肢を捨てきれなかった代償である。
時間との戦い
日本のメーカーが目標を掲げていることは評価すべきだが、そのスピード感には疑問が残る。中国メーカーの台頭はもはや「急速」の一言に尽きる。猶予は少ない。もしこのまま歩みが遅ければ、日本メーカーもかつてのデトロイトスリーと同じ運命(アメリカシェアが半減)を辿るかもしれない。
そして中国のニューエコノミーメーカーの最新技術は欧州メーカーへと伝播し始めている!これは脅威だ!・・・テスラが狂人化したリーダー故に嫌テスラとなった私は「欧州メーカー+中国技術」を待ち望んでいる。
ビジネスモデルが同じ時代でも上記の様にビッグスリーのシェアは半減以下になった。今回はビジネスモデルが全く「異次元にワープする時代+地球沸騰化確実時代」だから・・・半減で済めば御の字!・・このままICE車(HV車等)に拘り続けたら消滅すらあり得る。
「乗り遅れた…」で済む時代は終わった。今や「立ち止まれば、消える」時代なのだ。さて、日本メーカーは、このシンプルな答えに向き合うのか、それとも余計な技術の引き出しを開け続けるのか…。リニアの駅に満身創痍で徒歩でたどり着いたとしてもリニアモーターカーは、待ってはくれない。・・貴方には乗る資格が無いと断じられる!!!
ここからは私の夢の中のお話です。
何が有ろうとも、トヨトミ自動車は不滅である・・なんたって世界の1.6%の日本人から世界総販売での総利益の83.1%(なぜか?本日の日本経済新聞には66%と低位に表記⇒それでも凄い偏在)の利益を上げる、素晴らしい”神がかりの企業”だからである。日本人は各駅停車の普通電車がリニアモーターカーより優れていると信じ込んで居る世界で唯一の民族だからである。
83年前には・日米のトータル差82.80倍・米優位でも・空腹に耐えながら本当は”深刻日本”を”神国日本”と信じ”鬼畜米英恐れるに足らず”と叫び続け自動小銃に竹やりで戦い確実に勝つと信じ必死に、そこらのおばちゃん全員が日本軍と共にトレーニングに励んだ民族だからである。
今の今の現実⇒現在のAI格差⇒3265倍・米優位、同等の差が中国とも付いている現実がある。
しかし、誰が何を言おうが日本人は”トヨトミ自動車は不滅である”どんなに劣勢でも勝つものは勝と信じ込んで居る!まさに歴史は繰り返す!ふぅ〜〜〜〜