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クルマの次には家に蓄電池+ソーラーとAI+自動循環システムが入る事になる

日本における電気自動車(BEV)の普及が世界と比べて著しく遅れていることは、多くの人が気にかけるべき問題です。現在、日本国内でのBEV販売比率はわずか1.62%と低水準のまま推移しており、ここ数年ほとんど変化がありません。一方で、世界各国のBEV普及率は着実に伸びており、15%から50%の現在の普及率と年率20〜35%程度の増加率の範囲で成長を続けています。

環境意識世界最低の日本人のBEV嫌いは世界の特異的な状態であります。直近のBEV比率は1.62%しかなく、ここ数年この低位の状態が継続中。BEV普及率も、まるで日本以外の国々は成長している過去20年間の所得上昇グラフや国家のGDP成長グラフと相似形(日本ダケは横ばい、世界は角度30度〜45度で右肩上がり)をしている様ですね。

2024年に日本国内で販売されたBEVの内訳を見ると、輸入車のテスラやドイツ車が約40%、日産の軽BEV「サクラ」が約40%を占め、合わせて約80%に達しています。つまり、現在の日本のBEV市場は、輸入車と「サクラ」だけで成り立っていると言っても過言ではありません。国内の大手メーカーから、消費者が魅力を感じるEVが十分に提供されていない現状が浮き彫りになっています。

かつて日本は、三菱の「i-MiEV」や日産の「リーフ」など、EV分野の先駆者でした。しかし現在、日本の自動車メーカーは競争力のあるBEVを生み出すことに苦戦(全く出来ない)しているように見えます。あるいは、日本の消費者がBEVの導入に対して慎重であり、既存のガソリン車(ICE車)を好み続けているのかもしれません。

世界では蓄電池の技術革新や製造コストの削減が進んでおり、2025年以降にはBEVの価格がICE車を下回ると予測されています。特に中国では、日産「リーフ・航続距離322q 4,081,000円〜」クラスのEVがリーフを上回る性能で150万円から200万円という手頃な価格で登場すると見込まれています。しかも、安全装備や自動運転機能が標準搭載されるなど、魅力的な仕様となっています。

すでに、中国のBYDが発売した日本の軽四サクラより大きな普通小型車「シーガル」は、日本円換算で147万円から180万円という低価格でありながら、305kmから405kmの航続距離を実現し、爆発的な人気を誇っています。生産能力の拡大とともに、東南アジアやBRICS諸国への展開も進んでいます。

軽四のニッサンサクラの性能と価格は下記
カタログ航続距離180 km、2WD、2,599,300円〜航続距離180 km、2WD、3,082,200円

私自身、地球環境を考え、次の車はBEVにしたいと考えています。しかし、日本の道路事情や生活環境に適したBEVがなかなか見つかりません。現在の候補としてはテスラが最有力ですが、日本の災害事情を考えると、家庭用蓄電システム(V2H)に対応していない点が致命的です。また、イーロン・マスク氏の最近の言動に対する懸念もあり、テスラを選ぶこと、応援する事に疑問が芽生えました。

実際、多くの人が同様の理由でテスラに対する評価を変えつつあり、その影響でテスラの株価は一時期の最高値から約40%下落しました。マスク氏の経営姿勢が、かつての顧客志向から「売ってやる」というスタンスに変わってしまったと感じる人も少なくありません。どんな成功者にも光と影があるものですが、現在のテスラはその影の部分(天才の万能感)が目立ち始めているのかもしれません。

そうなると、今の私には「本当に買いたい」と思える車が見当たりません。これも時代の変化の一つであり、「もはや個人が車を所有する時代は終わりつつある」というメッセージなのかもしれませんね。