嵐が来る訳ですから・・ちゃんと準備をしましょう。
A. 自動車関税発動と「トランプ・リセッション」の影響
アメリカでは「トランプ・リセッション」に突入する可能性が高いとの見方が強まっています。NY株価は依然として低迷し、物価高の影響で消費も不調です。
B. 日本の自動車産業への影響
① 日本は2024年に約422万台の乗用車を輸出予定。
② そのうち約3分の1にあたる137万台がアメリカ向け。
③ さらに日本メーカーのメキシコ工場やカナダ工場の生産分でアメリカ輸出分も25％の関税が付加
④ トヨタや日産はアメリカ販売分の約1/2をアメリカ外からアメリカに輸入、関税の影響は甚大、特にアメリカ工場の無い三菱自動車はアメリカ販売の8万台は全数が輸入
⑤ 追加関税25%が4月3日から発動され、日本の自動車産業に約13兆円の大きなダメージを与えると本日の日本経済新聞のトップ1面に出ています。労働者1人当たり233万8129円の売り上げ減になります。
C. トランプの関税政策は現実的ではない
① トランプは輸入車に高関税を課すことで、アメリカ国内生産を促進し、アメリカ車の需要を喚起すると考えています。しかし、この考えは現実的ではなく、関税の影響で輸入車の価格が高くなり、消費者が購入を控える可能性が高いです。
② 仮に多くの外国企業がアメリカの現地生産を増やす目的で現地工場を新設したとしても、その殆どが自動化率7～9割以上の最新のロボティクス工場となり、アメリカの雇用増大は限定的である。むしろ、生産性向上によりトランプ支持層のアメリカのオールドエコノミー既存製造業の商品が売れなくなる可能性が大である。
③ 輸入国は報復関税を発動する可能性があり、アメリカ車の海外販売やアメリカの輸出産業にも売り上げ激減の影響が出ると予測されます。
D. トランプの経済政策と株式市場の動き
① 3月27日には、日経平均が一時400円以上下落。
② トランプが関税政策を変更しないという見方が広がり、市場は不安定な状況にあります。
③ すでにトランプの政策により、アメリカのスーパービリオネア5人（イーロン・マスク、ジェフ・ベソス、マーク・ザッカーバーグなど）は合計31兆円を失っています。
E. アメリカ経済のリセッションリスク
① JPモルガンの予測では、アメリカがリセッションに陥る確率は40%、相互関税が発動すればそのリスクは50%を超えるとされています。
② UCLAアンダーソン経営大学院の教授は、トランプの経済政策が全て実現すれば、アメリカ経済は深刻な景気後退に陥る可能性があると警告しています。
F. 相互関税とその影響
① トランプは4月2日に相互関税を発表予定。相手国が課す関税率と同じ関税を課す方針です。
② しかし、詳細はまだ決まっておらず、どの国・物品に対して課すかは不透明です。
③ 相互関税が適用される場合、アメリカにとって貿易赤字国（特に日本）に大きな影響を与えることは間違いありません。
G. 「ダーティー15」とその影響
① トランプは、EU、メキシコ、日本、韓国、インド、中国などを「不公正貿易国ダーティー15」として名指ししています。これらの国々に対して、厳しい相互関税が課される可能性が高いです。
② 2024年のアメリカの貿易赤字は前年比14%増で、特に中国との赤字が目立っています。
③ 特にメキシコの全輸出の8割はアメリカ向けであり、メキシコの混乱が犯罪を爆増させて、その負の影響がアメリカにも及ぶ事になる。
H. 「チャイナ+ワン」の限界
① ベトナムなどのASEAN諸国は、アメリカとの貿易で依存度が高まっています。 しかし、トランプの関税政策により、これらの国々も大きな影響を受けています。
② 中国経済の失速と相まって、アメリカの貿易政策はASEAN経済全体にも影響を及ぼすと予測されています。
I. ウクライナ戦争と世界経済のリスク
① トランプとロシアのプーチンは価値観が近いのか、過去の商売のダークサイドが有るのか、ロシア寄りの姿勢が強い。同盟国さえ上回るロシア寄りの姿勢である。
② 戦争が続く場合、世界経済に与えるダメージが大きく、株価の暴落を引き起こす可能性が有るのは勿論の事、西側諸国の分断の深刻化も世界経済に与えるダメージは大きい。
J. トランプ政権の行動とその影響
① トランプ政権内には、関税政策に対してブレーキをかける人物はほとんどいない状況です。
② トランプは自らの政策を「天才的」とし、間違いを認めない姿勢を貫いています。
③ 結果として、リセッションが広がり、株価が暴落するリスクは高まっています。
④ 「天才」の全能感の落とし穴にはまったイーロン・マスク氏の激変弱者切り捨てで世の中は大混乱に陥る可能性も増す事は確実な事。
K. 現在のアメリカのトランプ氏、イーロンマスク氏も目的と手段を取り違えて、西側諸国がアメリカ離れを起こして中国やロシア等の敵対国に対して見方国を増やし結果的には・・アメリカの大混乱、株価暴落、大不況を起こす可能性が日々高まっている。
そんなアホーがもたらす災害級の大不況に対して貴方も私も準備が必要ですね！、モットひどい日本の政治屋に日本はもうボロボロにさていて・・リスク耐性余力など殆ど無い状態なのですよ！
何時も私が貴方にお願いをしている3つのゆとり、①経済的ゆとり、②時間的ゆとり、③精神的ゆとり・・この3つのゆとりを再確認してくださいね！嵐が来る訳ですから・・ちゃんと準備をしましょう。